けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

五分の三

2008-02-07 22:52:23 | football

その後のモリエンテス
昨夜の時点では「足の裏って打撲するものですか?」と書いたのですが、どうも本当にしたようです。紅白戦中に、カンテラのカルレス君という選手と競り合っている中でその選手に足の裏を蹴られたのが負傷の原因だった模様…普段試合を見ていて足の裏を蹴飛ばされる選手なんて見た記憶がちょっとないのでなんでまたそんなことになったのか?という疑問はぬぐえませんが、ピンポイントでそんなところを蹴られて怪我をするなんて本当に不幸というか運がないというか。
症状が良好なのかどうなのか、現時点ではさっぱりわかりません。昨日の病院ではX線などの検査を受けて骨折や亀裂などではないことは確認できた様子。今日は休養を取り回復状況を見るようです。とにかく大事ではないようにと願っています。



五分の三
スポーツ紙というものは、勝手に監督の悩みを推測してあれこれと分析をしてくれるもので、今週のマドリー系スポーツ紙はマドリーの中盤構成の分析に余念がありませんでした。今週前半のものですが、MARCA辺りの記事を中心に。

現在のマドリーは4-4-2…ではなくあれはもう4-3-3と言っていいでしょうか。前の3は、トップコンディションであれば左からロビーニョ、ルート、ラウル。その中の誰かが調子が悪かったり故障したりもしくは休養となれば、イグアイン、サビオラ、ソルダード辺りが空席を埋めるのでまあいいとして、現在問題になっているのはその後ろの中盤3枚。優先順位が少し落ちるドレンテとバルボア、観察稀少性が増しているロッベンはとりあえず脇に置いて、中盤3枚の候補になるのはディアラ、ガゴ、グティ、スナイデル、バチスタの5人。

「ガゴかディアラか、それが問題だ」
守備的なピボーテは、ディアラかガゴか。アフリカ選手権の前までは、シュスターの1stチョイスはディアラでした。しかしディアラが不在の間、ガゴは十分な働きを示しチームは勝利を重ねていました。アルメリア戦はそのガゴが黄紙を溜め込んでしまいお休み。守る人がいなくなる…と悲鳴を上げかけたところに、マリがアフリカ選手権でグループリーグ敗退し、ディアラは週末直前にチームに帰ってきました。これでアルメリア戦に勝っていれば、再びディアラは不動のピボーテに戻れたかもしれなかったのですが、マドリーは敗戦。これで両者の立場はまた微妙なバランス状態になってしまいました。スピードにもある程度対応できフィジカルのしっかりしたディアラか、テクニックに優れキーとなるパスを出せるガゴか。
次節はベルナベウでのバジャドリ戦。敗戦を引きずらず良い流れを取り戻したいこと、カーサなのでより攻撃的にいくであろうこと(マドリーが守備的に行くなんてことはまずないのでしょうが)から考えて、ガゴ先発の可能性が高いというのが各紙(+私)の見方。ただガゴは現在軽い筋肉の問題があるそうで、ランニングなどはしているようですがまだ別メ。週末に間に合うかどうかは不明です。


あと2つの椅子
とりあえず先発候補になるのはグティ、スネイデル、バチスタの3人とします。シーズン当初から比較的重用されていたけれどムルシア戦で暴れてから信用を失ったグティ。そこに代わって入り、疲れを知らない献身的なプレイを続けたバチスタ。アトレチコ戦でようやく先発復帰を果たしたグティは(今のところ)おとなしく、マジカルな左脚を働かせている。スネイデルは、というとこれもまた難しい存在。鮮烈なリーガデビューを果たした後は、当初ほどの勢いを見せられなくなり、このままベンチへ…と思いきや途中出場のビジャレアル戦では決勝ゴールを決めたり、結果は出している。FKやセットプレイはグティよりは確率が高そうですし、あと2人を選ばなければならないとしたら…と、ここもまたシュスターの悩みどころです。
とりあえず今週末のシュスターの悩みはピボーテ選びだけで済む予定。スネイデルは黄色いの5枚貯めて有休らしいので、2つの椅子はとりあえずはグティとバチスタが座ることになるでしょう。


最後にこのミッドウィークでのマドリー関係で代表戦の結果を見ていきます。

○ファビオ・カンナバーロ:先発フル出場1ゴールつき
○ロビーニョ:先発フル出場1ゴールつき
○ゴンサロ・イグアイン:先発フル出場2ゴールつき
○フリオ・バチスタ:先発フル出場
○スネイデル:先発フル出場ナイスプレイつき
○ドレンテ:先発フル出場1ゴールつき
○イケル・カシージャス:先発フル出場変な緑ユニ着てアンリのシュートをパラドン
○セルヒオ・ラモス:先発45分間プレイやっぱり使われたか
○ミゲル・トーレス:先発41分間プレイ負傷交代

なんと全員が各国で勝ってきました。が、そんなことはどうでも良い。問題は下の2人です。脚を痛めていたのにチームに帯同したあげく45分間使われてしまったセルヒオラモス、軽い筋肉の問題のようですが怪我を負って帰ってきたミゲル・トーレス。またディフェンス。マドリーでのトレーニングでエインセはランニングはできているようですし、週末の試合に間に合う状態なら少しは安心できるのですが。
さらに代表にドナドナされていった選手たちは、どこも親善試合だったのにフル出場ばかり。移動距離から言えばブラジルがアイルランドで試合をしたのは良いニュースですが、イグアインはUSAのロス・アンヘレスからのご帰還となるので、疲労が心配です。