けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

Képler→Pepe

2014-03-13 21:57:57 | football

13日木曜のトレーニング
今週に入って3回目のトレーニング、負傷がはっきりしているアルベロアとケディラを除き、全員が全体練習に戻りました。カルバハルも水曜から復帰しているし、調整していたラモスやコエントランも。怪我人が少ないというのは、本当にありがたい…このまま、このまま。


ペペが見るマドリー
スペインのラジオ、オンダ・セロの番組「Al Primer Toque」に出演したペペの言いたい放題?をASから。ロッベン、何者だ。

自身の個性について
「僕のクラブ、自分自身のために、ベストを尽くそうとしている。一方ではピッチの上で、またピッチの外でも。ピッチの上では、毎回チームのためにベストになるようにと努めている。人々は僕のことを知らない。近しい人たちは大丈夫だろうけど、そうでない人は。僕たちがいるレベルでは、何に対しても準備ができていないといけない。僕のやり方は、ピッチの中で自分のベストを尽くすということだよ。」

ヘタフェ戦で起きたこと、審判のこと
「ヘタフェ戦で起きたことは、 ある特殊な状況のこと。その結果、人々が僕に対して抱く評判のような状況になっている。僕はただ、可能な限りベストのやり方で仕事をしようとしているだけだ。あの日何が起こったのかわからない、今でもまだ理解しようとしている、ただ自分では説明できない。そしてレフェリーもまだ、僕に対して笛を吹くとき、僕がそういうことをするものだと考えているんだと思う。」

自身のプレイスタイル
「可能な限りクリーンにプレイしようとしている、でも僕のポジションでミスをせずにプレイするというのは簡単ではない。セルヒオは僕のような授業(痛い思い?)を受けていないけど。前回退場になった時のことは忘れていないよ。」

ジエゴ・コスタ
「ジエゴ・コスタは非常に素晴らしい選手だし、スペイン代表に選ばれたことを喜んでいる。試合前(代表の?ダービーの?)に話をしたけれど、選ばれてワクワクしていると言っていたよ。彼はコンタクトを好む選手で、チームを助けるために最大限の力を尽くしているし、彼の監督も多くのものを要求している。僕やセルヒオとの争いは、ピッチの中だけのことだよ。時にはピッチの中でやりあうけれど、それはフットボールの一部だ。」

ポルトガル国籍のこと
「僕はすごく若い時にブラジルを出てきた。そしてポルトガルは僕にドアを開いてくれた。ポルトに加入した時、すべての愛情に恩返しするベストの方法は、ポルトガル代表でプレイすることだと理解したんだ。ブラジルも僕を説得しようとしてくれたけど、僕の決断は明快だった。」

レアル・マドリーへの加入
「レアル・マドリーに来たとき、僕のアイドルのフェルナンド・イエロに会いたいと思っていた。イエロが一番に言ってくれたのは、ビッグクラブに来ても心の平穏を保つこと、レアル・マドリーには金を稼ぐために来ただけだというような誤った考え方はしない、ということだ。僕が加入した時の移籍金は3000万ユーロ、カンナバーロがいて、僕はそこに加わった。最初は怖かった。でもクラブの人たちが慣れるように助けてくれた。レアル・マドリーに所属するフットボール選手は、ビッグクラブを象徴するイメージを持たないといけない。」

現状
「そうだね、今は、プライベートでもプロフェッショナルでも、自分の人生で本当に特別な時を過ごしている。でも多くは、仲間たちの助けがあるということだ。昨シーズンに起きたことについては、仲間たちが僕に手を差し伸べてくれたし、今現在チームでも良く起用される選手の1人としていられるように、たくさんの助けがあった。」

イケル・カシージャスを擁護したこと
「イケルの件は内輪のことだから、公にしようと思わない。イケルがイケル・カシージャスだから擁護したわけではない。むしろ、僕の仲間の1人だから、誰にでも起こり得ることだし、それがレアル・マドリーの、スペイン代表の誰であっても。」

マンチェスター・シティが獲得に興味を持っていること
「レアル・マドリーの選手たちに興味を持つクラブがあるというのは普通のことだ。でも権限があるのは会長だ。これまで僕がレアル・マドリーを出ようとしたことはないよ。僕には契約があるし、レアル・マドリーとの契約を尊重しているからね。」

アンチェロッティ
「アンチェロッティは僕たちに落ち着きを与えてくれている。彼は選手でもあって、それぞれがどこから来たかをわかっている。彼は何についても落ち着いていて、僕たちが一番必要なことを指摘してくれる。彼と一緒にやるのはとても快適だ。彼はとても親しみやすい人物で、フットボール選手が必要とするものを理解しているから。」

昨シーズンのコパファイナル
「プレイできなかったこと、チームを助けられなかったことで、どうにもできない無力さを感じた。僕たちは前を向いていかなければいけないけど、僕にはとても辛いことだった。重要なファイナルに出られなかった、でも将来を見ていかなければいけないんだ。」

モウリーニョと彼の言葉
「モウリーニョは、朝起きても鏡を見ようとしない唯一の人間だろう。僕たちは批判しない、日々世界中のどこでも起きていることだ。僕たちにとっては何の影響もない。僕たちがプレイするクラブのために、僕たちが良いイメージを与えようとするのは普通のことだ。僕たちはレアル・マドリーに所属している。カメラが、メディアがいる。まったく普通のことだと思っている。」
(少し前のモウのマドリーの選手たちへの批判、試合前でも鏡の前で列を作っている云々についてのことか)

バルセロナでの民衆の敵
「ある母親にとって、スタジアムで観客が彼の息子を人殺しだと叫ぶのを聞くのは容易なことではない。そんな謂れをするような罪を犯したことはない。僕にははっきりとわかっていることだ。僕に近い人たちは僕がどんな人間かわかっている。毎日、プレイするのにより良くなろうとしている。どんな場所でも戦えるようになるつもりだ。自分が試合に出るときは、チームメイトたちを助けられるようにベストの状態であろうとしている。」

クラブにおけるコエントランの状況
「彼はとても謙虚な人間だ。資源の乏しい、漁師の町からやって来た。彼がマドリーにやって来たとき、この街は彼の環境には大きすぎるものだ。彼なりの時間が必要で、多くの恐れを抱いた子だ。彼の家族は、彼がまだ幼いころにフランスに行ってしまい、彼は叔母に育てられた。一生懸命トレーニングするし、試合に貢献している。いくつかの試合で運がなかったのも確かだ。レアル・マドリーで運を掴めるよう願っているよ。」
(やっぱりマドリーではツイてないって思われてるのか…)

イジャラメンディについて
「彼には素晴らしい将来があるし、クオリティ備えている。今は過ちから学んでいるところだ。僕は、バットマンの格好をした画像は違うと思っているけどね。彼の村はとても小さいから。でもここなら何でもありだね(笑)。」(ゴッサムシティは大都市だから?)

