悪さをする目に見えないものの感染から、身を守りながら生活することのたいへんさ。しかも、無症状感染の可能性もありますなどといわれると、自粛どころではなく萎縮してしまう心身。
ヒトが足りない。モノが足りない。カネが足りない。
命と経済のバランスをどうとるか。私たちの社会の運命の分かれ道。
今回のような地球規模のウイルス感染があっという間に、一気に地球を席巻するなど、物語の世界のことかと高をくくっていた。しかし、「事実は小説より奇なり」は、真実だったのだ。
「マスクから鼻を出してはいけません。ちゃんと鼻を隠して着けてくださいよ」
さつき園でもいろいろな柄の手作りマスクが見られます。自慢気に、わざわざ見せに来てくれる利用者もいます。
「おー、ええ柄じゃなー。よお似合うとるでー」ニヤッと笑っています。
こんな会話をしながら、ストレスのかかる日々を緊張しながらも何とか利用者、職員みんなで今日まで過ごしてきました。
マスクの着用、日々の検温、石鹸での手洗い、手指の消毒、3密の徹底。 毎日、利用者の終礼の時に、これらのことを大きな声でお願いするのです。
「はーい」と、元気に帰っていく利用者。明日も元気に通って来いよ。ご家庭でも利用者本人のストレスの解消に、あれこれ苦労されていると聞きます。
しかし、この上に更に「第2波が来る」と専門家と言われている人たちが言います。
会議や委員会や研修会が延期や中止になる中、テレビ会議も何度か体験しました。そこでは、会話や意見交換は出来ても、同じ現実空間を共有することが出来ないことのもどかしさを感じさせられました。
新しい生活様式という言葉を耳にします。それがもうすぐ私たちの日常になるといいます。私も体のどこかで、私たちの日常が変わる気配を感じつつ、しかし、同時に「温もり」という言葉が揺らいでいるのを感じています。
私たちの生活の在りようは、大きな転換点に差しかかっているようです。
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