齋藤大悟 : Daigo Saito

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海辺の息吹

2015年01月04日 | 日本海

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RDPⅢ

 

 冬の日本海沿岸は一日にして様々な天候を見ることが出来ます。鉛色の空の下、激しい波風を受けながらも、気が付けば青空が現れて白い雲の間から輝かしい太陽が見えたり、また次の瞬間には猛烈な吹雪となり、時に雨も混じり、辺り一帯は視界が悪くなって海にカメラを向けていられない程にもなったり。だからこその自然の「凄み」とでも言うのでしょうか。その凄みは見慣れた海辺をいつも新鮮に見せてくれ、新たな発見と共に感動や恐ろしさを与えてくれます。寝て起きて、食べて遊んで働いて、また寝て、その営みの中で我々が形作られて行くように、ひたすら足を運び、撮り、感動し、また撮り、その営みの中で私自身の「写真」が形作られていくように思います。さて、今日の写真は荒天の中にあって、鉛色の雲が消え、白い雲と共に青空が見えたときのもの。風に乗り大空を舞う海鳥が清々しい自然の息吹を感じさせてくれました。

 

 

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