@「KY」は、大人の流儀・礼儀・礼節などが読めない逆転発想の今流の若者言葉。だから「空気を読めない」は礼儀・流儀を心得た大人であれば気にすることはない。ましてや外国人に対する『KY』は誤解を招くこと間違いない。
人との死別について、「哀しみにも終わりがあると」は経験なくして語れない言葉。如何にその後立ち直ることができるかだが、やはり周りの支援、心遣いなくては無理かもしれない。
『大人の流儀』伊集院静
・「春」旅をしなさい。あなたが思っているほど退屈なところではない
・大人が大人を叱る心得
ダメなものはダメと言いなさい
「理不尽」がまかりとおる世の中だと言うことを体に叩き込むこと
今の新しい人の大半が本気で叱られた経験がない、だからしっかり叱ることが必要
・旅先でしか見えないものがある
旅をして見ればわかることは多い(好奇心)
日本人は受動的、目的意識を持って進べし
・人が人を信じると言うこと
人間がいかに愚かで、いかに素晴らしいかを知るのが学問
・受験エリートに足りないもの
人が読めない漢字を読む自己満足人材
天下りを期待した就職先選びをする、それに給与・地位・カッコいいなど
・「ゆとり」が大人をダメにする
「ゆとり教育」で得たことは、独学・自習に期待したが・・・
不完全燃焼・日本人の労働に対する歪みが出始めた
・敗れて学ぶこともある
スポーツは敗れることで学ぶことが勝者の何倍ものある、でも勝った方が嬉しい
・大人が結婚式で言うべきこと
ともかく短いのが肝心、気の利いたスピーチほどつまらない
・墓参りの作法
遠い場所は一度参っておけばいい、昼までに済ませる
・「流れ」を読んで生きる
「空気を読む」若者の狭量な範囲の中で自分勝手に空気を作るだけ
・大人の身だしなみについて
愚痴っったり、怒ったりばかりは体に悪い
体調を整えておくこと、それに髪、髭、爪、大事なのは時代遅れの服装はしない
・人間は誰にも運、不運がある
人間は長く生きると誰でも運、不運がわかる
まともなことだけをしてきた人のことは耳にするがあったことがない
・大人のラブレターの流儀
誠実と丁寧が基本、1文字ずつ丁寧に書けばいい
・愛する人との別れ
夏目雅子、白血病、入院して209日間の闘病。
治療で病院の部屋に篭りっぱなし。「何が治療だ、思いっきり病院を飛び出して好きな場所でやりたいことをさせてやるべきだったのではないか」と悔やみは「生還」にこだわり過ぎた過ちだっと思う。
真っ白な四角の部屋の病室に一枚の絵
死後、「途方に暮れる」精神状態を味わう、助けてもらったのが肉親、恩師や友人たち
「自分の力が足らず死なせてしまった」と悔やむ、ずっとその気持ちは消えない
だが「時間が解決してくれる」と、だから生き続ける
そうすれば亡くなった人の笑顔を見るときが必ず来ると「哀しみにも終わりがあると」