それは強者の論理、でも言わなければならない時もある

ブラック企業について論じられるときに必ず言われるのが
・辞めればいい
・行かなければいい
こういう人は続く言葉で
・別に行かなくたって殺されるわけじゃない
とも言うこともあります。

最近の傾向として
ちょっと仕事が大変だったり
体育会系の前時代的な研修に対してブラック呼ばわりすることもありますが
やはり厳しいのとブラックは違います。

僕にとってのブラック企業の定義は
『自分の意思で辞められるなら、どんなにきつくてもブラックではない』
というものです。

最初の『辞めればいい』という主張に対して僕が思うのは
それはDVの彼氏がいる女の子に対して『別れればいい』というのと同じことだと思います。

弱い人って押さえつけると正面からの抵抗ができなくなります
自分がどうとかよりも相手の顔色を窺ってしまうんですよ

相手がキレるくらいなら、もう少し手前の段階でとどまってくれる現状の方を選んでしまうんです。

または
もっと意図的に
雨とムチの使い分けとか
徹底した心身両面の暴力で思考停止に陥らせるような会社も存在します。

そんなのを知らずに入社したら
多少強い程度の人でも脱出は困難です。

一方
自分の意見を全く言えないのも考え物です。
いつかは家庭を持ったり子供ができたり
『自分よりも大切なもの』のために動かないといけないことだってあります。

緊急事態に足がすくんで動かないなんてことがあってはいけません。

『日常的に強く』なる必要はありません
ただ『ここ一番の一回だけ思いきれる強さ』は生きていく上での必須条件だと思います。

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