ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

切子のワイングラスと良子 119ページ目

2009-05-28 23:56:29 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【119ページ】

和音   そうだね。

良子   だから、メルロを主体とするワインをこのワイングラスでとことん飲む

     のです。

和音   いい考えかも?

良子   私、明日仕事休みですから、酔いつぶれるまで和さんと付き合います

     よ。

和音   本当?悪いね。

良子   でもマスターのお店や道端で酔いつぶれるのはいやなの。

     私の部屋でいい?

和音   でも女性の部屋には?

良子   勘違いしないでね。

     男性の部屋で酔いつぶれるのは、もっといやなだけ!

     カベルネ・ソーヴィニヨンの妖気を放出させるまで、二人でメルロ

     のワインを飲むだけだから。

和音   わかっている!

良子   マスター、メルロのワイン何本か用意してくれる?

マスター わかった!

良子   私の部屋にも数本あるわ!

     これらを飲みきりましょう。

     マスター、今日は、早く帰ります。

     和さんのことは、任せて!

マスター わかった。


120ページに続きます。

120ページでワインバーでのひとときの1作目が終了します。

次からは2作目のスタートです。テイスティング対決は7話です。