さつき園を退職しておよそ3週間が経った。それまでの仕事すべてから退いたわけではないので、気持ちも気分もいささかも退職前と変わらない。ただ、時間に追われる感覚は薄れている。
スマホとパソコンとメールとFAXと郵便を使って、与えられた仕事をさせてもらっている。時々、出張ることもある。
ただ、利用者に会えないのが残念至極だ。これまでいかにたくさんの滋養と気力、そして温もりとユーモアとを利用者から与えてもらっていたかをしみじみと感じている。
私は園長という立場の者としてではなく、お互いに<類>を生きる<個>同士として、真摯に利用者との時を過ごしてきた。それらのかけがえのない多くの時が私の精神を育て、私に志を宿してくれた。
私はこれからどんな道を行くのだろうか。どんな道を歩こうとしているのだろうか。
歩き続けるからには、遠くまで、遥か遠くまで、おとがいを上げてその道を歩いて行こうと思う。
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