子「年長さんのスケート、良いなぁ~!」
先「みんなは、お別れドライブだよ~!!」
子「やった~~!!」
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年少さん・年中さんは、毎年、白鳥に会いに、お別れドライブに出かけます。
暖かくなると、北国へ旅立つ白鳥さん・・・・
もうすぐ卒園してしまう年長さん・・・・
みにくいアヒルの子のお話を思い出して、何となく重ねて見てしまいます。
もちろん、年長さんのお友だちが『みにくい』ということではないですよ!!
生まれた時は何にもできなかった小さなみんな(アヒル?)が、月日&季節を重ね、いつの間にか立派な小学生(白鳥)になって、学校(北国)へ巣立っていこうとしているのです。
みにくいアヒルという言葉の響きは良くないですが、それも、ひとつの大きな個性。
気が合う仲間を見つけ、夢に向かって羽ばたくのですもの、あのお話にも「みんな違ってみんな良い!が隠されているのではないでしょうか?
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前置きは長くなりました。白鳥見学のお話に戻しましょう。
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先ずは、年中さんが出かけました。
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しばらくして帰って来ると、みんな揃って人差し指を一本突き出します。
先「?」
子「イッピキ!!」
「すいませんねぇ、私だけの為に来て下さって。」
そうなんです。なんと、みんなが川に到着した時は、一羽しか白鳥が居なかったようで、その周りを取り囲むカモメが、ほとんど餌を取ってしまったようなのです。
そして「そろそろ帰りましょう~。」と、動き始めた頃、遠くから白鳥たちが餌の匂いを嗅ぎつけて、ワンサと集まって来たらしいのです。
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<o:p>かもめさん、盗らないで!</o:p>
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子どもたちは、それでも「楽しかった~」と大喜びでした。
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<o:p>くんくん・・・なんだか良い匂い~♪</o:p>
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<o:p>また来るね~♪ 来年も会おうね~!! もっといっぱい居ますように~♪</o:p>
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そして、今日、年少さんが「やっと自分たちの番が来た~♪」と、嬉しそうに出かけて行きました。
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帰って来たら、大興奮の報告攻めにあいました(笑)
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「い~~~~~~っぱい、い~~~~~~っぱい、いたよ!!」
小さな身体でその数を一生懸命表現しようとして、頬を真っ赤にして教えてくれました。
「ひゃくじゅうキューピーき、119ピーキー(ひき=匹)いたよ~!」
そして、どさくさにまぎれて「せんせい、だ~~~いすき」と、白鳥とは全く関係ない抱擁の嵐に発展。よっぽど嬉しかったのでしょうね。
本当にたくさんの白鳥が居たようで「良かったね~!」と思うと同時に「なんて不憫な年中さん。」と、その不運?にちょっぴり苦笑してしまいました。
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<o:p>わんさかっ!! うようよ!!!</o:p>
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「あのねっ!カメもいたよ!!」
「えっ? カメ??」
よ~く聞いたら「かめもいたよ」ではなくて、「かもめいたよ。」でした(笑)
「かごめ」「かめも」「かめ」・・・。
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<o:p>すご~く近くまで来たよ! 先生、尻尾触ってたよ!!</o:p>
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ちゃんと名前を呼んでもらえないカモメさん・・・、一羽の白鳥にしか出会えなかった年中さん以上に気の毒ですね。
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<o:p>来年もたくさんお友だち連れてきてね~!!</o:p>
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