クリスチアーノ・ロナウドとの友情
「多くの人々が、彼はクールで疎外感があると思っている。でも彼は普通の男だ。友人の中の友人だ。目標を実現するために、一生懸命働く人間だ。その目標が達成できなければ、すごく腹を立てる。彼は変化し成長することを目指す彼の世界を固く守っている。
最高であろうとし、自分自身に打ち勝とうと望んでいる。彼に悪意を持つ人たちもいるが、彼はとても親しみやすい。道具係や理学療法士にもたくさんプレゼントしたり、多くの人を助けている。
クリスチアーノはずば抜けて完ぺきな選手だ。攻撃をすることにも多くのことを理解しているし、ボールを止める(セットプレイ?)守備でも同じだ。」

クリスチアーノとヘセの関係
「クリスチアーノはヘセとたくさん話をしている。自分がヘセのお手本であることを理解しているんだ。ヘセは彼のことをたくさん見て、たくさんの質問をしている。クリスチアーノも、いつも彼が同じようにできるよう気にかけている。」

チャンピオンズリーグとバイエルン
「バイエルンはハードに仕事をしているが、ディフェンスラインの背後に多くのスペースがあるのも見られる。我々は選手であり、より良くなっていかなければいけない。素晴らしい仕事をしているチームだが、まだ形成されきってはいない。完ぺきなチームというものはない、良い状態に見えるということだ。
僕たちは恐れない。対戦相手に敬意を払わなければいけない。試合には非常に厳格に臨まなければいけない、でも恐れはしない。僕たちは大きな希望を抱いている。高いクオリティを持った選手たちがいるからだ。選手たちにクオリティがあれば、恐れることはない。」

メッシのフィジカル状態
「何が起きているのかわからない、だから話すことはできない。彼は非常に高いクオリティがある。良い時期を過ごしていないようにも見える。他の年と同じように行かないこともある。」

イケル・カシージャスとディエゴ・ロペス
「2人の偉大なGKだ。どちらも、非常に良くマドリーを守ってくれている。どちらにも来シーズンもここにいてほしい。イケルは、ここマドリーでキャリアを終えたいと言っていた。」

チーム
「僕たちにはとても若い選手たちがいる。たとえばイスコは、とても高いクオリティを持っている。これからのシーズンで、さらに力を上げていくだろう。彼がクリスチアーノや他の選手たちと一緒にやっていくのを、ここにいて見ていたいと思うよ。」

なぜペペと呼ばれるのか
「ブラジルでは自分の名前を発音するのがとても難しかったんだ。だから自分をペポン、と呼んでいた。でも父が、ペペの方がいいって言ったんだ。」

ポルトガルがW杯に優勝したら?
「聖女ファティマにお参りするよ。」

試合前のおまじないは何かしているか
「ピッチに出る前に、2,3分間、しばらく神様に感謝する時間を取る。いつもユニフォームをファンの誰かにあげる、誰かほかの人をその日1日幸せにできるように。」

マドリーに来たとき最も注意をひかれたことは?
「空港に行った時だね。レポーターが1人近づいてきて、僕のスーツケースには、マドリーが支払った3000万ユーロが入っているのかと尋ねてきた。そんなことを言われたのは忘れられないね。」

ロッカールームの中で見た一番奇妙な出来事は?
「ロッベンがロッカールームをすごくスキップしていたこと。まるでそのままどこかへ逃げ出してしまいそうなくらいね。」


先輩がいる

2014-03-12 07:03:06 | football
トレーニング再開
土曜日のマラガ戦に向けて、11日の夕方からトレーニングが再開されました。ただ少し日程的に余裕があるためか、ピッチでの全体トレーニングをしたのは16人。カルバハル、ベンゼマ、セルヒオ・ラモス、コエントラン、バランは室内での調整でした。コエントランはレバンテ戦でもベンチ入りしてなかったけど、またどこか微妙なのかな……。負傷離脱中はアルベロア、ケディラ。


クラシコの主審、ウンディアノ・マジェンコ
なんと今シーズンのカンプノウでのクラシコの笛を吹いたマジェンコが、再び。シーズンの2試合で同じ主審が笛吹いたことってあったっけ。しかも、取るべきペナルティを取らなかったのではと、かなりマドリー側から批判されていたのに。むしろ後半のクラシコでは回避されるだろうとすら思ってたんですが。たぶん今のスペインでは一番の国際主審だと思うんですが、この人が笛吹く試合って、イラッとして終わることが多い気がするんですよね…揉めるようなことがないように、と願ってます。


おまけ:イスコ、牛の物真似をする
レバンテ戦の開始前、ロッカールームからベンチへ出てくる控え選手たち。イジャラメンディの前で、牛の真似をするイスコ。イジャラこれ気づいてるのかなー…。
イジャラの一件について試合前のプレカンで質問されたアンチェロッティも、「いろいろな危険は禁止されているけど、闘牛とはね」と笑っていたそうで、チームにはあまり深刻にならずに受け止められたようです。チームの調子が良く雰囲気も良いことも理由かもしれません。もちろんイジャラは、既にチーム全体とフロレンティーノ・ペレスに謝罪、それでも罰金の対象になるだろうとのこと。
ちなみにイジャラに元気を出してほしいのは、過去に同じことをした人がいるということ。1999年、カマーチョ率いるスペイン代表の合宿中に(どういう経緯か知りませんが)、7番をつけていた人が、牛の前を4回横切るというチャレンジをしていた模様。優勝した時のあのパフォーマンス然り、ラウルは闘牛好きですから……。
参考までにASでは、フットボール選手が、安全に問題があることから禁止されているのは「二輪、スキー、乗馬、接触のあるスポーツ、エアスポーツ、ハンティング、闘牛」等だそうです。だいぶ前にこのブログでも記事にしましたけど、オサスナのクルチャガ、引退したらパンプローナの牛追い祭りで走るんだ、と宣言してましたね(後に実現)。


