プリント基板パターン設計の虫 2号店

DREAM-CAD 現在はgenmaiという名前の
CADの紹介 基板設計者の現場の声などを書いています

NCデータからDRMデータへ

2015-07-29 08:45:34 | 仕事の話
昔昔の手張りAWの基板の復活の依頼有り
パターンそのものは 手張りなので 見て倣うだけ
穴開けは手張り時代でも デジグラマーで座標を拾っての
NC機械で自動化されておりました
俺がこの業界に入った30うん年前には
NCでバンバン穴あけしておりましたからねえ

その基板位置指定もあるのですが その時代ですから
面実装部品はまず無し
そこでNCをCADに取り込んでしまおうという事になりました
NCからDRMに変換する用途は昔は結構あったので
手作りソフトを11本作っていたのですが
どれが対応しているか よく解らず
結局 既存を元に改造して DRMに変換しました

久しぶりなもんでねえ
結構度忘れした事があります
NCは紙テープしか無かった時代
データ読み落としによる基板不良を防ぐ為
XY座標値は相対値で記述→読み落とし=穴位置ずれ→原点に戻らず
X、Yで前出と同じ場合 記述無し→テープ節約
小数点勿体無い 末尾の0 若しくは 先頭の0記述無し→テープ節約

今の時代 そんな面倒な事すんなよ と言われますが
NCテープを掴んで走り回っていた御仁には
必要な事だったわけ

その仕様を思い出し CADに読み込める書式に変換するだけ
ですが プログラムの行数は少なくても
ノウハウは多めです

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