ユーロな日々

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偉大なるトルコに、日本代表は学ぼう [チェコ×トルコ 2-3  euro2008 グループA]

2008年06月16日 | Euro 2008
ゲーム開始から時間が経つにつれて、トルコを応援し始めていた。
 彼らが勝てるなら、我が日本代表にもできる、という思いがあったし、トルコの選手のみならず、国を挙げての熱いマインドには、学ぶべきところ大、というのもあった。 半眼贔屓なせいもある。
 でも2-0のまま、後半、時間が過ぎていくに中で、諦めの気持ちが心を支配しはじめていた。
 だが1点を返して、トルコの選手たちは生き返り、どんどん熱くなっていった。
 チェコの選手が中盤でつぶしにいかず、べったりと2列のラインを形成して下がったのを見て、こんなことで逃げ切れるわけがないと思った。
 ブリュックネルはそれを修正しなかった。
 彼が真の名将かをいえば、そうは思えない理由はこのへんにある。 ポルトガル大会の準決勝で、ギリシャに敗退したときも、動くか動くかと思っていたら、結局何もしかけずに終わってしまったことが忘れなれない。

トルコは結局、6、7分で2点を挙げて逆転したわけだ。
 ツエフのミスには驚いたが、ニハトが諦めず、抜け目なく、狙っていたこと忘れてはいけない。
 そうして3点目のスーパーシュートは、そこまでの流れ、ムード、何かの力が、彼に打たせたのだ。
 あの直前に、運命は決まっていたのだろう。
 ここまでで、今大会のベストゲーム。

日本も選手の力という点では、こういう偉業を達成できる可能性はある。
 国をあげての、勝ちたいという意欲、そのためにはいかなることでもやろうというムード、小役人のような協会関係者を許さない世論、そいういうものがれば、トルコに追いつき、追い越すこともできるだろう。
 頑張れ、トルコ。

 [チェコ×トルコ 2.-3  euro2008 グループA]