堅い相手ながら

2014-03-10 05:08:06 | football

2013/2014 Liga Espanola 1a division Jornada 27
Real Madrid C.F. 3-0 Levante

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、マルセロ、P.P.
画像

試合中の解説で言われていた通り、レバンテは大きく崩れない、動揺せずに立ち向かってくる堅いディフェンスだなと思いました。と感じられていたので、セットプレーからでも早めにゴールが決められて良かった。クリスチアーノ、高かったですね。でも、試合全体は支配し、左右から切り崩し、惜しいチャンスを何度も作れているのにゴール数は伸びず。ベンゼマ惜しい……とか、そういうのが続きました。レバンテのGKも良かったです。
そこで、後半立ち上がりに追加点が入ったのも、チームがさらに落ち着くためにも良かったです。2点目を決めたのはマルセロ、ディ・マリアと組んでザクザク左を切り刻んていたのが、一番の結果につながって、これも嬉しかったです。左利きなのに、相変わらず右でも見事なシュートが打てるのがすごい。

ただ、ところどころで「やっぱりレバンテ戦だ…」と思ってしまうような、痛手を受けていたのが…。クリスチアーノへのナバーロの後ろからのアタック、ナバーロは退場になったしクリスチアーノにも怪我がなくて良かったですが。ダイブ屋みたいなこと言われたりもしますが、きちんと転んでよけられるクリスチアーノだからこそ、酷いことにならずに済んだのでは、と思います。あと心配なのがバラン。あれは意図的ではなかったのかもしれませんが、痛めて回復してきた右膝に、イバンシッツの蹴りが。その後プレイが続けられて良かったです。


カルバハルの状態(見出しの順番を入れ替えました)
試合終了間際に突然の負傷、担架で退くことになったカルバハル。何の接触もないのに怪我したようで、単独負傷は軽くないことがままあるので、心配です。何しろアルベロアも負傷離脱中、クラシコも近づいているしここまで好調のカルバハルに怪我はしてほしくない。
laSextaの記者の第一報、MARCA等によると、臀部の軽い痛み?とのこと。深刻なものではないようですが、一晩寝れば治るのか1週間はかかるのか等もまだ不明です。公式が早めに情報を出してくれるといいんですが、怪我の回復期間とかあまり詳細なこと教えてくれない傾向があるので…。

追加:アンチェロッティの試合後会見より、カルバハルの負傷は深刻なものではない、数日で良くなるはず、とのこと。はー、とりあえず良かった…。
@MrAncelotti: "Carvajal's injury isn't serious. He should be fine in a few days."

さらに追加:カルバハルのコメント
「個人プレイの中でのことだった。左脚がすべって、筋肉がひきつった感じがした。ドクターは、ロッカールームに引き上げた方が良いだろうと言ってくれた。何事もなければと願っているし、感触はけっこう良いよ。心配してくれた人たちに安心してほしい。2,3日で良くなると思うよ。」
「チームにとっても観客にとっても素晴らしい今日の勝利。励ましをいろいろありがとう、結局は杞憂だったね。みんな、おやすみなさい。」


試合後のディ・マリアのインタビュー
特に、今日の試合で4枚目のカードを受けたことについて
「わからない、決めるのが難しいが、マラガ戦でプレイしない方がいいだろう。僕はいつも接触プレイをするだろうし、リスクを冒したくない。」

カードの判定
「意図的なハンドではないけど、審判がそう判断した。マラガ戦でプレイしなければならないとしたら、ちょっと厄介だろう。」

チームには「ガソリン」がある
「ガソリン、そのとおりだね。満タンでうまく後押しをしている。首位に立っているから、より良いことだ。3冠が獲れたらいいね。」

ナバーロのロハ
「すごく強烈だった、赤かどうかはわからない。」

アルベロア、3週間離脱

2014-03-08 20:00:01 | football

アルベロア、3週間離脱
ケディラ以外はほぼ順調、代表戦からも皆だいたい無事で帰ってきたと思ったら、留守番だったアルベロアに負傷情報が。la Sextaが伝えたところでは、アルベロアは膝蓋腱を負傷し3週間の離脱とのこと。今日の負傷ではないようで、ここ数日のトレーニングはテーピングをしてしのいで、通常通りの全体メニューをこなしていたそうですが、結局痛みが耐えがたくなり、離脱ということになったようです。
3週間というと今月いっぱいくらいですか。クラシコもたぶん無理。CLシャルケ戦、リーガがレバンテ、マラガ、バルセロナ、セビージャ、ラージョ……カルバハルとアルベロアのローテーションは上手くいっていたと思いますし、お互い疲労の心配をしないで済んでいたのに、当分右ラテラルはカルバハルだけ。いざとなったらラモスかバランができるかもしれませんが……。それ以上に、守るべきところは守り切ってくれる、左ラテラルもできる、そして戦える、アルベロアは貴重な存在なんですが。

追加:公式では「右膝蓋骨下端の剥離」って感じに書いてあります。


レバンテ戦、バランを起用できるか
スペインでは、日曜のレバンテ戦でアンチェロッティはバランを起用するだろう、という見方があるようです。バランの手術を担当した医師によると、バランはもう週に2回試合出場しても問題ない、右膝の負傷の再発のリスクはないから、とのこと。ちなみにバランは、水曜の代表戦でフル出場。
ドクターが良いっていうんなら大丈夫なんでしょうが、復帰以降、週1ペースにも戻してなかったのに、こんなタイミングで連戦しなくても…と、ちょっと腑に落ちない気も。
あと気になるのはラモスのカード。いま9枚で、今節レバンテ戦、次節マラガ戦、その次がクラシコという日程で……本人もアンチェロッティも、うまく調整させたいだろうなあと思うんですが、たぶんもう審判にはマークされていると思いますので、また下手なマネするとサスペンションが増える可能性も(ラモスお芝居ヘタだし)。さて、どうするか。今節1枚もらったらOK、もらわなかったら次節休養でリスク回避とか、そんな感じで調整ですかね。


意外に無謀な…
インターナショナルマッチデイがあった今週、代表仕事がないマドリーの選手たちは月曜と火曜がフルにお休みでした。この休日を利用して、イジャラメンディは故郷近くのカーニバル、お祭りに参加。バットマンの格好で。
コスの良し悪しは別として、お祭りに行くところまでは良かったのですが、どうもそのあとに、度胸試しで牛の前を走り抜けるというイベントにまでしっかり参加してしまった模様。このご時世、顔ははっきりわからないながら、バットマンの格好をした青年が牛の前を走り抜ける動画がSNSで拡散されるという事態になってしまいました。
移籍金だの給与だのと選手には大金が絡むこともあり、クラブの財産でもあり、負傷の危険があることはしてはいけない(二輪禁止とかスキースノボ禁止等)というのは、だいたいどのサッカークラブにもある規定だと思います。この牛の前を走り抜ける、というのが実際にクラブで禁止されている行為に当たるかどうかは不明ですが、内規違反となれば罰金になるだろう、とのこと。
まあなんていうか、イジャラちょっと変わってますよね。ベルナベウでの契約&お披露目に友達30人連れてくるとか。

