先週の土曜日。さつき園は利用者の余暇活動として、みんなで下松市のザ・モール周南へ食事とショッピングを楽しみに行ってきました。暑さ対策、それから夏休み中でもあり、きっと混むだろうと予想しての対策を事前にしっかり検討して出かけました。
ところが、予想外のことは起こるものです。4台の車に分乗して行ったのですが、早目に着いた1台ではえらいことになっていたのです。その詳細をお知らせすることはできませんが、私の乗ったマイクロバスがザ・モール周南の駐車場に着いた時には、もうそのえらいことはすっかりと言っていいほど職員によって適切に対処されていました。
「園長、たいへんだったんですよ!」
主任がそう言って、私に報告します。
けれど、報告する言葉には余裕が感じられたので、こちらも安堵しながら聞いていました。しかし、もしもその報告がなかったら、ひょっとして私はそのことに気がつかなかったかもしれないほどに、ことはすっかりきれいに対処されていたのです。報告の内容からも、職員は落ち着いて、しかもテキパキと対応したことが想像されました。利用者にも動揺しているような人は見受けられません。
私たちはその後、利用者に諸注意を促して、事前に決めた班ごとに昼食とショッピングを楽しんできました。
私も利用者4人と楽しく過ごしてきました。いやいや、□□さんがエスカレーターに乗るのを怖がって、乗り口から後ずさりしてオロオロしたのには少しあわてましたが……。
それにしても、こうした予想外の出来事に速やかにしかも適切に対処するためには、その場の職員にそれなりの力量が必要です。加えて、そこでは職員同士のチームワークも要求されます。ですので、その後、何事もなかったように利用者支援に当たる彼らを見ていて、私は感謝するとともに少しうれしくなっていました。
また、後日、△△さんのお母さんによると、うちわの好きな△△さんは、あの日自分で選んで買ったお気に入りのうちわをしっかり手に持って眠りに就いたとのこと。きっと、あの日の何かがよほどうれしかったのでしょう。そしてその話を職員から聞いた私も、△△さんの様子を想像してうれしく思ったことでした。
職員の、あの予想外の出来事への対応が適切だったことが、こうして利用者にあの日の満足をもたらしたのです。
そして私は、その予想外の出来事で図らずも職員の力量が試されたのだと思いました。
職員諸君、お見事でした! 感謝申し上げます!
これからも頑張るべし!