けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

電話は後で

2014-11-12 23:00:51 | football
International Duty
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スペイン代表:カシージャス、セルヒオ・ラモス、イスコ
 15日 EURO予選 ベラルーシ(H:ウエルバ)
 18日 親善試合 ドイツ(H:ビゴ)

ポルトガル代表:ペペ、クリスチアーノ
 14日 EURO予選 アルメニア(H:ファロ)
 18日 親善試合 アルゼンチン(N:マンチェスター赤)

フランス代表:バラン、ベンゼマ
 14日 親善試合 アルバニア(H:ロリアン)
 18日 親善試合 スウェーデン(H:マルセイユ)

ドイツ代表:クロース、ケディラ
 14日 EURO予選 ジブラルタル(H:ニュルンベルク)
 18日 親善試合 スペイン(A:ビゴ)

クロアチア代表:モドリッチ
 12日 親善試合 アルゼンチン(N:ロンドン)
 16日 EURO予選 イタリア(A:ミラノ)

ウェールズ代表:ベイル
 16日 EURO予選 ベルギー(A:ブリュッセル)

コロンビア代表:ハメス
 14日 親善試合 USA(N:ロンドン)
 18日 親善試合 スロヴェニア(A:ツェリエ)

メキシコ代表:チチャリート
 12日 親善試合 オランダ(A:アムステルダム)
 18日 親善試合 ベラルーシ(A:ボリソフ)

コスタリカ代表:ケイラー・ナバス
 14日 ウルグアイ(A:モンテビデオ)
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もう今日から(水曜)試合がありますね。クロアチアは、このアルゼンチンとの親善試合には主力は(=少なくともモドリッチは)出さないという話でしたが…。でも中南米の選手たちの大部分が欧州での試合で済むので(アメリカ大陸まで戻るのはナバスだけ)、消耗は少ないかもしれません。
マドリーのチームメイト同士(元、含む)が対戦する可能性の高い親善試合もあります。面白そうです。



「あとで掛け直してもらえます?」
FranceFootball誌のバランのインタビューを、ASが切り取ってきたもの。ジダンの電話の話とか、トラップ見たさにジダンにボール蹴ってみるとか、マドリーでの心得とか…バラン面白い。バランの独り言集を見てみたい。
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Q:ジダンから電話がかかってきた2011年5月のことを覚えていますか?
A:僕はバカロレアの試験中でいっぱいいっぱいだし、電話は移籍の件で鳴り続けていた。母は僕に、たぶん人生で一番忙しい、同時に最も重要な時を過ごしてるわねと言ってきた。当時僕は18歳で、そんな状況をやりくりする経験なんてなかった。かかってくるあらゆる電話の中に、ジダンからのものがあった。レアル・マドリーからの獲得興味について話したがっていた。でもその時は彼だと認識してなかったし、夜で僕も疲れていたから、たくさん話をしたくなかった。それでよく考えもせずに、後で電話してくださいって彼に言ったんだ。電話を切ったら、兄弟のアンソニーが、お前はクレイジーだって言ってきたよ。幸いなことに後でたくさん話すことができたんだけど。

Q:ジダンとその時の出来事について話したことは?
A:ないよ。自分でも少し恥ずかしいことだったと思ってるからね。

Q:レアル・マドリーでの最初のトレーニングで、ジダンの有名なコントロールを見たくて、ロングパスを送ってみたということも話していない?
A:自分の目で、ジダンのあの有名なコントロールを見たかったんだ。でも、そのことについても彼と話したことは一度もないよ。

Q:3年がたって、あなたは既に欧州のチャンピオンになり、レアル・マドリーに馴染んでいます。自分の人生が変わったと思ったのはいつのことでしたか?
A:レアル・マドリーと契約した時は、そうとは思わなかった。でも、バラハス空港で僕の到着を待っていた60人ものジャーナリストたちを見た時、とんでもない変化が起きているんだとすぐに悟ったよ。そんなことは、それ以前にはなかったことだ。経験したことがなかった。18歳で、そんなにはっきりとはわからないものだろう。そんな生活を送る準備はできてなかった。正直に言えば、自分が選択した結果起こるあらゆることを受け入れるまでの十分な時間がなかった。あらゆるスター選手が揃ったロッカールームに入っていく準備をしている時と同じで、すべてのメディアのプレッシャーが少し怖かった。

Q:Gaillete(ランスのトレーニング場)にいた時、どんなプロフェッショナルとしての生活を夢見ていましたか?
A:すべてが僕の思っていたことをはるかに超えていったよ。そういう話題については、Gailleteでルームメイトだった子供のころからの友人のマシューとよく話していた。15歳の頃に彼がこう言っていたのを思い出すよ。「プロフェッショナルの世界ってタフだよな? プロになるのは大変そうだ。19歳でなったら、良いかもな」って。結局僕は17歳でプロになり、19歳でレアル・マドリーの選手になった。こんなキャリアを歩むとは想像したこともなかったよ。子供のころからプロフェッショナルらしく見える若者になれたことがない。後に16歳になるまで、そういうことについて考えたことはなかった。フットボールをすること、ロッカールームで仲間たちと楽しむことに集中していた。プロになる考えに取りつかれたこともないし、プレッシャーを感じたこともなかった。若いうちからのキャリアを夢見る選手たちはたくさんいる、でも僕はランスで幸せに過ごしていた。

Q:レアル・マドリーでのデビューの際(初練習?)、有名な選手たちの間で、ただのファンに見えないようにとどうにかしなければならなかった?
A:何よりも、目を見開いて学ぶようにしていた。チームメイトにユニフォームをねだったりしないようにと自分に言い聞かせたよ。同時に、自分が世界中の基準以下ではないように示さなければならない、このチームの一員であることを示さなければならなかった。それに、一瞬もリラックスはできないということもわかった。おいていかれたくはなかった。ハイになってすごく集中していた。でも一瞬、ほんの少しリラックスした。その数秒で、カカが僕の股下を抜いて行ったんだよ…はるかにラクそうにね…。それでまた自分に言ったんだ。「OK、ハイレベルっていうのはこういうものだ。常にトップの状態でいなければいけない。そうじゃなかったら失敗する」って。僕は素早く学んでいったし、今は、もし誰かのユニフォームが欲しかったら、それも楽にできるよ。

Q:今21歳で、レアル・マドリーでプレイし、チャンピオンズ・リーグを勝ち取り、ワールドカップでもプレイしました。まだクレイジーな夢をみているようでは?
A:クレイジーかどうかはわからないけど、でもワールドカップやEUROは大好きだよ。プレイすることがじゃなくて、勝つことがだ。フランス代表やレアル・マドリーにいるなら、重要なことは参加することではなく、ファイナルまで到達することだ。それに勝利には疲れることがない。20回でも、25回でも、30回でも。

Q:若きレアル・マドリーの選手として、朝目を覚ました時に何を考えていますか?
A:フットボールが僕にとって妄執になったことはない。レアル・マドリーの選手となってさえもね。だから、自分はすべてをこのトレーニング、この試合に捧げなければいけない、みたいな考えをしながら起きることはない。僕が好きなのは、自分がしたことの進捗が実感できること。リハビリやトレーニング、技術的なこと…。僕には、完璧主義者の側面もある。母は、僕が小さいころに宿題をするのに、没頭して徹底的にやる面に驚かされたと言っている。その性質も少し残っているんだと思う。
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おまけ
別メでランニングをするイジャラメンディとカルバハル。元気そうで何よりです。