で、そんなイジャラメンディは、本日24歳の誕生日。


創立112周年

2014-03-07 05:05:41 | football
日程
第29節 3月23日(日)21時 バルセロナ(C)
第30節 3月26日(水)22時 セビージャ(F)
第31節 3月29日(土)22時 ラージョ(C)

クラシコは日曜夜、そのあと2日おきに3試合ですか。平日22時はライブで見終われないからやめてほしいんだけどなあ……もうちょっとで冬時間が終わる時期です。
まだRound16の2ndレグが終わっていないのでこういうことを書くのはあれかもしれませんが、4月に入るとすぐQFです(1stレグ:4月1日、2日/2ndレグ:8日、9日)。ドローは3月21日。


各国代表
U-21スペイン代表 2-0 U-21ドイツ代表
4日にスペインのパレンシアで行われた試合。パチェコとカルバハル、ヘセも入れて、マドリーから5人が先発しました。
ヘセは右サイドでしたが、少しボールに触る機会が少なかったように感じました。カルバハルは安定感に加えて存在感もあり、このまま良い感じに伸びて、近いうちにフル代表にも手が届くだろうと思ってます。イスコは、正直言うとちょっと悪い方のイスコ…要するにボールを持ちすぎ。マドリーでボールを持ちすぎるよりも許容されているのかもしれませんが。とはいえ、エリア外から冷静に狙ったゴールはゴラッソ、きれいなゴールでした。先制点はモラタで、相手GKのミスに付け込んで拾ったボールを冷静に流し込み。これは良かったんですが……何度ゴール枠に当てたかな。AS曰く、3回のシュートを枠に当ててゴールを逃したそうですが、当てただけ上手いと言うべきか、持ってないねえと言うべきか。でもこの代表でのモラタは、12試合出場で13ゴール。ロドリゴの持つ記録まであと2ゴール。
で、このチームとしても33試合無敗(1500日無敗)という驚異的な成績を継続中。予選あり、本大会あり、いろいろな条件での親善試合ありでこの結果、率直にすごいと思います

フル代表たち
5日に行われた各国フル代表の親善試合。マドリーの「BBC」がそれぞれ気持ち良く活躍してきたようで、ベンゼマとベイルが1ゴールずつ、クリスチアーノが2ゴール。ポルトガル代表の試合はWOWOWでやってましたので、前半中心に見ていましたが、マドリー以上にクリスチアーノは中心的というかまさに大黒柱の存在ですね。改めて言うまでもなく。
そして、前線の選手たちがゴールを挙げている中、コエントランまで……やっぱり代表の方がやりやすいのかな。ボールを取られにくい上手さ、食らいつきはコエントランの長所だと思いますし、マドリーでもそういう長所はしばしば見せられていると思うんですが、なんていうかマドリーだとツイてないというか持ってないというか……この間のアトレチコ戦でも、ボールキープして密集を切り抜けて、「やるなー!」と思った次の瞬間に相手にパスしてたし。
モドリッチの出場時間が比較的少なかったこと(後半10分過ぎから)、アロンソが後半から出場だったのは、疲労という点ではよかったかなと思います。でもフルに起用された(クリスチアーノ、コエントラン、バラン)&ほぼフルに起用された選手(ディ・マリア、ベンゼマ)もいるし……。週末のレバンテ戦(9日)を切り抜ければ1週間空きます。代表召集のなかった選手もうまく使っていってほしいです。
ちなみにポルトガル代表での出場がなかったペペですが、発熱、胃腸炎の症状があるとのこと。週末は休養でも良いかもしれません。バランがフルに使われてしまったので、ラモスとナチョの組み合わせでも良いと思います。お大事に。





ラウルの将来
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ラウルは6月30日でスパイクを脱ぎ、監督としての将来に専念するだろう。
ラウルが現役を退く。「7番」は既に、これがフットボール選手としての最後のシーズンになるだろうと決断した。アル・サッド・スポーツクラブのフロントは、さらに1シーズンの延長を試みているが、ラウル自身は、現役のプロフェッショナルとしての時は、36歳で終わるのだと考えている。
ラウルは、今も重要な貢献をし続けている。しかしそのレベルは、カタールでの初年度からは下がってきている。今シーズンここまで2ゴールだが、初年度は9ゴール6アシストだった。アル・サッドはカップ戦のファイナルに到達しているが、現在は、彼のキャリアは別の方向へ歩いていくべきだと考えている。
ラウルにはカタールのサッカー協会と2年間の契約がある。経済的に大きなオファーも、彼の心を変えることはなかった。カタールでおよそ2年、ラウルは身も心もフットボールに捧げてきた。午前中にはアスパイア・アカデミーに行って監督になる勉強をし、これ以上好きなものはないフットボールを吸収した。彼は既に、いくつかの子供たちのチームの指揮もしている。
今現在ある考えは、現在の契約を全うすること、だがそれは決定したことではない。ラウルは、レアル・マドリーが彼の帰りを待っていることを知っている。フロレンティーノ・ペレスその人が、昨年8月に行われた記念試合でそう話し、今年の1月初めにカタールで親善試合を行った際にも、その考えを繰り返した。
現在のところ、最終決定というものは何もない。彼の次の目標は、監督のライセンスを手にすることだ。毎年RFEFが開催している監督のエリート育成コース(選手として代表経験があるか、プリメーラで10年以上プレイ経験があることが条件)に参加して、少なくとも1年以内に監督のライセンスを取ること。実際第一に彼が考えていたのは、今シーズンにそのコースに参加することだった。しかしアル・サッドに所属しているため難しい。2014年世代では、グティやミスタといった元選手が、プリメーラで監督をするためのプログラムに参加している。
昨年8月の試合で受けた、14シーズンに渡って彼らの模範的FWであり外へ出てしまった彼を応援するベルナベウの愛情と、フロレンティーノ・ペレスとの和解は、1年前にはほとんど不可能と思われていた可能性が開け、展望を大きく開くものになった。今現在、ラウルは現役フットボール選手としての最後の3か月間を楽しんでいる。
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ラウルが今シーズンで引退するだろうというEl Confidencialの記事。普通紙っぽいイメージのわりに、マドリーのチーム内では実は…みたいなセンセーショナルな記事とかネタっぽい記事がけっこう目立つ印象があるところなので、まあどうかなあ、と話半分くらいで。そもそも移籍ネタ同様、引退関連も本人の口から聞くまでは正確なところはわかりませんし、引退宣言した後も、やっぱり続ける!となる選手もちらほらいますので。
あと、フロレンティーノ・ペレスとの和解とかよく書かれますけど、そもそもラウルとペレスの関係がもともとそこまで破綻していたわけではないと思うんですが…。ラウルをベルナベウに呼ぶ記念試合企画はシャルケ時代にも持ち上がってましたし、OBのクラブへの回帰傾向もここ何年ものことで、当然ラウルを戻すことを考えているだろうし(一番の目玉商品?でしょうから)。マドリーを出る際にラウールへのオマージュの機会を与えないという批判もありましたが、よそのチームで真剣勝負で現役を続けるつもりの選手にフェアウェル記念試合というのも、個人的には違和感があったりするので。別にペレスを擁護とか、ペレス絶賛とか、そういうつもりもないですが。


