レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「我慢できないの」

2009-04-21 22:32:03 | 小説
真END「我慢できないの」

 「あー、もうダメだ。」
 ダミーはそう言うと股間を思い切り掻くと、
鼻くそを次々とほじり、ぽんぽんと飛ばしまくる。
 みんながハナクソをかわしているうちに
落ちている剣を取り、
 フォフォフォの仮面をかぶったあおむに渡すと、
 「あおむ、頼むから俺を守ってくれ」と
その後ろに隠れる。
 「おい、やっぱり、
俺たちを疑っていたのか、木太郎」
 いつきが呆れた顔で言う。
 「このあおむ以外は黒幕で俺の命を狙っているからな、
黒幕以外は俺を助けてくれよ」と 
 木太郎は情けない声を出していう。
 「木太郎さんは僕をわかってくれただすな」と
フォフォフォの仮面を被っていたあおむが嬉しそうに言う。
 「ああ、その独特のニオイでな」
 「臭いだすか」
 「臭くはないよ。変わったニオイだ」
 「おい、それより、そこの偽あおむ、
オタクは誰だすか」
 あおむがもう一人のあおむに剣を向けると、
 そのあおむは
 「木太郎さん、ニオイに騙されちゃだめだすよ。
僕が本物だすよ」と
 あおむらしい言い方をする。
 「いや、こっちがあおむだ、
ニオイは嘘つかないぞ」と
 木太郎は
フォフォフォの仮面を被っていたあおむの陰に隠れたまま、
そう言った。
(続く)


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