カミサン伝説17「復活の像編6」
「おお、そうじゃ奥さんが生き返ったら
犯人をまず訊いて、それからすぐ電話するが、
ここには電話はない。
おぬし携帯持っておるか?」
「はい、ここに。
自宅にも普通の電話ありますから、
今メモを渡しますので、すぐお電話ください」
ニタロウはそう言うと、
すぐ手持ちの手帳を切り取って
携帯電話の番号を書くと、
自宅の鍵とメモを老人に渡した。
「じゃが、まだ早いのう。
おぬしには悪いが、
死んだ奥さんと夜一緒というのもなあ」
「じゃあ、一旦戻って、
日の出と共にお迎えに参ります」
「そうしてくれるかのう」
しかし、ノンタが家に帰るとびっくりした。
布団の上のタケノがいなくなったいたのだ。
「まさか、生き返ったのか、タケノ、タケノ」と
ノンタは家の中を探し回る。
「タケノ、タケノ」
玄関の靴箱を見る。タケノがよく履く靴があった。
「家の中か、タケノ、タケノ」
ノンタはまた家の中を探し回った。
(続く)
「おお、そうじゃ奥さんが生き返ったら
犯人をまず訊いて、それからすぐ電話するが、
ここには電話はない。
おぬし携帯持っておるか?」
「はい、ここに。
自宅にも普通の電話ありますから、
今メモを渡しますので、すぐお電話ください」
ニタロウはそう言うと、
すぐ手持ちの手帳を切り取って
携帯電話の番号を書くと、
自宅の鍵とメモを老人に渡した。
「じゃが、まだ早いのう。
おぬしには悪いが、
死んだ奥さんと夜一緒というのもなあ」
「じゃあ、一旦戻って、
日の出と共にお迎えに参ります」
「そうしてくれるかのう」
しかし、ノンタが家に帰るとびっくりした。
布団の上のタケノがいなくなったいたのだ。
「まさか、生き返ったのか、タケノ、タケノ」と
ノンタは家の中を探し回る。
「タケノ、タケノ」
玄関の靴箱を見る。タケノがよく履く靴があった。
「家の中か、タケノ、タケノ」
ノンタはまた家の中を探し回った。
(続く)