けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アンチェロッティの現況分析

2014-11-20 20:41:19 | football
以前に比べるとマドリーの選手がインタビューに答えるというのはずいぶん少なくなった気がしますが、その分…かどうか、アンチェがよくしゃべってくれる。 Radio Nacional de Españaというところで話したものを、ASがまとめた記事から。モドリッチの代役は、イスコについて、チームのコントロール、ボールポゼッションとは…?
長いので、まずはだいたい半分くらい。残り半分まで手が回るかわかりませんが。

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Q:モドリッチの代役のアイディアは?
A:はっきりしている。他にも、こういった状況に対応できる重要な選手がいる。昨シーズン、ケディラの負傷で我々は同じ状況にあった。他の中盤の選手を起用して、この問題を修正することになるだろう。ケディラやイジャラメンディで置き換える選択肢があるし、さらにはこのポジションに慣れていないが、イスコを置くこともできる。いくつかの試合に限定されるとは思うが。

Q:イスコをクロースの位置まで下げると、ピボーテには多くの問題が出てくるのでは…
A:そこが論点だ。イスコはディフェンシブなメディオセントロで守ることに慣れていない。それはディフェンシブな問題のみということだ。ポゼッションをするときには、多くの変更点はない。そうできるだけの多くのクオリティが我々にはある。たくさんの時間を費やせないが、トライしなければいけない。しかし我々がトライするのは、そうできるという自信があるからだ。

Q:ベイル、ベンゼマ、クリスチアーノは好調が続いています。
A:誰の目にも明らかだ。この3人は、コンディションが良ければ、彼らはプレイする。そうしてきたのだし、それで我々は高いクオリティを得られるから。どの試合でも選手を適正に使うというのは問題だ。ポジティブな問題だが。ネガティブな問題は、選手がいない時に、何か考え出さないといけないことだ。

Q:試合の様相によってクロースの相方を変えることができます。
A:ケディラとクロースのコンビは、ワールドチャンピオンだ。試してみたい唯一のものが、イスコとクロースの組み合わせ。より多くのクオリティを我々にもたらしてくれるからね。しかしディフェンス面の問題は解決しておかないといけない。イスコをディフェンシブに置いた時に、どういう反応が起こるかはわからないものだ。彼は左サイドで素晴らしい仕事をしている。彼ならできるだろう。彼は非常によくやっているし、どのポジションでもプレイできるだろう。

Q:ケディラは契約延長ができていません(2015年6月まで)が、これは影響しますか? イスコが最後のオプションですか?
A:契約の状況が理由にはならない、それは明らかだ。可能なら彼と契約延長したい。彼は信頼できる、真面目で、プロフェッショナルの選手だから。状況がどうだろうと、それが彼を起用するかしないかの問題にはならないだろう。イスコは最後のオプションではない。他の選手たちと同じ、1つの選択肢ということだ。

Q:イプルーア(エイバールのスタジアム)は小さいので、ケディラとクロースのコンビかもしれませんね。
A:我々は多くのことを考えなければいけない。どんな状態で選手たちが戻ってくるかにも注視しなければ。ケディラは、負傷明けで2試合連続で出場したのだ。

Q:イジャラはどうですか?
A:100%ではない。外転筋の問題から回復しているところで、次の試合には間に合わないだろう。オプションはイスコかケディラかだ。

Q:モドリッチの状態は?
A:深刻な負傷で、今は少し悲しんでいる。良い回復をすることを考え、回復にベストの方法を見つけなければいけない。こうしたことは、フットボールには起こり得ること。彼は非常に重要な選手だが、昨シーズンと同じように、我々はこの問題を解決するよ。

Q:デル・ボスケが、公式の場で、イスコがスペイン代表で素晴らしい試合をしたが、時々うますぎた、ということを言っていましたが、彼を持ち上げない言い方は良いのでしょうか。
A:パーフェクトな選手は存在しないし、イスコについてデル・ボスケが言ったことは事実だ。我々はクオリティを示さなければいけないし、彼がいま見せていることは本当に素晴らしい。彼は、非常にポジティブな特徴を持った選手だ。非常にまじめで、今シーズンその特徴を大きく向上させているし、それが続いていくだろうと思っている。デル・ボスケが言ったことは、以前私もおもったことだ…しかしそれがこの選手の特徴でもある。

Q:衝突が起こるような状況を、どうコントロールしていますか?
A:そういったことは内輪で処理する方が容易だ。第1に、選手たちは非常に真剣でプロフェッショナルだから。何かで私が栄誉を得るようなことはうぃたくない。なぜなら選手たちが素晴らしいのだし、起こった状況を彼らは受け入れているから。このチームでは、他のチームよりも問題がはるかに少ない。この1年半でそういった問題を抱えたことはないよ。

Q:シメオネからアンチェロッティへの質問です。どのようにして、交代選手のいるベンチを落ち着かせているのでしょうか?
A:それはどの監督にとっても問題だね。チョロがそれを私に聞いてくるとはおかしなように思えるよ。何よりも大切なのは、選手たちに、重要なのはどれだけたくさんプレイしたかではなく、どのようにプレイするかだ、と納得させることだ。良い例がマルセロとイスコだ。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグのファイナルで途中から出場したが、重要な役割を果たした。大切なのは、選手たちのモチベーション作りだ。時には、ローテーションをすることがクオリティを失わせることにもなる。それでも信頼とモチベーションを増していかなければいけない。ローテーションは怪我人の穴を埋めるだけではなく、モチベーションを高める意味もある。シメオネはこういうことを上手くやっていると思うし、逆に、どうやってどの試合でもチームのモチベーションをあれほど上げて行けるのかを聞きたいよ。彼は成功している。どの選手にも、それぞれのベストを出させる能力が彼にはある。

Q:アトレチコはタイトルを争うでしょうか。
A:もちろん。彼が言っていたように、バレンシアやセビージャと彼らが争うとは思わない。彼らは最後までタイトルを戦うと思っていなければ。

Q:それからバルサ、良さを失っているようですが。
A:1つの試合に負けるということは起り得るものだと思う。彼らは、どの大会も戦えるだけのクオリティを備えているよ。

Q:バルサの中盤は、マドリー程には良くないようです。
A:バルセロナは、そのスタイルを何か変えようとしているところだと思う。より縦への動きを求めていて、選手たちがそれを受け入れたいと思っている。彼らの中盤は、目を見張るような個人技を伴った、ファンタスティックなものだ。

Q:マドリーはグアルディオラ時代のバルサのようにプレイし、バルサが数年前のマドリーのようにプレイしていると聞いたら…そうだと思いますか?
A:それは正しいかもしれない。我々はポゼッションフットボールと縦のフットボールとを目指している。ポゼッションフットボールというのが、ボールを持つことだけだとは思ったことはない。私はボールを持てるかは気にしていない。素早い解決方法を見出すために、効果的にポゼッションを行うことに注力している。この必要性に立ち向かえる選手たちが我々にはいる。前へプレイしていって後ろにパスをするような選手は、私は好まない。最も効果的なのは、前へ進むことだ。

Q:チキタカを退屈だと言う人たちもいます。
A:退屈かどうかはわからないが、このスタイルは多くのものを勝ち取ってきた。誰もが選手たちの特徴を楽しまなければ。我々にはクオリティを備えた中盤があり、非常に速さがあって、スピードアップした時に効果的な選手たちがいる。これを定着させる必要がある。我々がスピードのある前線の選手たちを起用し、ゆっくりしたポゼッションをしなければならないというなら、それは我々の前線のクオリティにとってネガティブなものだ。
そうしたスタイルは同じような良さがある。イタリアでは常にディフェンスのことが言われ、4回のW杯を獲った。これは60年代、エレーラのインテルの時代に出てきた話だ。強力なバックラインと、カウンターのスピード。サッキのミランの後は、カウンターアタックはやらなくなった。彼がやったのは、ディフェンスのインテンシティ、プレッシャー、縦方向のポゼッションだ。

Q:約束したスペクタクルなフットボールをすでに実現できていますか?
A:今我々が言えるのは、この時に実現できていることだ。我々は良いトレーニングをしてきている。私は良い環境を構築しようとし、選手たちは真剣で、クラブは組織という意味でファンタスティックだ。我々にはプレッシャーをかけてくるファンがいるが、それは助けになるだろう。我々は良い戦いをしているし、そう話すことに恐れはない。しかし我々は継続していかなければいけない。なぜなら、すべての試合がテストだからだ。

Q:あなたが考える欧州王者の最有力候補は?
A:我々は、チャンピオンズを勝ち取る挑戦のために、戦い、競っていくつもりだ。昨シーズンはハードだったし、今シーズンも大変なものになるだろう。なぜなら統計が語るのは、2シーズン連続で王者になったチームはないということなのだから。

Q:昨シーズンは、バイエルンだと言っていましたね?
A:そんなところだ。彼らのスタイルは変わっていない。モウリーニョのチェルシーは、昨シーズンよりも向上している。そう、アブラモビッチのチェルシーだね。

Q:ディエゴ・コスタの件はどうですか? (コンディション不良でスペイン代表に非召集のはずだったが、直前のチェルシーの試合では通常どおり出場していた)
A:少し奇妙な話だが、この種の問題は常にある。最終的にデル・ボスケが正しい判断をしたということだ。その選手は良い状態ではなかったし、2つの親善試合で新しい選手たちをテストできたのだから(厳密には、1試合目はEURO予選なんですが)。デル・ボスケは、いつも通り正しい判断をしたんだ。

