要経過観察・要治療・要精査治療

2013年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 

<o:p></o:p>

 

「利用者の健康診断の結果が揃いました」と、担当の職員がファイルを持ってきました。<o:p></o:p>

 

以下、「医師の診断」の欄に書かれた診断結果を書き出してみます。<o:p></o:p>

 

『蛋白尿・脂質異常症・高血圧症・肥満・糖尿病・肝機能障害・心肥大・高血糖・白血球減少症・尿潜血陽性・心電図異常・心拡大・洞性除脈・尿糖陽性・白血球増多症・胸部異常陰影の疑い・貧血・特記事項なし』<o:p></o:p>

 

『肥満・脂質異常症・肝機能障害』が特に多く目につきます。<o:p></o:p>

 

そして、見出しに揚げた『要経過観察・要治療・要精査治療』が、大半の利用者の診断結果通知書の「医師の意見」欄にそれぞれ書かれています。<o:p></o:p>

 

24時間そこで生活をする入所の施設では、食事等による健康管理はそれなりにきちんと為されていますが、ご家庭ではそうはいきません。飽食の時代と言われて久しいですが、通所であるさつき園の利用者の家庭での食生活を想像すると恐ろしいものがあります。さつき園での昼食だけでは到底太刀打ちできません。<o:p></o:p>

 

以前、保護者会で食事に関することを話題にした時、<o:p></o:p>

 

「そうはいっても、あの人たちには楽しみがないんじゃから、せめて食べたいものを食べされてやりたいよねぇー」という言葉を聞いたのをよく覚えています。<o:p></o:p>

 

親のその気持ちは分かる。分かります。分かりますが、それでいいんですか!?<o:p></o:p>

 

食べてればおとなしい。テレビを見てればおとなしい。ゲームをやっていればおとなしい。DVDを見てればおとなしい……。<o:p></o:p>

 

それでいいの?<o:p></o:p>

 

しかし、今、私にはこの親の愛情(?)に抗するものがないのです。<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする