けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

交渉

2008-02-22 06:10:38 | football
ご存知のとおり今はスペイン現地時間では夜で、こちらが寝ている間にも現地ではあれこれ事態が動いています。ちゃんと載せたいのに時間がないので、ものすごくざっと。

裁判まであと12時間
アルベルダとバレンシア、いまだに裁判の回避について合意に至っていないようです。裁判は現地時間で金曜日の10時から。サロムスポーツ部門副会長は、裁判開始まで交渉していくつもりのようですが、和解交渉もここまで長引いてしまえば合意に至るのは難しいかもしれない。なにしろ水曜日に5時間、木曜日も何時間も交渉しても合意に至っていないわけですから。問題点は移籍に関する完全な自由をバレンシアが認めたくないことのようです。つまり2日前の記事で書いた、「冬の移籍期間中にバレンシアはアルベルダに自由な移籍の権利を与えず、特に国内のバルサ、マドリー、アトレチコ、セビージャ、ビジャレアルへの移籍は不可としていましたが、今回の話し合いによりアルベルダに移籍先のクラブを選択する自由が与えられる模様」は私の訳し間違いというか理解不足で、バレンシア側としては直接のライバルである「バルサ、マドリー、アトレチコ、セビージャ、ビジャレアルへの移籍」はさせないという意思、それに対してアルベルダ側は完全な自由を求めている、そこに合意の一致に至らない点があるようです。
戦力外の要らない選手だって思っているんだから、どこに行こうが、直接のライバルに行こうが、怖くもなんともないでしょうにね。

アルベルダは昨日の練習で、おそらく戦力外通告以来初めて、チーム全体と一緒にトレーニングをしたそうです。Tvviの映像では、ビセンテとストレッチをしてクーマンから白いビブスを受け取ったり、ホアキンとふざけたり、他の選手たちと一緒に写真を撮ったりしているアルベルダの様子が流れていました。笑顔もあった。チームメイトたちとの関係が良好なのはうれしい一方で、これも裁判で「皆と一緒の扱いですよ」と言うための見せ掛けなんではないか、という…やっぱり穿った見方もしてしまいます。
裁判まであと12時間、まだ回避の可能性は残しつつ対決の覚悟も決めなければいけなくなってきました。


紅白戦で勝利した白ビブス組で記念撮影



ラウルとアラゴネス
日本時間の昨夜、日付が切り替わるころ見つけたのが「18時からラウルとルイス・アラゴネスが会見をします」というニュース。突然に。いったい何事かと思いつつ就寝したわけでありますが、その会見内容。こちらも時間がないので怒涛のようにざっと…と、ラウルの発言部分しか読む時間がありませんでした。きれいで正しい全体訳は、goal.comとかスポナビあたりに期待。

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ラウルと代表の関係について常に大騒ぎされ議論の嵐になることから、今回の会見はラウルから連盟を通じてルイス・アラゴネスに申し出があった。

ラウル
多くの時間をかけて考えた。僕は、代表はすばらしいものでEUROを4ヵ月後に控えすばらしい仕事を成し遂げようとしている。だから代表のどの試合でも真実ではない情報を通して皆に見られているのが辛い。それで僕は、何も深刻なことは実際には起こっていないのだから監督と話し合おうと決めた。
僕たちの関係は明らかに監督と選手というもので、現在代表チームはうまく行っている。後ろを振り返る必要はなく、ただ前を向いていくこと。なぜなら僕がいてもいなくても代表はあるのだから。代表と監督が進んでいくためのサポートを。
非常に厳しく難しくなってきているけれど、僕はまだ希望を持っている。でも推測はやめてほしい。
私たちは話し合い、あらゆることにとってベストなものになるようにと信じている。

一方アラゴネスの発言は、ラウルの状態はどの選手にも起こりうるがラウルはメディアの注目を集めやすいこと、他の選手に対するのと同様ニラウルにも代表へのドアは開かれていること、など。


続くかも。ちゃんと読んでないのにはっきりは言えませんが、この期に及んでもアラゴネスの発言は相変わらずいけ好かない内容のような気がします。