3月6日はマドリーの創立記念日

シャビ・アロンソ

2014-03-06 07:15:54 | football
各代表はまた後でまとめるとして、

シャビ・アロンソ、France Football誌へのインタビュー。を、ASから
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Q:あなたは、プレミアリーグでプレイした最初のスペイン人選手たちのうちの1人です。パイオニアであることをどう考えていますか?
A:僕よりも前に既に何人かプレイしていた。アルベルト・フェレール、ガイスカ・メンディエタ、イバン・カンポといったように。でも何人ものスペイン人選手が一緒になっていた最初のクラブが、ラファエル・ベニテスのリバプールだった。全力で僕を迎え、僕に賭けてくれた。リバプールは本質的な存在だ。多くのことを学んだから。

Q:あなたは純粋なスペイン産の選手ですが、イングランドに行く前はどんなタイプの選手でしたか?
A:僕は常に、ボールを取りに行く中盤(centrocampista recuperador)だった。サン・セバスチャンの砂浜でプレイしていた時でさえね。いつでも最初にチーム全体のことを考え、ピッチで起こることへの責任を感じるようにしていた。それから、同じポジションだった父のように(ペリコ・アロンソ、80年代前半にレアル・ソシエダで2度のチャンピオンに)、これが僕には合っているんだ。戦術的に、僕はとても優れたトレーニングを受けてきた。でもそれは、スペインの中盤が受けるトレーニングとしてはある種共通したものでもある。スペインへ行けば、必要とされるあらゆる基礎を身に着けた、素晴らしい選手になれる。スペインはどのラインでも非常に高いレベルの選手たちを生み出している。最前線からGKまでね。

Q:リバプールでは何を学びましたか?
A:リバプールへは、スポンジのような状態で行った。可能な限りすべてを学びたいという強い意志を持って。見て、聞いて、それから最初はほとんど話はしなかったけど。当然だ、まだ22歳だったんだから…。ハマンやキャラガー、スティーブン・ジェラードといった多くの選手たちを目指していた。個人的な面でもプロフェッショナルな面でも、大きく成長していった。この点では、ラファ・ベニテスに多くの部分を負っていたことに言及しなければ。英国のフットボールは、そのもっとも純粋な本質の点で、フットボールだ。僕は、アンフィールドとは何か、その喧噪にも特徴があることを学んだ。イングランドでは、フットボールに早くなじむことができた。実際のところ、プレミアリーグはリーガに比べて、テクニック面でも戦術面でも劣る。でもそのペースはより強いものだ。あそこでは、競争的であることを学んだ。相手を破壊する接触ではなく。

Q:ではそういったことすべてが、今のスペインでのことに役立っている?
A:もちろんだよ。フットボールは接触のあるスポーツで、必要があれば僕は脚を出すことを躊躇しない。でもそうやるとしても、常に高潔さを伴うこと。けっして劇場のようにはしない、それもまた、僕が自分のやることの中に取り入れたことだ。それが本質。シミュレーションをする選手は、イングランドではほとんどありえない。個人的な意見では、そういったズルは組織的な罰則の対象とした方がいいと思う。イングランドでは、純粋なフットボールだ。大衆主義ではない。

Q:あなたがリバプールに持ち込んだものとは?
A:自分自身について話をするのは好きじゃないんだ(笑)。そういった競争的な面を、僕自身の生まれ持った試合を読むやり方と混ぜ合わせることができた、と言えるかな。自分が守備と攻撃をつなぐ存在だと理解しているんだ。

Q:あなたは現在、あなたの試合を読む知識の頂点にいます。これがあなたの成熟にとって意味するものとは?
A:試合のあらゆる瞬間に、何をすべきかを理解するということ。まだ成熟していない頃には、多くのエネルギーがある、しかしそこでやっていることはチームが求めていることではなかったりする。成熟は、どのように自身の力を推し測るか、そしてすばやく判断を下すかを知ること。僕のような中盤の選手は、たくさんの小さな正しい決断を行わなければいけない。若い時には、1つの選択で輝くことができるかもしれないが、他に3回は間違いを犯す。ストライカーが輝くにはゴールすること。でも僕のポジションは、信頼されることだ。絶対にミスをしないこと。ある選手は「かく乱」しなければいけないけど、僕の仕事は「バランスを取る」こと。このコンビネーションが良いチームを作るんだ。

Q:スペインでは、中盤のボール回収や8(8番、攻撃よりのピボーテ?)が嫌われた時があったそうですが……。
A:そうだね、でも大きく変化した。ファンは、スペイン代表で、守備的な中盤がチーム全体のクオリティを上げることを目にした。今は、僕たちにはより大きな価値があると見られている。イングランドやドイツ、その他の海外では、なぜ僕たちのような特性や才能をもった中盤が得られないのか不思議に思われている。たとえばアルゼンチン。アルゼンチン代表には4人の素晴らしいストライカーがいる、でもこういうタイプの中盤はいない…現代のディフェンシブ・ミッドフィルダーは、第一に、ボールに対してどうプレイするかを知っていなければいけない。フィジカル面でも強く、でも同時に試合を創り出せるように。