(まだ半分くらい)
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本日(11月20日)の室内調整な2人

6 Capitanes

2014-11-20 07:00:16 | football
集合
イインターナショナルデューティを果たした人たちが帰ってきてのトレーニング。といってもほぼ別メ調整だったようですが。1日早かったベイルは全体と一緒のトレーニング、クリスチアーノは後からピッチに出てきてランニング…って書いてますけど、公式見ると普通にボール蹴ってるなあ。


モドリッチ:公式からビデオメッセージ
「僕をサポートしてくれるすべてのファン、チームメイトに感謝したいし、しっかり練習してできるだけ早く、また良い形で力強く復帰できるようにしたい。改めてありがとう。アラ マドリード!」

Sportsuke Novostiに語ったもの、アンチェロッティとの会話
「MRIの検査でこの怪我が分かったんだけど、僕が本当に驚いたのは、復帰に3か月かかると言われたことだった。言葉を失ってしまった。最初はピッチからしばらく遠ざかることになる怪我だとは思っていたけれど、3ケ月もなんてことは頭になかったから。」
「トッテナム時代、脛骨の怪我で100日間ほど離脱したことがあった。でも12年間プロとしてやってきて、こんなにも長くフットボールができないことには慣れていないんだ。」
(アンチェロッティに会って)「月曜に監督と話をして、火曜日に会った。彼は僕に「黙って、強くなれ、忍耐を、そしてドクターたちの言うことを聞くように」と言ってくれた。彼のキャリアの中で、こういったことを多く経験しているんだ。リハビリを焦らないようにとアドバイスされた。もっとも重要なことは、この問題を解決すること、そして復帰する時には、完璧な状態で復帰することだ。」


インターナショナルウィーク最終日
マドリー関連では、スロヴェニアvsコロンビア、ベラルーシvsメキシコ、スペインvsドイツ、ポルトガルvsアルゼンチン、フランスvsスウェーデンと立て続け&同時刻にいっきに試合がありました。
とりあえずスペインvsドイツを見てましたが、土砂降りのバライードス、ピッチが重そうでどんどん削れていって畑か田んぼのように……。ラモスは前半のみ、イケルは後半途中で交代、イスコ、クロースはフル出場、ケディラもほぼフル出場でしたが、マドリーの面々に怪我等はなかったようでそこに一番ほっとしてます。クロース、ゴールおめでとう。
フランスvsスウェーデン、バランが決勝ゴール決めたようですね。またあの軽々としたヘディングで。こちらも注目だったと思いますが、ポルトガルvsアルゼンチン、まったく見られませんでしたが、終了間際の得点でポルトガルが1-0勝利。クリスチアーノ、ぺぺは先発し、前半のみプレイ。ハメス、チチャ…までは手が回りませんでした。ハメスはアシストだったのかな?


試合後、クロースのコメント
Q:もう少し早ければ、カシージャではなく、チームメイトのカシージャスにゴールを決めるところでした。
A:そうだね。もうちょっと…でもゴールをするのはいつでも良いものだ。エリアの外でボールをコントロールして、打とうと決めた。それで入ったよ。

Q:スペインに対するこの勝利を、どう評価しますか?
A:僕たちはチームとして再認識できた。とても良かったと思う。特にディフェンス面でね。スペインの選手を自由にさせず、僕たちはチャンスを作れた。僕のゴールが勝利のご褒美だよ。

Q:ディフェンスで有名なドイツ、というのではありませんでした。
A:このビゴでスペインと戦ったやり方は、これ以上はできないだろうと思う。それでも特に後半は、僕たちが多くの時間ボールポゼッションを占めることができた。僕たちが好む通りに。スペイン代表という素晴らしいチームと対戦していたというのは事実なんだ。

Q:この勝利が、ポーランドへの敗戦、アイルランドとの引き分けという悪い結果を払拭するものでしょうか。
A:そう、僕たちはポーランドに敗れた。でも悪い試合ではなかったんだ。僕たちは良いチームだ。スペインに勝利したというこの素晴らしい事実は、ドイツ代表の素晴らしい1年を締めくくるものだ。いずれにしても、試合前に言った通り、この結果がどうであれ、今年に起きたことを変えるものにはならない。僕たちはW杯を獲ったんだ。


6 Capitanes
この各種親善試合で、マドリーの選手6人がキャプテンマークを巻いた(先発からは5人)、というのが小さなニュース。国によって、キャップ数が多い順、その時々で監督が決める…等あると思いますが、スペイン=イケル、ドイツ=ケディラ→クロース、フランス=バラン、ポルトガル=クリスチアーノ、コロンビア=ハメス、と。












クロースは試合後、右手でキャプテンマークを握ってるようで…。