けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

忠誠心

2008-02-17 00:36:54 | football
バレンシア
モリエンテスも含むベテラン選手たちが、クラブからアルベルダの裁判に証人として召還があれば応じ、陳述する場合の方向性についてまで知恵をつけられたのが木曜日。金曜日には、若手選手やバレンシアに加入して間もない選手たちもバレンシア側の弁護士に呼ばれたようです。ヒルデブラント、アレクシス、サニー、アルビオル、アリスメンディ、マタ(マタは前日の8人に入っているというニュースもありましたが、前日は7人だったというのが本当のようです)。元々そういう予定だったのかもしれませんが、クラブの思惑通りには進んでいない様子が伺えます。ASには、「選手たちはアルベルダに対抗して陳述することを拒否した」という記事が。これによると、
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クラブ側の弁護士は「アルベルダはクラブから切り離されてはいない(つまり戦力外として追い出しにかかってるのではなく通常どおり扱っていますよ、というクラブ側に都合の良い内容)」と陳述する人間を見つけられていない(ファン・ソレールと親友のカネイラを除く)。前日のベテランたち(モリエンテス、エルゲラ、バラハ、モレッティ、マルチェナ、エドゥ)との交渉における失敗の後に再び、証言の方向付けをする目的があったが、バレンシアの弁護士はほとんど受け入れられなかった(また彼らの多くが加入して間もないこともある)。この結果バレンシアの弁護士たちは、選手たちの証言は、アルベルダの現在の状況が極めて正常であるというバレンシア側の意向に、沿わないだろうと考え始めた。

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選手がクラブの意向に沿った証人となることを拒否しているという記事はASだけで、信用できる内容かどうかはまだわからないのですが、多くの選手(ASを信じるならカネイラ以外)は、アルベルダの現状、クラブの措置に同意していないことを示しているのではないかと思います。記事の後半にはクーマンの態度についても書かれているのですが、これは理解できなかったので割愛。

もうひとつ、関連すると思われる記事をlas provinciasから。
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木曜日にクラブ側の弁護士事務所に呼ばれ、裁判で証言を求められた場合の陳述の方向性を教えられた選手たちのうちの何人かがアルベルダに対し、穏やかな気持ちでいるようにと伝え、もし証言に召還されることがあれば率直に証言することを保証した。

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最終的にどの選手が証人として呼ばれるのか(このままでいけばクラブ側の証人はカネイラかと思いますが)わかりませんし、証人になるにしてもならないにしてもストレスフルなことだとは思いますが、クラブの意向に丸め込まれない、正直な気持ちを持っている選手がいるということを嬉しく思います。今のアルベルダやカニサレス、アングロがおかれている状況が正常だと主張するクラブ。クラブへの忠誠心は、そんなばかげた意向に唯々諾々と従うことではない。気持ちがあるならば、苦しんでいる仲間にこそ向けてほしい。


気を引き締めて
来週の半ばにはCLが再開するため、今節は土曜日にマドリー、セビージャ、バルサが試合を行います。例によって某WOWOWがまったく努力のカケラもみせないので、土曜はライブでバルサの試合のみ、マドリーは明日放送です。

マドリーはフエラでベティス戦。ファン・ニステルローイやミゲルトーレス、さらにはサビオラも、負傷者が無事に復帰し召集リスト入りを果たしました。フランスとの代表戦以来、指を痛めていると報道が出ていたイケルも、試合出場には問題ない様子。その一方でまたも負傷者が出てしまいました。どんなトレーニングをやったのか知りませんが、スネイデルが肋骨を骨折し、全治4週間~6週間。長期離脱になってしまいました。最終ラインに続いて中盤も徐々に品薄状態になってきつつあるのが怖いところです。これからCLが再開して忙しくなっていくのに(予定では最後まで忙しいのです)。

ファン・ニステルローイが復帰できたものの、CLローマ戦を見越してベティス戦ではとりあえず温存、先発は先日の7-0の時とほぼ同じで行くようです。というのが既にMARCAに出ているのです。試合開始20分前くらいになるまで一応スタメンはわからないことになっているのですが。
イケル;サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ;ガゴ、ドレンテ、バチスタ、ロッベン;ラウル
「ほぼ同じ」というのは、ロビーニョではなくドレンテがスタメンに入っているため。大勝の後は…というのはよく言われることで、気を抜かずしっかり勝ってCLに弾みをつけてほしいところです。試合は本日2月16日20時、日本時間17日4時キックオフ。


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6 コメント

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Unknown (ジェーニャ)
2008-02-17 12:58:27
アルベルダの裁判のクラブ側の証人にMさん他がなるらしいということまでしか把握していなくて、クラブとアルベルダの間にはさまれるのは大変そうだと思ってました。恐怖政治をおこなっているバレンシアにあって、クラブの意向に逆らうのは試合出場の保証がないということですものね。asにしか出ていないそうですが、同じ選手という立場で、(事実を曲げて)アルベルダに不利なことは引き受けない選手達がいることがうれしいです。
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貴重な情報 ありがとう (shiai)
2008-02-17 17:44:51
こういうことになってるんですね!

カネイラは逆らえない立場なんだろうな。
ソレイルは汚い。
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Unknown (本人)
2008-02-17 19:44:32
>ジェーニャさん
モリエンテスの名前がクラブ側で出たときは暗い気になりましたが、まだ拒否できる余地があったこと彼らのほとんどが拒否したことに、少しだけ安堵の気持ちがあります。といってもアルベルダの裁判の助けにはならないかもしれないし、どう片がつくのか不透明。少しでもアルベルダにとって良い結果になればと願っています。

>shiaiさん
現地の記事がどこまで真実かわかりませんし言葉の問題もありますが、なんとなく経過が掴めてきました。といってもこれから裁判の日まで、また裁判が終わった後も様々な報道が出てくると思います。どうなるかまったくわかりません。

>カネイラは逆らえない立場なんだろうな。
そうなんでしょうね。嫌なものです。
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はじめまして (JackMustaine)
2008-02-17 22:31:25
はじめまして。
shiaiさんにこちらのブログを教えていただきました。
わからない事が多かったので、とても参考になりました。
嫌な話題ですが、最後まで見届けたいと思います。
またお邪魔させてください。よろしくお願いします。

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Diario Naranjaさんのバレンシア詳細 (shiai)
2008-02-19 21:21:07
Diario Naranjaさんのサイトにさらに詳細な情報がありました。
http://diarionaranja.blog90.fc2.com/blog-entry-658.html

しかも抗議の署名をとりまとめて、バレンシアの小澤一郎さんを通じてクラブに提出した結果、それがASで報じられたというのです。
感動しました。
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Unknown (本人)
2008-02-19 23:50:12
>JackMustaineさん
コメントありがとうございます。すべてを正確に把握出てきてはいませんが、私が理解できている範囲で情報を載せています。

>shiaiさん
情報ありがとうございます。
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