Q:ボールポゼッションは重要なことだと思いますか?
A:(即答して)本当のポゼッションなら重要。ボールを持つためにボールを持っているだけなら、意味がない。

Q:スペイン代表の成功は、多くのスペイン人選手のプレミアリーグへの移籍を促したと言って良いでしょうか?
A:そうだね、そのとおり。イングランドのクラブは大きな財力を持っている。一方でスペインは、経済危機を経験しているところだ。優れた選手たちがプレミアリーグに行くのは論理的なことだ。さらに、経験的に分かることだけれど、スペイン人選手は容易に馴染めるし、ビッグクラブの中で重要な存在になっている。

Q:でもあなたは違う方法を取った……。
A:そう。2009年、考えた上で良い選択をした。リバプールで5シーズンを過ごして、変化が必要だった。それに、最も偉大で最も要求が高いクラブ、レアル・マドリーより優れたクラブがあるだろうか。やってきたチャンスに賭ける時がきたんだ。マドリーで日々を過ごすことは、他のどのチームにいるよりも、より強烈でより大変なものだ。このクラブの命題は勝つこと、勝つこと、さらに勝つこと、そして同時に優れたプレイをすること。リバプールは5度の欧州杯を手にしている。でも同じじゃない。毎日はよりリラックスして、重荷も少ない。マドリーでは、プレッシャーと要求が常にある。そのチャレンジに自分が対処できるかを知りたかったんだ。

Q:現在、スペインのフットボールは流行であり、スペイン代表はすべてを手にしました。これにあなたはどう貢献していますか?
A:ラ・ロハについて話をするときには、そのドアをノックするところから(そのはじめから?)見なければいけない。昨年のU-21欧州選手権を獲ったことを考えてみよう(決勝は4-2でイタリアU-21に勝利)。スペインの育成システムは、競争力のある選手たちを「作る」ことができる。でも彼らの能力というのは、良いフットボールをすることと同時に、どの場面で何をすべきかを知っているということだ。僕たちはフットボールのスクールで、インテリジェンスをもってトレーニングをする。良い結果は、その帰結として生じるものだ。スペイン人選手は競争する力をつけ、その技術的なクオリティと試合でのインテリジェンスも保っている。

Q:フットボールの文化は、スペインで進化しているのでしょうか?
A:そう、僕たちの持つあらゆる異なるクオリティを組み合わせるという意味でね。技術的に恵まれたものと勝利の精神が今はともに存在している。良いプレイをしても競争力ということをわからないでいる時もあったのは真実だ。フットボールでは、走ることと苦しむことを知らなければいけない。決勝で勝てなくても素晴らしい試合なんてあるだろうか? スペインのフットボールもまた、チームを作ることを学んだ。僕は、いち選手として、良い状態だ。でも他の選手たちに対しても良い存在になる。若い選手たちはこの哲学の大きな変化を目にし、そこに浸っている。

Q:スペイン代表は、グアルディオラのバルサとモウリーニョのマドリー、異なるスタイルの融合をどう成し遂げたのでしょうか?
A:それを可能にしたのは、選手たちに本来備わっていたクオリティだ。それから率直に言えば、僕たち全員がチームの団結のために自分たちが役立つことを優先していた。誰も、個人で輝きたいと思ったりしなかった。それから、僕たちはパズルのピースを集めることができた。基盤としてできあがったものが、新しい選手たちが問題なくなじむ手助けにもなった。

Q:クラシコでのマドリーとバルサの選手たちの間の強烈な緊張を忘れる人は誰もいないでしょう。どうやって代表で再び一体になったのでしょうか?
A:自然と。代表では、僕たちはチームメイトだ。でも自分たちのクラブのカラーを守る。どちらかを切り捨てることはないよ。

Q:クラシコでは何かが変わるのでしょうか?
A:間違いなくノー! 普段より緊張感は強まるけれど、でも僕たちはこうしたあらゆる頂点のものを乗り越えてきた。僕が話そうとしないのは、マドリーvsバルサの試合で蹴りを受けたからって? ちょっと、真面目になろうよ! 僕にしてみれば、クラシコで起こったことは、その場限りのことだ。ラ・ロハでバルサの選手たちに会えば、違うストーリーだ。スペインメディアの話とは正反対で、バルサの選手たちとは素晴らしい関係を築いている。中盤でプレイするブスケツを見てみようよ。僕は彼のクオリティをよく理解しているし、彼も僕のことをわかっている。クラブでは、僕たちはだいたい同じようなポジションだ。でも代表では、僕たちそれぞれがより自由にやる。一方がもう一方をカバーする。「ブシ」はとても賢いし、戦術的にも優れ、とても競争力がある。僕たちは本当に良く理解しあっているよ。

Q:スペインのクラブが、特に外国籍選手たちのおかげで、とても競争力の高かった時期がありました。今はそうではないのでしょうか?
A:スペインフットボールのメンタリティは変化した。競争力を持つ方に変わった。それはまた、勝利を手にしたからでもあるね。現在、僕たちはきわめて重大な時をプレイしている。結果を確実にするために、ポゼッションを保つというインテリジェンスを持っている。冷静な頭脳でいるということだ。

Q:ラ・ロハがW杯を制すると思いますか?
A:3つ続けてタイトルを手にして(2008年、2012年のEURO、2010年のW杯)、また他の競争力のあるチームと対戦してみて、とても難しいものだろうと思う。でも心から言えることがある。何があっても、この世代は威厳ある終わり方に値するものだということ。あらゆる名誉と共にね。

Q:それが意味するところは?
A:おそらく、このW杯の後に何人かの選手が代表を去ることになるだろう。選手たちには長いキャリアがある。繰り返すけれど、すべてがうまく終わることが必要だと言っているんじゃない。ただ清廉に、表のドアから立ち去るということ。2002年W杯のフランスと同じストーリーは経験したくないんだ。本当に。あれは本当に悲しいことだった…。
(覚えている方も多いのではないでしょうか。1998年のW杯、2000年のEUROを制したフランス代表でしたが、2002年では大会直前の練習試合でジダンが負傷、チームの調子も上がらないまま、無得点・グループ最下位で姿を消しました)

Q:なぜさらに2年も、レアル・マドリーとの契約を更新したのですか(2016年まで)?
A:フィジカル面で良い状態でいられると確信したかった。昨シーズンの鼠蹊部の負傷にはすごく悩まされた。2013年は1月から5月まで、ピッチの上にいても同じではなく、自分のレベルが取り戻せなかった。6月に手術を受けて、新しく戦う力、自分の有るべきレベルが取り戻さなければ、延長はしたいと思わなかった。簡単な道は取らなかった。金や欲求の問題じゃない。僕は自分自身に尋ねた。「さらに2年間ここで過ごす意思はあるか?」って。その答えがイエスだった。そうなったら、延長するのは簡単な話だ。

