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博物館浴(国立西洋美術館 「松方コレクション展」)

2019-09-12 19:32:06 | 博物館・美術館
 国立西洋美術館では、9月23日まで「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」が開催されている。






 30年くらい前だろうか、国立西洋美術館に行ったとき、「松方コレクション」という言葉を初めて耳にした。最初は、松方さんが寄附した作品、という理解であった。

 
 松方コレクションの主・「松方 幸次郎」、川崎造船所を率いた。第一次大戦による船舶需要が伸びたことから事業を拡大、大戦後、ロンドにゃパリで美術作品を収集する。中世の板絵から、モネ、ゴーギャン、ゴッホ、ロダンなど近代まで、約3,000点。展示のプロローグには、「共楽美術館構想図」が展示されている。集めた作品を展示するために構想された美術館だ。金融恐慌のあおりで会社は傾き、コレクションは売却、第2次大戦末期には、パリに残された作品がフランス政府に接収された。

 1959年に国威rつ西洋美術館が開館、松方コレクションはフランス政府から寄贈返還された。


 今回㎜の展覧会で話題になっているのは、2016年にパリで発見され国立西洋美術館に寄贈されたモネの「水連、柳の反映」、松方がモネから直接購入した水連シリーズの中の1点。この修復の様子は、館内でビデオ放映されており、また、先日、テレビでも放映された。

 写真撮影OKは、プロジェクターを通したもの




 発見された当時は、上半分が失われていた。現代の技術に敬服。

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