プリント基板パターン設計の虫 2号店

DREAM-CAD 現在はgenmaiという名前の
CADの紹介 基板設計者の現場の声などを書いています

やり直し

2017-09-07 16:58:00 | 仕事の話
特にお客さんからの指示があった訳では有りません

電源回路

このようにしたほうが良いかなあと思いつつ
基板寸法やその他の回路などによって
実装範囲が決まってします

他を削れば良いだろうと言うのは
後だしじゃんけんです

ちゃんと自分なりの解釈で動く基板にしている
(と思う)ので 知らん振りをしていても
良いんだけど 時間もあるので
電源部分 3パターン 抜き出して
部品配置と配線をやり直してみました

結果 基板に入りきらんわ! ということになりました
でも こうなるんだ というのが実感できたのは
良かった
D級動作のICなので これからも使い続けられる
回路なのでは

6層基板でのBGAパッケージの配線引き出し

長く同様な配線ルールを使って来ましたが
配線層の考えを変えてみた
考えを変えるのは簡単だけど
実際に使い物になるのか
ちゃんと引き出しが出来るのかは 別

過去基板を引っ張り出して
BGA部分をごっそり配線削除
ごちょごちょ やり直して見ました
こちらはね 失敗しても 良いんです
既に基板になっているし 
引き出し方法は確立しているし
手段が増えるのは良いこと そんな程度の考えで
始めました

とりあえず 引き出しは出来た
疲れた
これを良しとするか Xかは お客さん次第かなあ

ひとつ良いのは 配線面積が縮小できた点です

前後の絵は見せませんので ごめんなさい
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AI

2017-09-07 10:08:57 | 仕事の話
昨今 AIという言葉を良く聞くようになった
特にgoogle先生に聞いてないけど
自分の思うところ 
過去のビッグデータを積み重ね収集し 
答えが必要になった時点での
いろんな条件を投げ その時の最適値を導く
いろんなグラフを描き より良い値を出す

グラフを描くのは 計算機の得意技だと思うが
最適値を導くのにも 計算機で出来るところがミソなんだろう

この商売の場合 どうなんだろうと考える

いろんなお客さんの出すネットリスト
その名前にルールが業界標準としてあれば
何かしら 計算機の出番があるだろう
計算機というより 目次検索機だ

差動信号、ガードを必要とする信号線
24Vを超える 電源、信号
100Vを超えるもの
等長処理必要な信号線と許容誤差
諸々

これらの信号名が特定のルールで記述しないと
基板製造出来ません
そうなれば 面倒だけど ある程度CADに頼れる部分もある
過去の基板データから該当するネットデータのみ
探し出して 画面に見せてくれることもできる

残念ながら自分の環境では そうはなってないですね
回路図を見て 判断する
良いお客さんは仕様書を書いて教えてくれる
有りがたい!

実際問題として
過去の基板データ 部品形状は実装実績があるものは
使える
配線引き回し
この基板を参考にしてね というものは
それを見て 必要なところは参照するけど
そっくり使えるかというと そうでもない
まったくもって 使えるなら その基板を使ってください だしね
特定ブロックのみ 使いまわし...

一番使えるのは シルク層で 基板枠外に書いてある
注意書き文章 だったりして

うーーむ 自分の場合 ほとんど無いかな
絶えず いろんな事考えているので
その時点で良いと思うことをやってしまう
お客さんによっては 変えるな!と怒る場合もある

自分も 100V高圧回路内部を 3.3V低圧信号配線を
横断させるようなことはしません

そのお客さんが何故怒るか 
お客さんも自分も未知の部分があるんです
何故動くのか解らない 何故不具合を起こすのか解らない
でも結果として 動いている
だから 変えるな
理由が解ればね お客さんも自分も納得できるんだけど

すいません 愚痴でした

最近 GNDの分割は流行らなくなりました
デジタル、アナログのGND分割の話
Webなど見ていると 分割の話が出ています

感覚的な考えはやめて こうゆうのは計算できそうです
足し算、引き算の世界でね




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