6月議会の代表質問の中で、「出来る理系女子の痛快な話」として
ご紹介した 慶応大学名誉教授の米沢富美子さんの「私の履歴書」
(日本経済新聞 以下の記事は6月23日の掲載)。
頭のいい人っているものなんだなぁ~と、ひたすら感心しながら読んでいますが、
仕事で世界中に認められるだけでなく、すてきなパートナーに出会い、家庭も
子どもも!と、ほんと、恵まれた人だ、と思っていました。
しかし、驚いたことに、がんで5回も手術をされているとのこと。
しかも、かなり若くして…。
35歳の時に子宮前がん状態で子宮全摘。
44歳と45歳には乳がんで左右の乳房を全摘出…。
それを「3人の子どもを授かった子宮と全員母乳で育てた両乳房だが、未練は
なかった。それぞれ、お役目ご苦労であった、と労をねぎらって暇を出した。」
と、さらっと言い切っているところが、これまたすごい人だ!と、あらためて感心
&尊敬してしまいました。
しかも、「(45歳の時には)5年後の生存率はゼロに近かった」というのです。
「さらに70歳で甲状腺をがんで全摘し」…。
もちろん、内心の葛藤は上記文章のような簡単なものではなかったことと思い
ます。
でも、「5回の手術のたびに手術の翌日から論文を書くなど立ち直りが早く、
キャリアに影響しなかった。」と。
私の友人にも、同じように、がんと闘いながら世界レベルで活躍されている
素敵な女性がいますが、彼女も本当に前向きで、綺麗で、かっこよくて、容姿
はもちろん(元ミス日本代表なのでお墨付き!)のみならず、内面の美しさと
強さが人柄ににじみ出ていて、本当に素敵!憧れの存在です。
人は、一見ではわからないけれど、内面に深刻な悩みや不安を抱えている
人も多いことと思います。
同じ環境でも、どのような心構え、心持ちで生きるか?によって、人生はかなり
変わってくるんだろうなぁ、と、気付かせてくれる記事でした。
いろいろ困難なこともあるけれど、前向きな気持ちになれれば大丈夫。
がんばろうと思います。
(※ 前向きな気持ちになれる時はまだ大丈夫。「がんばれ」という言葉が禁句
の“うつ状態”になってしまったら、早く医療機関かカウンセリングに行った方が
いいと思いますが)