世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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保坂展人区長の答弁が、まるで「桜を見る会」で追及されている安倍総理のような論法になっている件

2019年12月03日 | 議会報告

11/28のブログ(保坂展人・世田谷区長は、台風19号のとき、どこにいたのか?、、、

でも、私の代表質問に対する保坂区長の答弁が酷かったこと

は報告していますが、あらためて再質問のやりとりを文字に

してみたところ、保坂区長の答弁は、もはや何を言っている

のかわからない…。まるで、国会で「桜を見る会」のことで

追及されている安倍総理の答弁(質問にまともに答えずに、

論点をずらしてごまかしながら、しかし、いかにも答えてい

るように見せかける)と同じ論法になっていることがわかり

ました。


文字を読んでいただくと、そのことが明らかに皆さまにも伝

わると思うので、一番下に貼り付けます。


また、議会中継を見ていただくと、その支離滅裂な内容を、

保坂区長は”強気で”答弁しているのがわかります。

語気を強めれば正当性が高まって聞こえる(区民を騙せる)

と思っているのでしょうか。ここもまるで安倍総理のよう。

     ↓      ↓      ↓

http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4719

 

さて、私が追及したのは、以下の部分です。(画像参照)

上は、世田谷区の危機管理室が公式に「避難解除」を発表

したツイート。時刻は10月13日午前4時56分。

避難解除の基準は、世田谷区の「災害対策本部長室会議」

で決定した「8.5メートル」です。


 

       ↑     ↑     ↑

しかし、その下の「保坂展人個人ツイッター」のツイートを

ご覧ください。区の公式発表の10分後、です。


「避難判断水位7.6メートルよりまだ高い状態」と発信して

いるのです。世田谷区の基準は8.5メートルで「それを下回

ったので避難解除をした」と発表しているのに、保坂区長は

他の基準(7.5メートル)を持ってきて、「まだ避難解除は

できない」というような”誤情報”を流しているではありませ

んか!!

時刻は、危機管理室が発信した「避難解除」の公式発表から

10分後の13日午前5時6分です。


災害対策本部長であるはずの区長が、世田谷区が「避難解除」

を出したことを知らなかったとしか思えないツイートです。

 

区長は災害対策会議に出ていなかったのでしょうか?

なぜ、このような重要なことを知らなかったのか?

いつ知ったのか?


…と聞いたのですが、よほど都合が悪かったのか?まともな

答弁は出てこずに、ごまかし、はぐらかし、逃げて終わった

のでした。(まるで今の国会の安倍総理)


ここから、再質問の文字起こしを貼り付けます。

長文なので、関心のある方にお読みいただけたらと思います。

特にひどいのが、再再質問のあとの答弁です。

   ↓        ↓        ↓

 

○田中優子議員 

ドリームジャズバンドワークショップなんですが、既に必要とされていない、希望者がこんなに少ないということは数字があらわしているんですね。これは今年度だけじゃないんですよ。昨年度も同じ状態で私は指摘しました。にもかかわらず、今年度同じ1078万円つけて、またやったらさらに悪化している。もうこの状態を真摯に受けとめて、これから必要とされているかどうかではなく、数字をきちんと受けとめていただきたい。その上で判断していただきたいということを改めて要望しておきます。

  それで、先ほどの区長の御答弁なんですけれども、私は5時6分のツイートについてパネルも掲示させていただきまして、これは一体何だったんですかと。なぜ区長は誤った情報を区民に発信しているんですかということをお聞きしました。では、8.5メートルをいつ知ったのかということに答えていないんですね。区長の御答弁は何時に何をしました、何時に何をしましただけであって、そこで自分はこのときに認識しました、確認しました、私が責任を持ってそのことを決めましたとはおっしゃっていないんです。そこをきちんと確認させていただきたいと思います。

 その上で、5時6分のツイートは何だったのか。これは誤っていますよ。解除も知らせていないということ。 

 それからもう一つ、ついでに言いますと、区が解除したことは、特に情報配信する必要はなかったんだという、そういう答えであるなら、それもおかしいですけれども、まだそういうことであるならわかりますが、実は、7時半ごろですか、保坂区長は危機管理室の避難情報を解除したというツイートをリツイートしているんですね、2時間半もたってから。ですから、必要な情報だったのでしょう。なのに、5時6分、あの間違った情報で、しかも解除を伝えていない。それは何だったのかについてお答えください 

