ユーロな日々

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ドログバの手記

2008年06月17日 | Euro 2008
今日発売の週間サッカーマガジンを立ち読みしたら、ドログバの手記があった。
ファイナルでの一発レッドについて、激しいファウルを何度も受けているうちに、感情が制御できなくなり、やってしまったのだと深く後悔していた。
ロッカールームで、絶望感に打ちひしがれてテレビ画面を見ていたこと、ロッカールームに戻ってきた選手たちと顔を合わせることができなかったこと、その夜も次の夜も眠れなかったこと、様々な思いが脳裏を交錯し、苦しい時間が続いたこと、そのあと故郷のコートジボワールに帰って、やっと少し心の痛みが癒えたこと、等々が語られていた。
モウリーニョは慰めの言葉を伝えてきたそうで、ありがたかったと語っている。
しかし移籍先は、なんと古巣マルセイユが一番の望みなのだという。
ミラン、インテル、マドリー、バルサからはひっきりなしに連絡があるが、急ぐつもりはなく、信頼する代理人と相談しながらゆっくりと決めつもりだと結んでいた。

真のフットボーラーだし、熱い熱いハートをもつアスリートだ。
古巣への思いなどから温かい人間も感じられる。そしてこの手記の語り口も、非常に理知的だ。
マルセイユが移籍金を準備できるわけがないことは、もちろんドログバにもわかっている。
ユーロが終わったあと、決めるのだろう。
イブラヒモビッチがいるからインテルにはいかないだろう。若い頃はミランが憧クラブだったよいうだが、CLに出場できないチームを選択するのだろうか。エトーは親友だから、彼に冷たかったバルサにも気がいかないのではないか。すると意外に、マドリーという選択肢があるかもしれない、と思うのは虫が良すぎるだろうか。