レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作「ラストコンテストの結果発表2」

2009-04-21 20:51:31 | 小説
改作「ラストコンテストの結果発表2」
 
改作「変な仮面」に続きます。

 「えーまずは、優勝候補かもしれない、
4番です。おめでとう!」
 相変わらずのホウセイ流だ。
しかし、ヒトメがしゃべれないので、
少し盛り上がりに欠ける。
 「次はこれも優勝候補かもしれない7番、
おめでとう」
 女子たちはまだ表情にでない。
 「さあて、次も優勝候補かもしれない3番、
おめでとう、ここまで大接戦まだ複数票はありません」
 「では、行きます。
これも優勝候補かもしれない6番。
おめでとう、見事に割れてますね」
 「ケツじゃないんだから」と
 木太郎が冗談を言ったが、まったくうけない。
 どうやら女子陣は
今度は無口かつポーカーフェイスで通すことで決めてるみたいだ。
 「えー、ヒトメさんよだれがひどいですよ。
アユメさんふいてください。
あれ、ハナクソも見えますよ」と
 ホウセイがチャカすと、
 ヒトメが耐えきれず動きだしたところで、
椅子から転げ落ちてしまった。
 そして、ヒトメは顔から転んだので、
鼻をぶつけてしまったらしく鼻血を出していたので、
その顔にみんなは大笑いしてしまった。
 すると、ヒトメの目から涙がこぼれ落ちた。
 「あー、ヒトメちゃん可愛そうに、
だから仮面にしておけばよかったのに」と
 木太郎は笑いをすぐ抑えてそう言った。
 アユメは慌てて、ヒトメを抱き起こすと、
顔を拭き、ハンカチをはずすと、
 「ちょっと、ヒトメを部屋に。
ごめん、ヒトメ」といいながら、
泣いているヒトメを
ヒトメの部屋に連れて行ってしまった。
 「ヒトメ!」と
アスカも何故かその後を追いかける。
 「とんだハプニングですね。
しばらく中止しましょうか。
そうだ、先生、その間、
今呼ばれた番号をもう一度再現してくれませんか」と
 ホウセイが言うと、男子陣は拍手した。
(続く)



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