 

○保坂区長 

再質問にお答えをします。

 区の基準の避難判断水位については当然認識をしておりまして、その避難の指示の解除というのを本部で決めたわけです。ただ、私がこの5時何分かのツイートですね。なぜこういうツイートをしたのかというお尋ねですが、実は、京浜河川事務所と連絡を取り合っていました。多摩川の氾濫という状態がありましたよね。そして、玉堤のほうでも水が出ていると。自衛隊の要請ということもあります。という中で、京浜河川事務所のほうからは、多摩川の水位は下降してきていますと。上流でも大きな降水等ありませんと。さらに重要なのは、小河内ダムの放流というのは非常に大きな水位の上昇を呼んでいるんですね。こういった予定もありませんということで、そういった情報を聞いた後に報道で、多摩川の水位はなお上昇していますという報道がございました。そこで、客観的なデータとして、国土交通省のホームページ、ここにアクセスをして水位が出てまいります。その水位の表は、国土交通省が定めているところの避難判断水位の7.6メートル、こういうものが書いてあるということで、多摩川の水が上がっているのか、台風が通過して相当してから水位が上昇したという例も過去ありますよね。ですから、この水位について徹底的に見ていこうということでツイートを続けてきた。

 なお、その避難解除ということを朝方にリツイートしたということも事実でございますが、これは、危ないという情報のほうを重視して、明るくなってきた朝、危機管理室の情報をさらに広げよう、こういうことでございます。

 

○田中優子議員 

 本当に区長の御答弁、矛盾していますよね。もしまだ危険が少しでも残っているんだったら8.5メートルという基準はおかしいですし、その4時半からの会議で避難情報を解除するという決定はできないはずではないですか。決定したにもかかわらず、しかもそれを危機管理室の公式ツイッターがきちんと区民の皆様に解除しましたよと知らせているにもかかわらず、区長は全く違う避難判断水位7.6メートルよりもまだ高いというふうに述べているわけですよ。今の再質問の御答弁でも、まだ危ないからみたいなことをおっしゃっていましたけれども、だったら無責任ですよね。何で解除できたんですか、おかしくないですか。だから、私は危機管理室、そのトップが区長なのにどうしてこんな矛盾が起こるのかということを質問しているんです。これではオール世田谷として、きちんと区民の命を守るための安全対策がとれていたとはとても言えないのではないでしょうか。

 区長、そこは真摯に反省するべきではないですか。この情報は、このツイートは間違っていた、あるいは正しくなかった、あるいは不適切だったと区民に対して謝罪すべきではないですか。とてもではないけれども無責任、危ないんだったら解除を出したのは無責任ですし、知っていたのに何でこんな違う情報を出すのかということも非常に疑問を感じます。区民の代表として、これは絶対におかしいということを指摘します。

  区長、もう一度謝罪とともに答弁をお願いいたします。

 

○保坂区長 

適切なツイートだったと思います。(←自信満々に見せようという感じの強い語気でした!筆者注)

 まず、避難判断水位、区で定めているものと国土交通省が水位情報として表示しているものと、差異がございます。田中議員もツイッター等やられているので、リンクを押してみたらどうでしょうか、出てきます。そこには避難判断水位7.6メートルと出ております。これは国土交通省の基準。その上で、この避難の仕組みというのは、区は区で独自の基準を設けるということになっているので、区の基準のほうは高いわけです。その高い基準をクリアしたということで避難指示は解除しようと本部で決めたわけですから、この決めたということについて、なお避難指示を解除したからといって多摩川の水位を発信し続けるというのは、何ら避難されるべき行動ではございません。誤った情報でもございません。

(再質問、再再質問のやりとり、ここまで)

 

 


いかがでしょうか。

これが、91万人を擁する世田谷区のトップ、保坂展人区長の

答弁です。何を言っているのか??意味不明。


災害時という重要な場面で、区の公式発表とは違う、間違っ

た情報発信をしておいて、それを反省しない。

正しい情報をいつ知ったのか?と聞いても答えない。


区民の皆さまはどのように感じたでしょうか。

 

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