レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作BADEND8「変な仮面2」

2009-04-21 17:28:59 | 小説
改作BADEND8「変な仮面2」

 改作BADEND8「変な仮面」に続きます。

 「フォフォフォ」
 「フォフォフォ」
 ヒトメは変な仮面を被りながら立ち上がると、
素早くキッチンへ走って行った。
 「あー、しまった」と
アユメが言うと、
 すぐ手に包丁を持って戻ってきた。
 「何するのやめなさい」と
もとこが言うが、
 「フォフォフォ」とヒトメは笑いながら、
アユメに近づく。
 「何よ。ヒトメ冗談はやめて」
 「フォフォフォ」
 「ヒトメちゃん、
いくらアユメちゃんにいじめられたからって、
冗談はよせよ」と
 木太郎はまだ冗談だと思って、
鼻をほじりながら言う。
 「フォフォフォ」と
ヒトメは笑いながら、アユメを追いかける。
 ヒトメがアユメを追いかけるのを、
周りは唖然として見ている。
 「止めなくていいのか」
 ホウセイが言うと、
 「まあ、あの変な言葉を言ってるくらいだから、
冗談よ。多分、仕返しよ」と
 もとこも呑気そうにしている。
 そして、アユメが二階の方へ逃げたので、
ヒトメもアユメもみんなの視界から消えてしまった。
 「そう言えば、木太郎くん、
あの変な仮面どうしたの?」と
 もとこが訊くと、
 「さっきキッチン横のトイレで見つけました」と
 木太郎が言うと、
 「キッチンの横のトイレ?
で、場所は?」
 「洗面所みたいなところに置いてありましたよ」
 「洗面所、それで、あなたがしたのは?」
 「もちろん、小ですよ。
大ならゆっくり自分の部屋でしますよ」と
 木太郎が鼻をほじりながら言うと、
みんなが笑った。
(続く)


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