ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

情報通ソムリエの自信 88ページ目

2009-05-01 22:11:21 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【88ページ】

社長      プライベートワイン会でのメインのワインは、シャトー・オー・
 
        ブリオンを考えています。

情報通ソムリエ 素晴らしいワイン選びましたね。

        メドック地区格付け1級の五大シャトーのひとつですね。

社長      シャトー・オー・ブリオンは、実はクラーヴ地区のワインだが、

        格付けされた1855年当時、あまりに有名だったのでメドック

        地区以外から1級に選ばれたのだね?

情報通ソムリエ メドック地区の格付けで1級から5級まで選ばれ、又落選した

        シャトーのワインも数多くあって、ランク付けで不平や不満も

        多くあったと思いますよ。

社長      その中でメドック地区外から1級に選ばれたということは、誰も

        が認める卓越したワインだったのでしょう。

        このワインを選んだのは、すばらしいワインだからではなく、

        私の生涯のお気に入りなのです。

情報通ソムリエ テイスティング対決用のワインは私に任せていただけますか?

社長      もちろん、そうお願いするつもりでした。

情報通ソムリエ それでは、入手困難なブルゴーニュの白ワインムルソーを2本

        探してください!

社長      わかった!

情報通ソムリエ これで、和さんは、社長がムルソーを探しているという情報を

        入手するでしょう。