13/14 Liga Espanola 1a division jornada 28
Malaga 0-1 Real Madrid C.F.
マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド
とりあえず、クリスチアーノのゴールはすごかった。同じようなコースで1度止められていましたが、このゴールになった場面では、相手DFが3人くらいくっついてくるのを巻くように、カバジェロの手の届かないところへ早いシュート。結局ゴールはこれだけで、その後のクリスチアーノのシュートはまたもカバジェロに止められまくることになりましたが、結果から言っても相手に与えるインパクトから言っても、貴重なゴールでした。
ただ、全般に苦労した試合だと感じました。前半20分ほどで先制したものの、なかなか追加点が入らなくてマラガの攻めの時間も長くて、何かで失点することもあり得るしどうなるんだ…と思ってましたが、守備がよく踏ん張って(マラガのフィニッシュの精度にも助けられて)、勝ち点3を積むことができました。年明けの失点が少ないから大丈夫だろうというのはあると思うんですが、1-0で終わるのも当然という雰囲気なのは、やっぱりイタリア人監督だからなのかな。
カーサのマラガが、最初から最後まで引き下がるようなこともなく、前線から選手を散らばせていて、マドリーにとっては最終ラインやアロンソ、モドリッチのあたりからプレッシャーがかかることに。そのせいだけではないかもしれませんが、この試合マドリーは中盤でパスミス、スルーパス出したと思ったらマラガの選手に引っかかる、ということが多かったように感じました。
とにかく守備寄りの選手たちは良く頑張ったなと思います。ミスは処々ありましたが、とにかく守り切れて勝ち点3が取れたというのは本当に大きい。バランがぺぺの指示に気付かずに新たなピンチを作ってしまったり、カルバハルもサイドを集中して突かれたりで苦労していましたが、そこをどうにかしのぎ切ったというのが、自信にもなるかと思います。
イスコがディ・マリアの位置で先発しましたが、残念ながら……動く範囲も大きくなく、思ったようにボールもキープできず。ベンゼマが負傷して代わりにディ・マリアがいつもの位置に入り、イスコはやや前に。これで中盤は落ち着きましたが、イスコをどう使って生かすかは、今のマドリーはまだまだ難しいかなあ。後半、ディ・マリア独走から絶好のゴールチャンスをもらったのも外してしまって、不完全燃焼な里帰りでした。
ベンゼマに代わって入ったディ・マリアは、カードの心配はありながらもいつも通りに走り回り、守備に攻撃にと、やっぱり今のチームには欠かせない存在。5枚目のカードを頂かずに済んで本当に良かったです。他に攻撃で言えば、ベイルはわりと安定していた感じがしました。もっと「こうだといいな、こうしたらいいのに」と思う部分もありますが、前節くらいから、チームへのかかわり方とか自分の良さを良く見せられている、フィット感が増しているように感じます。
次節はクラシコ、の前にCLシャルケ戦。守備ラインではコエントランやラモス、もしかしたらナチョの右ラテラルのテストもしても良いかもしれない。イジャラやカゼミロも使ってほしいし、イスコにも自信を取り戻してほしい、ヘセとモラタも使ってほしいし、とはいえクリスチアーノやディ・マリアなんかは出てくるかな。どんな面子でやってくるのかが楽しみです。もちろんベルナベウなので、どう勝ってくれるのかも楽しみです。
ベンゼマ、負傷交代
前半30分過ぎ、シュートに向かったクリスチアーノと交錯したベンゼマは、クリスチアーノの足が右大腿部を強打し、痛みを訴えて交代となりました。試合後のアンチェロッティによると、打撲としか言っていないようで、詳細はまだ待たなければいけないと思いますが…。ただマラガのスタジアムを離れる時も、松葉杖のようなものを使うこともなく、じぶんの脚で歩いて出て行った(ただしテーピングは巻いていたそうですが)とのことで、肉離れのようなものでもないですし、きっと重いものではないはず。ミッドウィークを休めばクラシコには問題ない、ということであってほしいと思います。