残雪の斜面を行く
雲に覆われる山頂
小さな草花が風に揺れ、雪解け水が足元を流れ、次から次へと雲が湧き、青い空が見え隠れする。自然の大きな懐の中に抱かれたような山旅でした。
残雪の斜面を行く
雲に覆われる山頂
小さな草花が風に揺れ、雪解け水が足元を流れ、次から次へと雲が湧き、青い空が見え隠れする。自然の大きな懐の中に抱かれたような山旅でした。
雪解けすすむ鳥海湖
稲倉岳と象潟を望む
渓谷を彩るタニウツギ
同じ景色でも、光の加減によって一瞬で世界が変わる。雲がつくる陰影は、いつも想像力を搔き立ててくれる。
ハクサンイチゲ群落
身を寄せ合うような佇まい
岩かげのグループ
庄内平野を望む
今、鳥海山はハクサンイチゲが咲き誇っている。純白の美しい姿に大きな活力をいただいた。
今朝も気持ちの良い青空が広がる。水平線に白い2隻の船があって、波と共に青空に映えてとても美しく見えた。
砂浜には人と犬の足跡があった。なんてことはない普段の光景であるが、きっとあのおじいさんとワンちゃんたちだなと、その姿を想像して不思議な心地よさを感じた。昨日の私の足跡もいたるところにあった。何に興味を示し、どのように歩き回ったのかが客観的に見えて面白かった。
広大な雪原にカメラを向ける
大沼のほとりで
青い湖面に新緑が映える
いつもお世話になっているK御夫妻のご厚意で、八幡平から大沼、玉川ダムをご案内いただきました。八幡平では雨に打たれ遠くの景色は望めませんでしたが、ガスの向こうに思いを馳せ、雨音に触れながら静かな春の山を歩くのもまた格別のひとときでした。昼食は大沼にて。食後に水芭蕉の咲く沼のほとりを散策し、お二人の仲睦まじい姿を撮らせていただきました。玉川ダムでは山の天気がうそのように晴れ渡り、青い湖面と新緑が光を受けて輝いていました。玉川ダムは私がまだ幼いころ、建設中のときに家族と訪れた記憶があり、「黄色の巨大なダンプカー」の印象が強く残っています。あれから歳を重ね、今回は景観そのものに対する印象を強くしました。今日は観光客になった気分で秋田を存分に味わうことができました。K御夫妻のご厚意に改めて感謝申し上げます。