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人の怒りは徳がないばかりか損を見る『橋の下』

2021-11-23 07:59:56 | 人生を「生かす」には
@「橋の下」人は短気になり怒りが込み上げてくると一寸先が見えなくなる。愚かな間違いを冒し、後から悔いても始まらない。「我慢」「辛抱」人間の情理にはとても大切で、一瞬の過ちは一生を台無しにすることさえある、そんな時にはことを起こす前に「深呼吸」をする事だ。怒りで短気を起こし咄嗟の行動をしてしまう事は徳がないばかりか、損を見る
『人は、人を愛していると思い込み、実は自分自身だけしか愛していない場合が多い』瀬戸内寂聴 -
『山本周五郎作品集31』山本周五郎
「屏風はたたまれた」
婚約をした若い武士は昔からのしきたり「道開けの式」(男になるための儀式)をした後、ある一目惚れし、病に罹ったという女の誘いで誘われるままに宿で会う。すると女中の方から女と寝てほしいと頼まれ数回出会いを持った。それがきっかけで男は嫁にはこの女にしたいと約束したがそれ以来姿を消してしまった。ある日長年子に恵まれなかった藩主に子ができたことを聞いて種を疑った。
むつまじき男女の仲は近いほうがいい
「橋の下」
果たしあいを覚悟した武士が端に下にいる乞食、元武士に会うと、昔武士だった頃の思いを語りかけた「娘を得るために友人を斬りつけ何も考えず駆け落ちをした」「何故その娘のためとは言え友人を斬りつけ、家系を捨て武士を捨てなければならなかったのかと」。そこで「過ちのない人生というやつは味気のないものです。しなくても済む過ち、取り返しのつかない過ちは避けるほうがいい」と。それを聞いた果たし合いを控えた武士は心を入れ替えはた試合をやめにする。
(短期は禁物)
「若き日の摂津守」
知恵たらずの藩主を2人の家老が摂政を思うままに動かしていた。昔からその藩主の兄も「狂気の質」と家老に扱われ、それを知った養育係の老女から知恵たらずの姿勢を学び、これまで耐えてきたが、家老等の証拠を掴んだ時、その力と正体を表した。(見方を騙し、真相を探る)