レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「いつきの告白」

2009-04-21 13:38:06 | 小説
本編リメイク「いつきの告白」

 「実はある事情があって、
俺は永久と二人で生米の死体をここへ埋めたんだ」
 いつきがエイタに突然告白する。 
 「でも、この遺体、どう見ても生米じゃないぞ?
まったくしらない男だ。年は俺たちと近いが、
どうみても生米じゃないぞ、
生米はこんな美男子ではなかったぞ」
 いつきの告白を聞いたエイタはやや混乱気味に
 「オタク、永久を棺の中で見たと言ったり、
少し、頭がおかしくなっているじゃないか。
地下で飲んだジュースに
頭を狂わせる薬でも入ったいたんじゃないのか」と
 首を傾げながらいつきに訊く。
 「信じてくれれよ。
たしかに、最初はジュースの影響か、
記憶がない部分もあったんだが、
記憶は完全に取り戻したんだよ。
信じられないかもしれないが本当のことなんだ?
実は、永久と二人でここに生米の死体を埋めたんだ」
 いつきは真顔で話す。
 「だから、
この遺体は生米じゃないと言ってるだろ」
 エイタが語気を強める。
 「それに、俺が生米の実家に電話して
生米から実家に電話があったことは確認済みだぞ」
 「それが、俺にもよくわからない。
俺たちが埋めたとき、
生米は生きていたのかもしれない、あー」
 「落ち着け、
いつき、本当なら謎が多すぎる。
オタク棺の中に永久がいるのを見たって言うが
だとすれば、永久があの棺から隠し扉まで、
どうやって移動したかっていうことさえ謎なんだ、
いつき、夢でも見たんじゃないのか」
 エイタはいつきの頭が
混乱しているのではないかと疑って言う。
 「あー、何が何だかわからなくなったよ」
 いつきはそう言いながら、
大きなずうたいのくせに泣き出す。
(続く)



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