「おっはよ~ございま~~す」
冬休み中、静まり返っていた幼稚園に、子ども達の元気いっぱいの声が響き渡ります
「待っていたよ~~~」
「寂しかったよ~~」先生達の心からの声が聞こえてきます
いよいよ3学期がスタートしましたぞくぞくとホールに集まってくる子ども達
ちょっぴり背が伸びた?
ちょっぴり顔が丸くなった??
少しの間、会わなかっただけでも、子ども達一人一人の成長が見られた冬休み
「あけまして、おめでとうございます 今年もよろしくお願いします」
「今年もみんなで力を合わせてがんばるぞぉ~~えいえいお~~~」
子ども達の力強い掛け声とともに、いよいよ3学期がスタートしました
早速、次の日・・・・・
冬ならではの遊びを満喫しようと、ダンパラスキー場へソリ遊びに行きました
雪やこんこん
・・・・ありません
あられやこんこん
・・・・ありません
幼稚園では、今か今かと出番を待っているスノーモービルが、ガックリ肩を落として寂しそう・・・
こんなに暖かいのに、ダンパラは雪あるのかなぁと心配していましたが、ありました
ありました
た~っくさんの雪が降っていました
年長さんは、長~い坂に挑戦
山の天気は気まぐれ 曇っていた空から急に雪が舞いおりてきましたが、そんな吹雪にも負けないぱんだ組のみんな
日付は変わって、年中さん、年少さんは反対の短い坂に行ってきました
この日は、と~っても良いお天気に恵まれ、最高のソリ日和
暖かくって、お日様の光がまぶしくって、汗ばむ気温となりました
だ~れも滑っていない、パウダースノーへ「それ~~」と飛び込んでいく子ども達
見ているだけで、大人もワクワクしてくる、真っ白な雪景色
寒いの苦手~~ なんて言っていた大人も子どもも、冬休み家にこもり気味で、もて余していた身体を思いっきり、銀世界へと駆け出していきます
元気いっぱいの年中さんは、除雪で積み上げられた雪山をよじ登り、ようやく頂上に到着したかと思ったら、ソリではなく、転げ落ち大笑い
子ども達は身体が柔軟なので、新雪の雪山で転げ回って落ちても平気です
「怖いよ~~~」なんて言いながらも、飛びきりの笑顔で雪山から、ジャーンプ
顔にかかった冷たい雪もペロリ また、雪山へとよじ登っていきます
「もぅ、ダメ~~ 先生~~
疲れちゃった~~~
」
パウダースノーは良いんですが、新雪の為、フカフカな雪が足にまとわりついて、上がってくるのが大変
帰りには、冷たく冷えたリンゴジュースが待っていたので、帰りの足取りも軽くバスへと歩きます
でも、ちょ~~っとまった~~
そうは、簡単にリンゴジュースは渡せません
「宝探しスタ~~ト~~」
新雪に隠れたリンゴジュースを探し、みんなで雪の中を右往左往
探し当てたリンゴジュースをまた雪に埋めてしまい、また行方不明に・・・
「どこに埋めたの~~??なんで埋めたの??」
「だって。冷やしてるんだもん」
そうでしたか・・・・そうきましたか
大人だったら、見つけたらすぐに拾ってしまうんですが、さすが子どもですね
更に埋めてしまったらわからなくなりそうと心配する先生。その横でしっかりと冷えるように、深く、深~く埋めている子ども達・・・
自分で埋めた場所がわからなくなって、必死にまた探し出す子。
そんな子ども達の光景を見てニコニコ微笑むお手伝いの方達の笑顔
ポカポカと照り付ける太陽と飛行機雲が綺麗に映えた真っ青な青空
春は、もうすぐだな・・・と感じた1日でもありました
年長さんは、カウントダウンが始まる3学期。そして、年少・中は進級へと気持ちが盛り上がるこの時期
残り少ない幼稚園での行事を、是非、お家の方も一緒に楽しんでください
そして、これからも北海道ならではの雪遊びをたくさんして、みんなの
心のアルバムがいっぱいになってほしいと思います
これからますます時代は急速に変化していきます。でも子どもが育つということにおいて変わりはないと思います。
子どもの時間には、もっと本質的で、根源的な人間としての育ちがあって、生きていく力も必要となっていると思います。
効率化や成果主義の価値観だけにとらわれず、子ども達には『たくさん遊んで、いっぱい失敗もして、特急ではなくローカルで育っていくこと』が必要なんではないかと思います。
色々な環境育ってきた子ども達、この清泉幼稚園という集団の場所で出会い、育ちあっていっています。ぜひ、これからも子ども達の為に、ご協力、宜しくお願い致します。
3学期も、宜しくお願い致します