レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説17「復活の像編6」

2009-04-21 14:06:08 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編6」

 「おお、そうじゃ奥さんが生き返ったら
犯人をまず訊いて、それからすぐ電話するが、
ここには電話はない。
おぬし携帯持っておるか?」
 「はい、ここに。
自宅にも普通の電話ありますから、
今メモを渡しますので、すぐお電話ください」
 ニタロウはそう言うと、
すぐ手持ちの手帳を切り取って
携帯電話の番号を書くと、
自宅の鍵とメモを老人に渡した。
 「じゃが、まだ早いのう。
おぬしには悪いが、
死んだ奥さんと夜一緒というのもなあ」
 「じゃあ、一旦戻って、
日の出と共にお迎えに参ります」
 「そうしてくれるかのう」

 しかし、ノンタが家に帰るとびっくりした。
 布団の上のタケノがいなくなったいたのだ。
 「まさか、生き返ったのか、タケノ、タケノ」と
 ノンタは家の中を探し回る。
 「タケノ、タケノ」
 玄関の靴箱を見る。タケノがよく履く靴があった。
 「家の中か、タケノ、タケノ」
 ノンタはまた家の中を探し回った。
(続く)


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