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昨日、27名の見学者があった。予想とは違って、車が何と大型観光バスだったので、急きょ、お隣の大島中学校に駐車場をお借りした。<o:p></o:p>
少し離れているグループホームも見学の予定だった。が、道路幅を考えると、乗って来られたバスで行くのは難しいと判断し、作業中ではあったが何とかさつき園の10人乗りを2台出して、見学希望者を賄った。<o:p></o:p>
予想とは違う展開、しかもすぐに対応が要求される状況の時に、私たちはどうするか。何とかしようと知恵を絞って対応するか。「急に言われても出来ない」と断るか。こんなときに、図らずも私たちの日頃の姿勢が出る。<o:p></o:p>
昨日は見事に対応した。見学者も満足の様子で、私もほっとした。<o:p></o:p>
しかし、利用者は私たちの上をいっていた。<o:p></o:p>
まだ作業時間中にもかかわらず、見学者が帰る頃になると多くの利用者が玄関先に出てきたのだ。<o:p></o:p>
「○○さん、まだ休憩時間じゃないでー」「□□さん、今日は月末の大掃除の日じゃろう。戻って掃除をせんにゃー」と私。でも、誰も聞いてない。みんなニコニコして、うれしそうに見学者と話をしている。<o:p></o:p>
見学者の見送りですので、私もそれ以上の注意はしません。<o:p></o:p>
「もう帰るんかね」「大島に泊りゃーええのに」「また来てね」<o:p></o:p>
「今日はありがとね。じゃーね。みんな元気でね。さようなら!」<o:p></o:p>
「さようなら!」<o:p></o:p>
あとで職員のぼやくこと。「大掃除なのに、私のところには4人しか残っとらんのじゃけ―!」<o:p></o:p>
何とか理屈をつけて作業や掃除を回避しようとする、私たちの上をいく、利用者の見事な臨機応変(?)ぶりでした。<o:p></o:p>
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