滋賀医科大学ハンドボール部

滋賀医科大学ハンドボール部の日々ある出来事を紹介してゆく驚くべきブログです。皆さん、どうぞお立ち寄りくださいませ。

存在意義 raison d'e^tre ~わくです

2016年12月11日 11時36分02秒 | Weblog

こんにちは。瀧川若です。
最近とてつもなく寒くなってきました。滋賀が本気を出してきたなと思う今日この頃です。
でも、もう12月も半ばに差し掛かろうとしているんですね。もうすぐ2016年も終わりですか。
今年もいろいろありました。


僕自身ハンドボールlast yearで臨んだ6年目。
プレーの幅も広がったし、シュートのバリエーションも増えた。
チームのみんなとプライベートで遊ぶことも増え、仲もよく、チームのことがより好きになった。
しかし、ハンドボール以外の面での問題が多く、いろいろな方に迷惑をかけてしまって、自分的には後輩の面倒を見られているつもりでも見切れていないことを実感させられた。
最高のチームで臨んだ西医体を最低の西医体にしてしまった。
この夏引退するつもりだった。引退したら今まで部活でできなかったことができる。もっと他の部活の同回生と遊んだり、旅行にいったり、ボードに行ったり、ゆっくり勉強したり、淡路島に帰ったり、、、何でもできる。

でも、残ることを選んだ。
大好きなみんなに引きとめられたことは大きい。
みんなとまだ一緒に部活をしたいとあのとき思った。
でもそれ以上に、自分が7年目を続けて、チームを変えられるか、今まで見逃してきたこと、あきらめてきたことにぶつかれるか、チームを良くすることに責任を持てるか、不安で、続けることに躊躇していた。
けど、自分をよく分かってくれていて応援してくれる人の後押しもあり、覚悟を決めて、ここで逃げずに、7年目を続けようと思った。

自分がチームに残って、ハンドボールのこともチームのこともどんなことも、ひとりひとりに求め続ける。
自分はひとりひとりを見て、何を考えているか考えて、聞いて、ぶつかることが得意で、しかも今まで多くの先輩やOBOGさん、櫛田さんから受け継いできたものがあって、それを使って、このチームを良くする。
それが、僕が7年目を続ける理由であり、存在意義じゃないかと思う。



ともきキャプテン、めろ副キャプテンのチームになって3か月が過ぎました。
早いですね。
秋学連は初戦龍谷大学に言葉もでないほどのボロ負け。すけさんとかずまの穴の大きさを実感させられました。
その後も学連4戦目まで負けは続きました。みんなあきらめず、毎試合相手をビデオで研究し対策を練り、自分たちのビデオで反省し、幹部中心に毎練習を密度の濃いものにしてやっていました。その甲斐もあり、5戦目では前チームでは春に勝てなかった上位の大阪市立大に勝利し、6戦目では京府医に5年ぶりに勝つことができました。
自分がコートに立って、京府医に勝つことは初めてだったし、後輩に勝つところを見せられたのも初めてだったので本当に嬉しかったです。
秋医歯薬でも京府医を倒して、医歯薬を優勝したのは7年ぶりのことで、自分にとっても医歯薬初優勝でした。しかも、個人賞のおまけつきで、最高でした。

しかし、学連では4部との入れ替え戦で追手門に負け、3部から4部に降格。
秋医歯薬は優勝したものの、全試合ぎりぎりで、内容としてもいいものではありませんでした。
春の医歯薬では、関西医歯薬以外の強いチームもでてきます。

今のままの成長速度じゃ、絶対に遅すぎる。
学連中は今よりもっと死にもの狂いで、がむしゃらに前にすすめていた。
冬の試合の少ない時期で、今はフィジカルをきちっとつけることや、頭をつかってプレーして、成長速度をあげようとしているのはわかるが、みんなギラギラしたものを前面にだして、がむしゃらさも忘れないでほしい。特に、ともきとめろ。


ただ今年のチームはいいところもたくさん目立つと思います。
新チームをスタートさせるにあたって、プレーヤーもマネージャーもひとりひとり何かのリーダーになることを決めました。
下級生はなかなかリーダーシップをとりにくく、難しいと思いますが、金井がフィジカルリーダーとしてみんなの筋トレの管理をしてくれていたり、小林がブログリーダーとしてブログの更新を管理してくれていたり、また最近では青山がTwitterでブログの更新やハンド部の活動、スローガンを発信してくれていたり、さきがプレーヤーの一日ごとの栄養管理から体作りまで考えてくれ、行動してくれています。
他にもいろいろなリーダーが活躍しています。自分的には宮田がDFリーダーとして頑張ろうとしているのが個人的にはうれしいです。

