レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第三弾リメイク「キモ男三人衆のカミサン伝説」

2009-04-21 18:30:59 | 小説
第三弾リメイク「キモ男三人衆のカミサン伝説」
 
 「おーい、どうするんだよ。
賢明の奴が凄いの見つけたんだぞ。
俺たちには何もないぞ。」
 ふうたがケンタの部屋に入るなり、
大声をだす。
 「そうだよ。
それにご褒美をくれなんてケンタ、
オタクも何か凄い話し知ってるのか」と
 たまおが今度は焦ったように言う。
 「オタクらはハナから期待してないよ。
いいか、明日は全部俺に任せるか。
褒美は俺のものだけど、
もちろん、食べ物なら分けてやるけど。」
 ケンタが何か自信ありげに言う。
 「ああ」
 たまおとふうたがほぼ同時に言う。
 「よし、そうしたら明日は最初に発表する。
ふうたはじゃんけんが強いというより、
インチキで勝てるから
俺がじゃんけんで順番を決めるって言ったら、
大声で賛成しろよ。そして、ふうた絶対勝てよ」と
 ケンタが言うと
 「バレてたのか。しょうがない。
ジャンケンなら負けないから任せてくれ、
たまおは絶対にじゃんけんに持ち込むように
死んでもがんばれよ」
 「おお。じゃんけんが公平だってことでな」
 「レディファーストとか
そういうのに騙されるなよ」
 「わかっている。
ここで勝てばコンクールに出られる可能性が大だからな」と
 一番役にたたなさそうなたまおが鼻をほじりながら、
偉そうに言う。
 「でさ、ケンタ。
最初を取るということは23番目の伝説を知ってるということか」と
 ふうたが訊くと
 「まあ、明日の楽しみということに、
想像に任せるよ」
 「やっぱり、それしかないよな。
先に賢明が発表したらそっちの勝ちだもんな」と
 ふうたはもう勝った気分でいた。
(続く)


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