ユーロな日々

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ここからは何が起こるかわからない [ポルトガル×ドイツ 1-3 euro2008 順々決勝]

2008年06月20日 | Euro 2008

誰がポルトガルの敗退を予想しただろう。
昨日に続いて、またサプライズ。
ポルトガルは焦りから、後半ふたたび失点し、時間がなくなっていくのに、ボールを中に放り込む単調な攻めを繰り返し、ことごとく高いドイツに跳ね返された。
後半35分過ぎからやったように、ドリブルで切り込んだり、ワンツーや細かいパス回しで、バルサやマンUがやるようなプレーをすべきだったのに、遅すぎた。
やっと40分をすぎたところで2点目を決めたが、もっと早くああいうプレーを始めていたら、ドイツはついていけず、混乱しただろう。
先に失点した展開で、焦りが生まれ、本来の、自分達のサッカーができなかった。
逆にドイツは、ゲーム開始から、これまでとは見違えるスピード感あふれるプレーをした。ゴメスを外し、ポドルスキーとシュバインスタイガーを3トップのようにプレーさせたことがはまった。
ペペ、カルバーリョの最終ラインを切り崩した先制点で、気が乗ったろう。
そしてシュバインシュタイザーのゴールに向かっていく鋭いFK。そこに大男達がなだれ込んでくる。いかにもドイツらしい攻撃。しかし、1点はしかたないが、ほとんど同じパターンで2失点してはいけないだろう。ドイツの迫力に、ポルトガルは気持ちで負けていたのではないか。
クロアチアに翻弄されたドイツ、”でくのぼう集団”とまであのときは思ったが、今日はまるで違うチームだった。
ポルトガル、オランダ、スペイン、クロアチアがセミファイナルに進むと予想したが、早くも番狂わせ。
こういう大きな大会が決勝リーグになると、何がおこるかわらない。
強い精神力がなければ、本来の力が発揮できないのだろう。

[ポルトガル×ドイツ 1-3 euro2008 順々決勝]