けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

あれから1週間

2008-02-17 07:05:01 | football
放送前ですが、結果について触れています。放送まで情報遮断したい方はセルヒオラモスから下はご覧にならないようにお願いします。
追:負傷者情報を下のほうに追加(20時)



07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 24
Real Betis Balompie 2-1 Real Madrid Club de Futbol

ベティスの得点:エドゥ(31)、パボーネ(35)
マドリーの得点:ドレンテ(6)

負けました。負けです。負け負け。

先制点は、2試合連続のドレンテ。ガゴから右のロッベンにパスが出て、ロッベンがボールを持ったままラインを突破し折り返し。中央でバチスタがつぶれ、ファーサイドにいたドレンテが詰めてゴール。きれいに決まりました。ラウルを追い越して中盤が前へ前へと飛び込んでいくのは前節同様。20分くらいからだったと思いますが、右にいたロッベンが左に、左にいたドレンテが右に。試合内での判断なのかシュスターの指示なのかわかりませんが、何度か惜しいチャンスも作れていた。失点するまではマドリーがボールを支配し、余裕で勝ちそうな雰囲気もあった。
しかし、失点。右サイドでグティがしっかり詰めなくて、なんだか気が抜けてるな緩いなと思っていたらパボーネかな、縦に持っていかれ、折り返され、エドゥがカベッサ。競っていたのはマルセロなんですが、実に見事に競り負けまして……。
2失点目も似たようなものです。またも右サイド深くまで攻め込まれ、サルガドがよく着いていたんですが何回も切り返されて振り切られてしまいます。誰かサポートに行ってやれよ…そばで見てただけのグティとか、特に。上げられたクロスには中でパボーネが合わせ、ゴール。競り合っていたのに競り負けたのはまたもマルセロ。サルガドがサイドでくらいついてる間に時間があったわけですから、中はもう少し落ち着いた体勢でいると思ったのに……。

失点後は完全に落ち着きを失ってしまいました。ハーフタイム後もネガティブな空気はあまり回復せず、ボールは持っているものの決定的なチャンスは作れず、交代策もたいして奏功せず、ずるずると最後まで…。逆にまたイケル様のおかげで2失点で済んだような部分すらありました。

ま、ニステルローイが後半途中から出場して元気だったこと(入ってすぐに、ポストに当ててしまう惜しいシュートがあった)、ラウルも少しは休めたことくらいは良かったこととして挙げられるかもしれません。ネット観戦だったので、テレビ画面でちゃんと見ればもっといいところもある…かも。ないかも。

火曜日にはCLローマ戦。今週末のローマはマドリーとほぼ同時刻に試合を行い、ユーヴェに1-0で敗れています。負けちゃった同士、仲良くがんばりましょう。マドリーの左SBはミゲル・トーレスかエインセでお願いします。


追加:ラウル負傷
ラウルは77分にバルボアと交代しました。少し休めた…のではなく、負傷交代だった様子。MARCAによると、試合中に左脚大腿筋膜張筋に強い打撲を受け急遽交代、今日改めてメディコの診断を受けるとのこと。CLが迫っています…。

忠誠心

2008-02-17 00:36:54 | football
バレンシア
モリエンテスも含むベテラン選手たちが、クラブからアルベルダの裁判に証人として召還があれば応じ、陳述する場合の方向性についてまで知恵をつけられたのが木曜日。金曜日には、若手選手やバレンシアに加入して間もない選手たちもバレンシア側の弁護士に呼ばれたようです。ヒルデブラント、アレクシス、サニー、アルビオル、アリスメンディ、マタ(マタは前日の8人に入っているというニュースもありましたが、前日は7人だったというのが本当のようです)。元々そういう予定だったのかもしれませんが、クラブの思惑通りには進んでいない様子が伺えます。ASには、「選手たちはアルベルダに対抗して陳述することを拒否した」という記事が。これによると、
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クラブ側の弁護士は「アルベルダはクラブから切り離されてはいない(つまり戦力外として追い出しにかかってるのではなく通常どおり扱っていますよ、というクラブ側に都合の良い内容)」と陳述する人間を見つけられていない(ファン・ソレールと親友のカネイラを除く)。前日のベテランたち(モリエンテス、エルゲラ、バラハ、モレッティ、マルチェナ、エドゥ)との交渉における失敗の後に再び、証言の方向付けをする目的があったが、バレンシアの弁護士はほとんど受け入れられなかった(また彼らの多くが加入して間もないこともある)。この結果バレンシアの弁護士たちは、選手たちの証言は、アルベルダの現在の状況が極めて正常であるというバレンシア側の意向に、沿わないだろうと考え始めた。

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選手がクラブの意向に沿った証人となることを拒否しているという記事はASだけで、信用できる内容かどうかはまだわからないのですが、多くの選手(ASを信じるならカネイラ以外)は、アルベルダの現状、クラブの措置に同意していないことを示しているのではないかと思います。記事の後半にはクーマンの態度についても書かれているのですが、これは理解できなかったので割愛。

もうひとつ、関連すると思われる記事をlas provinciasから。
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木曜日にクラブ側の弁護士事務所に呼ばれ、裁判で証言を求められた場合の陳述の方向性を教えられた選手たちのうちの何人かがアルベルダに対し、穏やかな気持ちでいるようにと伝え、もし証言に召還されることがあれば率直に証言することを保証した。

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最終的にどの選手が証人として呼ばれるのか(このままでいけばクラブ側の証人はカネイラかと思いますが)わかりませんし、証人になるにしてもならないにしてもストレスフルなことだとは思いますが、クラブの意向に丸め込まれない、正直な気持ちを持っている選手がいるということを嬉しく思います。今のアルベルダやカニサレス、アングロがおかれている状況が正常だと主張するクラブ。クラブへの忠誠心は、そんなばかげた意向に唯々諾々と従うことではない。気持ちがあるならば、苦しんでいる仲間にこそ向けてほしい。


気を引き締めて
来週の半ばにはCLが再開するため、今節は土曜日にマドリー、セビージャ、バルサが試合を行います。例によって某WOWOWがまったく努力のカケラもみせないので、土曜はライブでバルサの試合のみ、マドリーは明日放送です。

マドリーはフエラでベティス戦。ファン・ニステルローイやミゲルトーレス、さらにはサビオラも、負傷者が無事に復帰し召集リスト入りを果たしました。フランスとの代表戦以来、指を痛めていると報道が出ていたイケルも、試合出場には問題ない様子。その一方でまたも負傷者が出てしまいました。どんなトレーニングをやったのか知りませんが、スネイデルが肋骨を骨折し、全治4週間~6週間。長期離脱になってしまいました。最終ラインに続いて中盤も徐々に品薄状態になってきつつあるのが怖いところです。これからCLが再開して忙しくなっていくのに(予定では最後まで忙しいのです)。

ファン・ニステルローイが復帰できたものの、CLローマ戦を見越してベティス戦ではとりあえず温存、先発は先日の7-0の時とほぼ同じで行くようです。というのが既にMARCAに出ているのです。試合開始20分前くらいになるまで一応スタメンはわからないことになっているのですが。
イケル;サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ;ガゴ、ドレンテ、バチスタ、ロッベン;ラウル
「ほぼ同じ」というのは、ロビーニョではなくドレンテがスタメンに入っているため。大勝の後は…というのはよく言われることで、気を抜かずしっかり勝ってCLに弾みをつけてほしいところです。試合は本日2月16日20時、日本時間17日4時キックオフ。