まだどういうリーダーになればいいのか悩んでいる人も、やりたいことはあるけどやりきれていない人もいると思います。
ハンド部として、ともきやめろがやろうと決めたはずなのにやりきれていないことや、他のチームがやっていて絶対チームにとってプラスなのに滋賀医ではやっていないことに目を向けたらいいのではないでしょうか。
リーダーは、自分は〇〇リーダーだから、〇〇を頑張りますってだけではダメで、みんなが〇〇を頑張れるようになるには、みんなが〇〇について深く考えられるようになるにはどうすればいいのだろうって考えて工夫してください。そこにやりがいや、成長、おもしろさがあると思います。
全員がリーダーになって、チームのことを考えられるようになろうな。



この全員リーダー政策で、9月の月間スローガンでもある‘Leadership’を取り組むにあたって自分が大切だと思うことが二点あります。

ひとつは、なぜ全員リーダーをするのかです。
僕の解釈としては、全員がリーダーをすることで、全員が責任感をもってチームに関われるし、チームを良くすることを考えられるようになってほしいからだと思います。
でも、じゃあ、何でみんながチームを良くすることを考えられるようになってほしいのでしょう。
そもそもなぜきつい練習を、きつい筋トレを僕たちは頑張っているのでしょう。
なぜマネさんは自分たちがプレーするわけでもないのにサポートしてくれているのでしょう、サポートしているのでしょう。
部活をしていなかったら、他にやりたいことをもっとできるのに、なぜ何でしょう。
みんな部活に打ち込んでいる理由は違うと思います。
でも、自分が何のために頑張っているか、つまり目標は何で、その目標はどういう目的があって達成したいのか、達成のためには現在地から目標地点までの具体的な道のりについてみんな考えてほしいです。それがきっと苦しい時に妥協しない助けになると思います。


もうひとつは、誰が何をしてくれているかを気にしてほしいということです。
全員リーダー政策がはじまってから個々がいろんなことをチームのためにしてくれています。
その前からもマネさんはみんながプレーに集中できるように準備やサポートをしてくれていたり、幹部が身を粉にしてチームを引っ張ったり、主務や会計、学連委員が裏方としてチームを支えてくれていたり、部活を運営していくには色々な仕事があって、それをチームのために、いわば自分のためにしてくれている人がいるってことを気にしてほしいと思います。
目を向けてみないと気付かない部分もあると思います。
下級生のときはよく仕事をさせられました。
今仕事をさせる立場にあります。

誰が何をやっているのか知っていないと、やらせることはできない。
誰が何をやっているのか知っていないと、教えられない。
誰が何をやっているのか知っていないと、感謝できない。

そう最近思います。これがチーム力につながると思うのでみなさんも意識してみてください。



みんなに伝えたいことは他にもあるのですが、長くなっているので、また別の機会にしようと思います。


今チームになって、前チームのときより圧倒的に今年で終わりという気持ちが強くなってきました。

去年も引退するつもりでしたが、今年は去年と比べものにならないぐらい寂しいです。

明日が2016年の最終練ですが(自主練はあります)、オフが明けるともう1月。

みんなと部活をできるのもあと7か月ほど。

将来医者になるうえで、自分のキャリアに全く関係してこないであろう部活動。

練習や筋トレにここまで打ち込めるのも、残り50年ぐらいの人生の中でラスト7か月ですかね。
悔いなく、やり切りたいと思います。

残りの時間で、自分がもらったものを後輩たちに残していきたいと思います。



僕がハンドボールを頑張る理由は、今年引退する健太郎、宮田を西医体優勝で終わらせてあげたいから。
一番長く一緒にプレーしてきた健太郎、宮田、そして奥田とともに僕らが最上回生のこのチームで、西医体優勝をつかみ取り、後輩たちにその光景、その喜びを味わわせてあげたいから。
そして、幹部でとくに頑張っている、ともき、めろ、まゆ、いろは、はるか、みさき、みのりのためにも優勝したい。来年大分で嬉し涙を流させたい。
そのためにも僕は‘本気’で頑張るし、自分の幹部の時のスローガンである‘チームを本気にさせる’ということを胸に、残り7か月やっていこうと思います。

僕はチームスタート時、リーダーというよりは、幹部の敵になって嫌われてでも幹部を育てるというテーマでした。
今は幹部だけではなく、全員とぶつかっていこうと思います。
変に不器用なため、言い方がきつくなる場面が多々見られますが、愛ゆえのことですのでチームのみなさま御了承ください(笑)

ということで、僕はあらためまして、Level upリーダーになります。
各リーダー&幹部、後輩の面倒を見ていきます。
各々リーダーたちがどうすればLevel upできるか、どういうことをしてほしいか、求める。
チームとしての決め事ややろうとしていることができていなければ僕のせい。
厳しい目を持ちつつ、できているかできていないかを見ていく。
みんなにハンドのことも求めるし、それ以外のことも求める。
後輩を育てる、考えさせる。
幹部には今までどおり、いや、それ以上に厳しく、求めていく。
今までとやっていることは基本的に変わらないけど、自分自身さらにLevel upさせるためにもこのリーダーになろうと思います。

西医体まで止まることなく、全力疾走で頑張っていきましょー‼‼


少し早いですが、今年もありがとうございました。
来年も滋賀医大ハンドボール部をよろしくお願いします。
それでは、よいお年を。