けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

重要:寝る前に先発は決めておく

2014-11-11 21:43:14 | football
10日、オンダセロの番組でアンチェロッティが様々な質問に答えたようです。こういうのは普段ASの記事を中心に見るんですが(Q&Aになってて見やすいから)、ざっと他の報道も見て、一番詳しかったのがMundoDeportivo(バルサ系スポーツ紙)だったという…。
---------------------------------------
現在のバルサでのピケの状況
(規律違反が理由で出場させてもらえない、とされている)
「ベンチで携帯電話を使ったからといって、それで選手を罰したりはしない。私は規律を信じているし、罰を与えることで解決が必要なこともあるが、しかし話し合い、説明すること……選手たちは賢いからね。しかし、それが理由でピケがプレイしていないとは思わないよ。」

ロッカールームでの高いプロフェッショナリズム
「レアル・マドリーのロッカールームには非常に高いプロフェッショナリズムがある。このユニフォームを身に着けることが、それを助け責任感を与える。ミランでも同様だった。クラブがもつ歴史と、このクラブのために在籍した選手たちのために……。トレーニングで、このクラブのあらゆる面で、真剣さを目にする。試合やトレーニング後に選手たちがどのようにしているか、我々が互いに抱いている敬意……このチームは、私が率いてきた中でも最も献身的だ。」

チームには何の問題もない
「レアル・マドリーでは、選手たちのモチベーションを上げるのに問題を感じたことがない。例えば、ある選手がプレイできなければ怒るだろうが、それでモチベーションを下げるのではなく、監督に気に入られるようにと、より一生懸命トレーニングするんだ。」

選手として、監督としての経験
「監督になるには、常に勉強していなければいけない。なぜなら、フットボールは常に変化しているからだ。選手生活が終わったらそれでもう監督をうまくやれる、とは考えられない。私の場合は、監督になって最初の3年間は特に、選手であったことが役に立ったが。」

寝る前に先発は決めておく
「先発を決めるのに非常に苦労したことがあった。ユベントス時代、私はほぼ一晩眠れずに、インザーギにするかコバチェビッチにするかで悩んでいた。しかし目が覚めた時に、インザーギが腎疝痛でプレイできないということに気付いた。今は、寝る前に先発を決めてから、よく休むようにしているよ。」

会長たちとうまくやること
「選手たちについて話をして、決断について説明するのは簡単なことではない。いつも理解できる内容ではないからね。会長たちとはすごい経験をしてきたよ。アニエッリ、ベルルスコーニ、アブラモビッチ……フロレンティーノとベルルスコーニは、それぞれのクラブのファンだ。アブラモビッチのような会長とは異なっている。フロレンティーノは私をここへ連れてきた。私を助けてくれるのは普通のこと。しかしそれは、我々が話し合わなければいけないという意味ではない。イタリアにいた時は、ベルルスコーニが先発に口を出して、私はただ、なぜだ?と疑問に思っていた。フロレンティーノは、そういう電話はしてこない。」

率いてきた中で最高の選手
「1人だけというのは不可能だが、おそらく一番はマルディーニだろう。素晴らしいプロフェッショナルだった。彼のキャリアの中で、トレーニングに遅れてきたのは1度きり、1分だけだった。」

クロースの素晴らしい働き
「クロースはまた別の「プロフェッサー」だ。彼はシャビ・アロンソ大学を非常に早く終えた。驚いているよ、彼には心配するようなことが全くなかったから。プレッシャーがあろうとなかろうと、彼のプレイは常に同じだ。相手が近づいてもね。彼は非常に重要な存在、我々の試合は多くが彼を経由する。またとても若い。彼にとってどこのポジションがより良いのか私にはわからない。今の彼に求められる位置で、常に向上できるだろう。今それは簡単なことではないのだが。速いプレイ、常に正しい判断をし、ボールを失うことなく、ボールを回収し……。」

ハメスとディ・マリアの比較
「ハメスについては、よく知っていた。彼はサイドでプレイしていたが、クオリティよりもその献身性に驚かされた。ストライカーとしてだけではなく、メディオセントロとしてもプレイできる。フットボール選手として、ディ・マリアとは大きく異なる。ディ・マリアは、彼の持つエネルギーで試合を活性化させることができた。しかし時にコントロールを失い、重要なパスを失ったりした。」

フットボール哲学
「ビッグクラブは、フットボール思想を持ち、それを追求する必要がある。この思想は、ある個人に適用され得るものでもあり、あるいは相手チームの弱点に合わせられるものでもある。私は自分が幸運な人間だと考えている。世界最高のクラブ、私が好きなチームを率いてきた。こうして最後には、夢をかなえることができるものだろう。結果も、おそらくね。」

ラ・デシマ
「UEFAチャンピオンズ・リーグのファイナルでは、何か理解するのが難しいことが起きたようだった。物事を結果に結びつけるものが1つだけあった…あのゴールだ。しかし勝利させてくれるものなど何もない。仮にチャンピオンズ・リーグを獲れなかったら、でも我々はまだここにいるだろうと思っている。」

ジダンがカスティージャを率いるのは驚きではない
「ジダンが他のオファーを拒否して、カスティージャに残ったのは、私には驚きではない。彼は、これを良いチャンスと考えたのだ。彼はこの家の人間だ。多くのものを約束したクラブがたくさんあるが、それでは十分ではない。ここにいるのが彼にとって良いことだ。」

試合中の交代は妥当
「チームが良い時に選手を交代しようとしたことはない。チームが良いのだから、なぜ換える必要があるんだ? 交代には3つの理由がある。選手に問題があるか疲労していること。フレッシュな選手を入れて試合の流れを変えようとする、あるいは戦術を変更すること。そうでなければ、後半に試合を活性化させるためだ。」

イスコ、マルセロ、モドリッチに満足
「イスコはハメスと同じレベルにある。マルセロの素晴らしいパフォーマンスは、私には驚きではない。実現できるはずと私が常々思っていた、このレベルでプレイできる選手だ。昨シーズンは、彼が今できているようにはやれなかった。このまま続けてほしいね。モドリッチは、完ぺきな、トータルなセントロカンピスタだ。」

シャビ・アロンソの移籍
「その時には私は、クロースのクオリティとシャビのリスペクトを考えていた。彼は移籍を求めた。何かが悪いというのではなく、彼は他の場所でのチャンスを求めたのだ。彼は非常に知性の高い人、別の国、別の文化でのフットボールを求めていた。」

サッキへの賞賛とチアゴ・モッタ
「サッキはイタリアフットボールにおける戦術を変えた。それ以前は、アウェイの試合の時はディフェンスをするだけだったのだ。彼と共にした私の経験は素晴らしいもので、かつ簡単なものではなかった。なぜなら彼は、自分自身にも他の人間にも、多くのものを求めたからね。モッタは、私がパリを率いた時に大きな助けになってくれた。私はPSGのメンタリティを変えなければならなかった。普段から戦うということに慣れていないチームだったから。」

デル・ボスケと食事をしたことがある
「イエロに頼んだ。私たちは選手たちについて話をしたよ。彼は、モラタのことを追っていると話していた。非常に感銘を受けたし、素晴らしい紳士だ。あれだけたくさんの素晴らしい選手たちを監督するのは本当に大変なことだろう。」
---------------------------------------