Q:あなたはアメリカへ行きたいのだと言われていましたが…
A:将来的には、その仮説も除外しないよ。この先の2年間で、自分がどう感じるか見ていくことになるだろう。何も除外しない。ヨーロッパでも、レアル・ソシエダでも、レアル・マドリーとのこの新しい契約が終わった時にさらに延長することもね。自分が良いフィジカルの感触を持てているかを見ていくよ。確実に言えるのは、ピッチの上を這いまわるようなことはしないということ。これは名誉と威厳の問題だ。

Q:あなたがトップフォームに戻るに従って、アンチェロッティのマドリーはバランスを見出しました。
A:僕たちはピッチの上で、よく組織立っている。FWの皆まで、僕たちを助けてくれる。おかげで、中盤から試合をコントロールするのがとても楽になっている。僕たちの仕事は、リスクを減らすと言う点で、ディフェンス陣の役にも立っている。もちろん、GKも必要な仕事が減って、失点が減っている。こうした一連のポジティブな影響は、一方でバランスにつながっている。CLの準々決勝、国王杯ファイナル、リーガの終盤戦、重大な試合が続く4月から、こうしたことが本質的な存在になるだろう。7人しか守備をしていないような状況では、不十分だ。僕たちは一緒になって、守り、攻撃しなければいけない。

Q:もしクリスチアーノ・ロナウドに守備をするように言わなければいけないとしたら、そうしますか?
A:当然。前線ともバックラインの選手たちとも、たくさん話をしている。それがミッドフィルダーとしての僕の仕事だ。僕のポジションからは、試合が良く見える。だから時々言うんだ。「クリス、俺たちを助けてくれよ」って。それは当然するべきこと、シンプルだ。同じようにディフェンスも僕にこう言ったりする。「シャビ、お前がこれをやらないと!」って。若い選手たちには、そういうことを言うのは難しいかもしれない。でもそういう経験をするんだ。

Q:ベンゼマも守備をしますか?
A:カリムはあらゆる面で、大きな貢献をしてくれる。ボールのコントロールがすごくうまいし、仲間たちとの関わり方もわかっている、そして多くのゴールを決めてくれる。「美味しい」選手(un jugador delicioso)で、あらゆるプレイがとても素晴らしい。それに動きがとても賢いね。

Q:ではバランは?
A:バランのことは大好きだよ! ラファのことは、なんて言えばいいんだ? 何かをすること、競り合いで勝つこととか、予測をすることとか、驚くほど簡単にやるんだ。まるで何の苦労もないように。プレイすると、すべてが自然でシンプル。戦術的にも技術的にも、そしてフィジカルでもとても強い。いつもボールを簡単にはじき出す、とてもクリーンなやり方でね。彼のプレイを見ているのは楽しいよ。

Q:アンチェロッティがレアル・マドリーに持ち込んだものは何でしょうか?
A:ロッカールームをマネージメントし、選手たちと気軽に話をするという個性を備えている。でもそういったすべてが、偉大な支配力に結びついている。必要とされることがあれば、彼はやる。アンチェロッティは、静かな男という皆のイメージ以上のものがある。100%を出さない選手がいたら、彼は罰するよ。保証する。でも、そうであっても、雰囲気は素晴らしいものだ。選手たちはそれぞれの責任に気づいている。でも同時に、監督の信頼も感じている。

Q:スペインのフットボールはこの先も良い年月があるでしょうか?
A:注意深く行こう。僕たちは、自分たちがあるべき場所にいる。でもフットボールでは、すべてが1週間で変化し得るんだ。
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FF誌だからというのもあるかもしれませんが、ベンゼマとバランへの率直な「お褒めの言葉」がいい感じです。


今夜はスペインU-21

2014-03-04 21:34:13 | football
代表仕事16人(+2人)
スペイン代表(vsイタリア、連続でビセンテ・カルデロン)
 イケル、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモス

ポルトガル代表(vsカメルーン、レイリア)
 クリスチアーノ・ロナウド、ペペ、コエントラン

フランス代表(vsオランダ、パリ)
 ベンゼマ、バラン

クロアチア代表(vsスイス、ザンクト・ガレン)
 モドリッチ

ブラジル代表(vs南アフリカ、ヨハネスブルク)
 マルセロ

アルゼンチン代表(vsルーマニア、ブカレスト)
 ディ・マリア

ウェールズ代表(vsアイスランド、カーディフ)
 ベイル

スペインU-21代表(vsドイツU-21、パレンシア)
 ヘセ、カルバハル、モラタ、イスコ、パチェコ、デリク

スペインU-21の試合が今夜20時3045分(明日の朝4時3045分:時間を15分間違えてました、すみません!)、他の試合は5日です。アルゼンチン代表の試合がヨーロッパなのは幸い。マルセロは、ブラジルに戻らなくても済みましたが、南アフリカとの対戦で、いちばん移動距離が長そうです。スペインフル代表は超近場。
実際のところどうなるかわかりませんが、あるニュースサイトで見つけたU-21スペイン代表の予想スタメンは、Pacheco; Dani Carvajal, Amat, Sergi Gómez, Alberto Moreno; Sergi Roberto, Rubén Pardo, Isco, Muniaín; Álvaro Morata y Jesé Rodríguez …と、マドリーの選手が5人も。これはかなり見てみたい。しばらく出場機会を失っているモラタ、自信と勘を取り戻せるように活躍してくれたらいいなと思います。

でも、何よりも、皆怪我なしで帰ってこれますように。


ケディラ
DFB(ドイツサッカー協会)のインタビューに答えたものから。
「未来のことはあまり見ないように努めている。僕の現在のプランは、毎日のトレーニングを、しっかりと意識してやること。これが僕の一番気を配ることだ。いつ自分がベストの状態で戻れるか、なんてことを宣言するつもりはないよ。」

2-2か…

2014-03-03 02:59:50 | football

13/14 Liga Espanola 1a division Jornada 26
Atletico Madrid 2-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド

やたらと熱い試合、2-2で終了です。勝てなくて、今期の直接対戦成績で並ぶ、上回ることはできず…。でもまあ、よく引き分けたというか、あちこち苦しい箇所もあったのにまとめてきたなあというのがとりあえずの感想。
先制後、同点にされ逆転された後、両サイドバックを取り替えてイスコも入れて、と比較的早い時間に前交代を使い切った。好調のヘセを使えなかったのは惜しかったですが、結果的にこの交代は当たりでしたね。カルバハルからのクロスがクリスチアーノの同点ゴールにつながったわけですから。最初からマルセロ&カルバハルで行けば…と思ったりもしますが、カルデロンホームでのダービー、試合開始から熱くてハイテンションで強烈に押してくるアトレチコ相手なら、守備寄りで(比較的)対人に強いアルベロア、コエントランで行くのは有りだったんじゃないかと思います。前半押されていた時間帯に左がマルセロだったら……ちょっと怖い。いやでも、マルセロとカルバハルで押し上げた方が良かったのかな。耐えられたかな……。でも結局、前半それで2失点しちゃったわけですが。少なくとも1失点目は、もうちょっと寄せるなり何なりできなかったかな。何か変な空気でした。
マドリーがリードしたままだったら、交代枠をラテラルに使わずに済んだとは思いますが、点を取りにいかなければならなくなって、そこで攻撃的なラテラルに両方とも置き換えた。アトレチコが疲れてきてへたっていたこともあり、マルセロカルバハル、それとイスコを入れたことが、同点に追いつき、終盤も相手に主導権を渡さずに済んだところにつながったのではないかと思います。

今シーズンのダービー各試合、ジエゴコスタ…というところを考えたら、ディフェンス陣が荒っぽくなるのもまあ仕方ないとは思いますが、マドリーディフェンス陣がカッカしてる時間帯よりも、平熱に落ち着いた感じの時間帯の方が普段通りにやれてるように見えたので、やたらと熱くなってもいいことないなあと……ま、普段通りにやれるようになったから平熱に戻ったのかもしれませんが。ペペもラモスも両方とも熱くなるのはなあ…せめてどっちかにして、どっちかは冷静で嫌な奴、くらいでいてほしかったです。

アロンソとモドリッチ、どちらも苦労している時間帯は、当然ながらマドリー自体も苦しいですね。CLから中3日で疲労もあっただろうし。守備に追われる時間も多く、しかも身体を張らないことには止められないシーンも多々、マイボールになっても少しでも迷いのあるパスは取られてしまい、攻撃の貢献もままならない。どちらも苦しい、というのはチーム全体も辛いわけですが、ここはどうしようもないのかなあ。

とにかく疲れました。勝ち点1でもよしとしないといけないかな…でもな…と、そんな感じの試合でした。

アトレチコ戦、召集選手

2014-03-02 11:14:25 | football

アトレチコ戦、召集選手
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルセロ、コエントラン、カルバハル、アルベロア
MF:ベイル、シャビ・アロンソ、モドリッチ、カゼミロ、ディ・マリア、イスコ、イジャラ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、モラタ、ヘセ

負傷:サミ・ケディラ

好調だの優位だのと言われる中でのデルビー。だからこそ、怖い。大丈夫だろうとは思うんですが、シャルケ戦最後の失点のように気を抜いたりしないように、落とし穴にはまらないように。この先のことを考えても、悪いイメージを作らないような試合をしていってほしいです。

アンチェロッティの試合前日会見から
バランについて
「彼の状態は良いと思っている。しかし今日ラインナップを発表することはしない。ピッチにベストのチームを送り出すつもりだ。全選手が良い状態で、プレイできる。」

シメオネが、マドリー有利だと話したこと
「この試合にとってプレッシャーがあるのは当然のこと。リーガ優勝のために対戦する2チームだ。どちらも素晴らしいチーム。プレッシャーは当然のことで、それをコントロールしなければいけない。誘ぢかどうかは…我々は勝ち点3をリードし、我々は有利だと言われる。しかしあなたがたは、アトレチコはカルデロンで試合をするアドバンテージがあると言うこともできる。ホームでファンがどれだけ彼らをサポートするか、我々全員がわかっている。」

アルベロアについて
「彼がプレイする時、良い状態にあり、非常に集中しているところを見せてくれていた。彼には何の問題もなく、ディフェンスに注意を払っている。今も良い状態であり、W杯にいく可能性は大いにあると思う。」

チームのレシピ
「特別なものというものはない。私には、やるべきことを非常によく理解している非常にプロフェッショナルなチームがある。そうやれてきた。我々は十分注意しなければいけない。なぜなら、フットボールに置いて物事は、良いことも悪いこともすぐに変化していくからだ。今の様子を続けていくように献身しなければいけない。」


ケディラは…
先日のシャルケ戦でチームのロッカールームを訪問し&試合を観戦し、久しぶりに表に出てきたケディラ。どこにいるかもよくわからなかったんですが、結局ずっとドイツでリハビリしていたんですね。アンチェロッティによると、あと20日ほどでマドリーに戻り、トレーニングを始められるようです。MARCAの記事
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サミ・ケディラは、11月15日に行われたドイツ代表vsイタリア代表の親善試合で膝に深刻な負傷を負って離脱していたが、カルロ・アンチェロッティが明かしたところによると、20日間ほどでスペインの首都に戻り、チームトレーニングに加わる予定とのことだ。
ケディラはジュゼッペ・メアッツアで行われた試合で、アンドレア・ピルロと争った際に右膝の側副靭帯、前十字靭帯を断裂、11月16日にアウグスブルグで手術を受けた。そこから6か月のリハビリ期間がスタート、ケディラは、W杯ブラジル大会に間に合うことを望んでいた。
ケディラが離脱してモドリッチとディ・マリアのポジションを変えたおかげで、マドリーの試合が改善されたことについて質問され、アンチェロッティはケディラのクオリティーを擁護し、彼の回復時期を明らかにした。
「ケディラがいないおかげで我々が改善したのではない。彼がこのチームには欠けている、非常に重要な選手だ。彼のリハビリは非常にうまくいっている。走り始めているし、すべてが非常にうまく進んでいる。20日間でマドリーに戻ってきて、チームと共にトレーニングが始められるようになるだろう。シーズンが終わる前に、彼がプレイできるようになることを願っているよ。」 とアンチェロッティは話した。
マドリー・ダービーでの先発を明らかにはしないながら、アンチェロッティは、ケディラも含めた中盤の競争を称賛した。「現中盤における現在の競争は非常に大きなものとなっている。皆が良いコンディションだ。ケディラがいなくとも決断を下すのは簡単なことではないし、彼が復帰すればさらに難しいものになる。」
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