レフリーには、レッドカードを出すのではなく、ジュリのゴールを認めて欲しかった。
プレーは流れていて、正当なゴールだったろう、に。
アーセナルが10人になったことがバルサには不利に働く、という気がしたが、やはりそうなった。
アーセナルはディフェンシブになってしまい、ペナルティエリアの中に要塞を築いた。
バルサにとっては、互角の殴り合いのほうが、はるかにやりやすかったはずだ。
アーセナルにはカウンターしかないが、数少ないチャンスの場面で、アンリが決めてしまうような予感がした。
実際には、ペナルティエリアのすぐ外からFKというチャンスの場面だった。
蹴るまえから、バルサのディフェンスが薄い、なぜもっと多い人数をかけないんだ、と不安が」よぎった。
そしてキャンベルは簡単にフリーになり、ゴール左隅にボールを沈めた。
予想通りの、最悪の展開だ。
そしてついいに後半30分、エトーが、エトーらしいプレーで、ゴールを割った。
アシストはラーション。
これでアーセナルは少し気落ちし、バルサは生き生きとしてくる。
バルサは、ペナルティエリアのすぐ外から、いろんなボールを放り込み、いろんな選手が侵入していった。
そして、ディフェンス陣は止められなくなる。
まさにバルサのフットボールだ。
またもやラーションが出したボールを、飛び込んできたベレッチがゴールに叩き込んだ。
こうしてバルサはビッグイヤーをとった。
しかし、素晴らしかったのは、アーセナルのほうだろう。
あと5分持ちこたえていれば、バルサはますます焦り、自滅したかもしれない。
ハンディキャップが早い時間でついてしまったことは、残念だった。
しかしレフリーは責められないだろう。
レーマンは確かにエトーの足をつかんだか、つかもうとしていた。
そのあともレフリーはカードを乱発することなく、冷静にうまく、ゲームをコントロールしていた。
ロナウジーニョは倒れすぎだった。
カードを欲しがる素振りも多すぎた。
レフリーはそれをよく見ていた。
バルサは誰かひとりのチームではない。
強さの理由は、トータルフットボールだ。
それを最後には見せた。
エトーはヨーロッパ最高のFWであることを見せ付けた。
ラーション、ジュリ、イニエスタは素晴らしいプレーをした。
そしてもっとも頼りになったのがデコだ。
プジョル、マルケス、オレゲールは、アンリやヂュングベリにやられかけるなど、やや集中力を欠いた場面があった。
彼らが、決めていれば、違った展開になっていたろう。
しかし、とにかく、バルサは2冠を制した。
ヨーロッパ最強のチームだ。
良かった。嬉しい。
[CL決勝 バルサ-アーセナル 2-1]
プレーは流れていて、正当なゴールだったろう、に。
アーセナルが10人になったことがバルサには不利に働く、という気がしたが、やはりそうなった。
アーセナルはディフェンシブになってしまい、ペナルティエリアの中に要塞を築いた。
バルサにとっては、互角の殴り合いのほうが、はるかにやりやすかったはずだ。
アーセナルにはカウンターしかないが、数少ないチャンスの場面で、アンリが決めてしまうような予感がした。
実際には、ペナルティエリアのすぐ外からFKというチャンスの場面だった。
蹴るまえから、バルサのディフェンスが薄い、なぜもっと多い人数をかけないんだ、と不安が」よぎった。
そしてキャンベルは簡単にフリーになり、ゴール左隅にボールを沈めた。
予想通りの、最悪の展開だ。
そしてついいに後半30分、エトーが、エトーらしいプレーで、ゴールを割った。
アシストはラーション。
これでアーセナルは少し気落ちし、バルサは生き生きとしてくる。
バルサは、ペナルティエリアのすぐ外から、いろんなボールを放り込み、いろんな選手が侵入していった。
そして、ディフェンス陣は止められなくなる。
まさにバルサのフットボールだ。
またもやラーションが出したボールを、飛び込んできたベレッチがゴールに叩き込んだ。
こうしてバルサはビッグイヤーをとった。
しかし、素晴らしかったのは、アーセナルのほうだろう。
あと5分持ちこたえていれば、バルサはますます焦り、自滅したかもしれない。
ハンディキャップが早い時間でついてしまったことは、残念だった。
しかしレフリーは責められないだろう。
レーマンは確かにエトーの足をつかんだか、つかもうとしていた。
そのあともレフリーはカードを乱発することなく、冷静にうまく、ゲームをコントロールしていた。
ロナウジーニョは倒れすぎだった。
カードを欲しがる素振りも多すぎた。
レフリーはそれをよく見ていた。
バルサは誰かひとりのチームではない。
強さの理由は、トータルフットボールだ。
それを最後には見せた。
エトーはヨーロッパ最高のFWであることを見せ付けた。
ラーション、ジュリ、イニエスタは素晴らしいプレーをした。
そしてもっとも頼りになったのがデコだ。
プジョル、マルケス、オレゲールは、アンリやヂュングベリにやられかけるなど、やや集中力を欠いた場面があった。
彼らが、決めていれば、違った展開になっていたろう。
しかし、とにかく、バルサは2冠を制した。
ヨーロッパ最強のチームだ。
良かった。嬉しい。
[CL決勝 バルサ-アーセナル 2-1]