ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

一枚の写真『まいったな!』

2020-10-15 08:02:20 | 一枚の写真
 『まいったな〜この気候 寒くなったり、暑くなったり』
 まだまだ続くと思った三十度以上が急激に下降、一気に冬、かと思えばまた暑い。人間はエアコンがあるから良いけど・・・氷が少なくなり食糧も乏しい・・誰のせいなんだ!
(写真出典:Poulard Jacques-Mashable News)

流行に流されがちな転職・独立『ちゃん』

2020-10-15 07:58:04 | 経営・リーダーシップに必要な事
流行にのり転職、成功する、は誰もができる者ではない。流行はある一定の期間は良いかもしれないが「流行り廃り」の如く、世間は様変わりする。現代では、「先見性、創造性豊かにアントレプレナーシップを発揮」などもてはやすコンサルがいるが言う程に簡単ではない。人それぞれの性分にあった職種・技術から家族生活パターンを考え、それに一番大切なことは時世の「タイミング」と「差別化」意識商品・サービスも重要だ。一方、日本には1000年も存続する世界最古の歴史を持った企業・匠もある。何故そんなに継続できるのか!https://jp.stanby.com/media/old-shop/  
『山本周五郎作品集二』
・「菊千代抄」
    ある藩では最初に生まれた子供を長男(男として育てる)習慣(家訓)があった。長男は子供の頃から近所の子供達と遊んでいる時不意に水遊びで一人の遊び友達に「あそこがこわれている」と言われてから、自分は実は「女」であり藩内でも数少ない者しか知らない事を知った。それが元で「女」として知られることを恐れ、ある時その友達を刺殺す。年月が経ち成長すると藩主に実の男の子が生まれ、最初の長男は男として生きることを約束、国元で分封され山奥に暮らすことになる。そこで出会った夫婦の仲睦まじいの生活、苦しくても互いに労わりあい、支え合う事を間近に見て、「女」としての幸せを掴もうと変わる
・「その木戸を通って」
ある武家と家老の娘の婚約が決まり出世も見えるかのような時期に、武家の家に不思議に記憶を失った若い娘が舞い込んできた。それを見た婚約者の家では婚約を解消する動きとなり、武士は迷い込んだ娘は誰かの差し金だと謎を解こうとするが、自然と愛着が湧き、周りの評判も良くなり家老の娘との婚約を解消、出世を諦め家族で幸せを掴み始めた。
・「ちゃん」
火鉢の職人気質の「ちゃん」は流行に流され昔ながらの火鉢店では賃金が減り家族に迷惑をかけているとヤケ酒を喰らうようになった。同じ職人だった二人は独立して成功、独立を誘われたが今風の火鉢を作る事に疑問とさらなる貧困生活をさせる事への恐怖で勇気がなかった。家族六人、息子は魚屋を目指し日々苦労し、妻と娘も内職で苦労していた。ひとり「ちゃん」だけが家族の厄介者だと、深酒になった。ある日、同じような男と飲みあい、自宅に引き寄せ泊まりを促すと、翌日には消えていなくなった。それが実は泥棒だった事で息子が「もしちゃんがこんな事をしたんなら大事だ、こっちが盗まれる方でよかった」。仲間の二人が成功している事でちゃんが低落した事について、妻は「人間はみんながみんな成り上がるわけにはいきゃあしない、それぞれ生まれついた性分があるし、運不運と言う事だってある」さらに、「お前さんに嫌な仕事をさせてまで、楽をしようとはおもやしません、一家六人が揃っていればこそ、苦労のしがいもあるもんじゃないの」。その後ちゃんは自宅でそれまでの火鉢を直製造、販売をして稼ぐ事に集中し始めた。