京街道の起点でもあったJR京橋駅からのスタートです。
駅を出るとすぐに京橋商店街があります。その入り口に、映画「ローマの休日」の有名なシーンに出てくる「真実の口」があります。京橋商店街のテーマが「ローマの下町」だそうです。楽しい商店街です。
蒲生・がもう(蒲穂・かまほ)の地名は江戸時代中ごろ、この地帯は湿地帯であったため良質の蒲穂がよく採れ、名産品となっていました。一説には このあたりの地名である蒲生は、その蒲穂にちなんだものと言われています。蒲生墓、蒲生橋親柱、鯰江川が埋め立てられた古堤街道と散策して蒲生行者講、若宮八幡大神宮と歩きました。
興味深かったのは、古堤街道を歩いていて段差のある道路が並行に付いていることです。昔の鯰江川右岸の街道と埋め立てられて出来た街道の段差です。そんなことを思いながら楽しく歩きました。ちょっとした歴史を知ることで歩き方が変わりました。
「蒲生行者講」・・・蒲生行者講の創立年号は定かではないが、洞川の宿場の宿帳に元禄年代の蒲生行者講 講参りの記録が残されていたことから、約300余年の伝統と歴史を有する講で、東成郡天王村字蒲生の村民の安全と繁栄を念じ 四体の仏像(不動明王、光長大明神、役行者神変大菩薩、弘法大師)を村の守護神としてあがめ、代々先達の意思を継承してきた由緒正しい講です。
「真実の口」です。ローマを訪れた時は行けませんでしたが、京橋商店街で見れるとは、びっくり!です。
商店街の中ほどに「京街道の碑」がありました。
蒲生橋親柱です。鯰江川は埋め立てられました。 蒲生行者請の建物です。
行者講の隣に蒲生行者堂があり、四体の仏像が祀られています。
若宮八幡大神宮です。境内にムクの木の巨木があります。幹に下方が割れていてそこに手を入れると、運が開けるそうです。