(笑)

2013年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 

今日は朝から、山口市へ車で直行の出張でした。<o:p></o:p>

 

その時の運転途中のカーラジオで耳にした話題です。<o:p></o:p>

 

皆さんは「もろびとこぞりて」という讃美歌をご存知でしょうか。この歌の歌詞の中に、『主は来ませり。主は来ませり』という箇所があります。主とはもちろんキリストのことでしょう。<o:p></o:p>

 

なんと、この歌のこの部分をあるリスナーは『主 吐きませり。主 吐きませり』と思って歌っていたそうな。いったい、主は何を吐いたのでしょうか。(笑)<o:p></o:p>

 

また、違うリスナーは、「大きな古時計」の歌を、『大きなの この古時計。おじいさんの時計』と歌っていたそうです。<o:p></o:p>

 

どれほど大きな時計だと思っていたのでしょうかねぇ。(笑)<o:p></o:p>

 

この二つの話を聞いて、思わず笑ってしまいました。<o:p></o:p>

 

車での出張途中に時たまやってくる、『ホッ』と気持ちの和む瞬間です。<o:p></o:p>

 

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たくさんの命

2013年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 

アフリカで痛ましくむごい事件が起こりました。<o:p></o:p>

 

国家と組織の価値観のはざまで多くの個人の命が無情にも、突然、その温もりとその輝きを永遠に奪われたのです。<o:p></o:p>

 

私たちは日本にいて、大地震や大津波や原発事故、いじめや虐待、そして体罰、それらに関心を寄せていました。しかしそのことをあざ笑うかのように、「これはどうだ!」といわんばかりの国家と組織による残虐行為が、同じ地球上で起こりました。<o:p></o:p>

 

民族とは何か。宗教とは何か。国家とは何か。国民とは何か。国土とは何か……。<o:p></o:p>

 

家族のために尽くす命。あの人のために尽くす命。共同体のために尽くす命。国家のために尽くす命。民族のために尽くす命。宗教のために尽くす命……。<o:p></o:p>

 

家族のために捨てる命。あの人のために捨てる命。共同体のために捨てる命。国家のために捨てる命。民族のために捨てる命。宗教のために捨てる命……。<o:p></o:p>

 

私たちはこれまでもそしてこれからも、こうしたたくさんの命の暗闘から逃れることのできない世界に生きているのです。<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

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肉親との別れ

2013年01月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 

昨年末から新年にかけて、3人の方の告別式に参列させていただきました。<o:p></o:p>

 

 12月23日には中学・高校時代の恩師の、30日にはさつき園利用者の○○さんのお父様の、そして正月5日にはさつき園の母体である社会福祉法人さつき会が運営する他の施設の職員の父親の告別式と、毎週のことでした。<o:p></o:p>

 

 恩師は私がさつき園という施設に勤めていることをある時の同窓会で知って、さつき園の利用者のウエス(主に機械等を掃除する際に使う、油を拭き取るための布)加工作業に必要な古着を、高齢にもかかわらず自ら車を運転して届けてくれるなど、気にかけてくれていました。そして、○○さんのお父さんも古着などウエスにする布の不足を心配して、材料になりそうな布を扱っている業者をご紹介してくださるなど、さつき園はたいへんお世話になっていました。<o:p></o:p>

 

 その○○さんのお父さんの告別式で衝撃的なことがありました。<o:p></o:p>

 

告別式の最後にお父さんのご遺体に花を添える際に、○○さんはお母さんに促されて椅子から立ち上がり棺に向かって数歩近づいたものの、突然低く唸るように泣き出して、そこからは腰を引いてしまい動こうとはしなかったのです。元気だったお父さんが目を閉じたまま、ものを言わず、どうしてそこに横たわっているのか。いつもと違うお父さんをどう理解したらいいのか。入院先の病院に通っていた時も、体にいろんな管をつけられてベッドに横たわっているいつもと違うお父さんを怖がるような様子もあった、と聞きます。<o:p></o:p>

 

張り詰めた空気の中、○○さんの泣き声と参列者のすすり泣く声が聞こえてきます。<o:p></o:p>

 

 その後、そんな○○さんが一番近い肉親の死をどう受け容れたのかは、分かりません。<o:p></o:p>

 

 年齢を取ればいずれは訪れる親の死を利用者はどのように受け容れ、そしてそれをどう乗り越えていくのか。あるいはいつまでも乗り越えられないままでいるのか。<o:p></o:p>

 

 それでなくても、この先の家族の命や健康などについて普段より以上に案ずる年越しのこの時期に、今また改めて利用者の肉親の死について、そしてそれを利用者が受け容れるということについて、利用者一人ひとりの顔を思い浮かべながら、考えを巡らせています。<o:p></o:p>

 

幸いなことに、今、○○さんは以前と変わりない様子でさつき園に通ってきてくれています。ひとまず、ホッとしている年明けのさつき園です。<o:p></o:p>

 

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福祉の真髄

2013年01月05日 | 映画

 

明けましておめでとうございます。<o:p></o:p>

 

本年もどうぞお暇な折には「園長室」へお越しください。何のおかまいもできませんが、さつき園のコーヒーでも飲みながら(?)、ひとときをお過ごしください。お待ち致しております。<o:p></o:p>

 

さて、昨年末、自宅でほんの少し大掃除のまねごとをしていたら、書類の間から十数枚の新聞の切り抜きが出て来ました。その中に「こどもの詩」という欄の切り抜きが3枚ありました。そのうちの2編をご紹介します。

 

 

  弟<o:p></o:p>

 

今日弟は 学校を休みました<o:p></o:p>

 

それは きのうから頭がいたかったからです<o:p></o:p>

 

私が 「だいじょうぶ?」ときいたら弟はこう答えました<o:p></o:p>

 

「だいじょうぶ ありがとう」<o:p></o:p>

 

そのとき私は 心がほっかほっかになりました (埼玉県・小3年・女子) 

 

ひとりごと<o:p></o:p>

 

そんな事で 死んじゃだめだよ<o:p></o:p>

 

虫で生まれて<o:p></o:p>

 

きたかもしれないのに<o:p></o:p>

 

神様が 人間に<o:p></o:p>

 

してくれたのにね              (長野県・小5年・男子)<o:p></o:p>

 

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それぞれ1999年(平成11年)3月6日と2000年(平成12年)6月28日の読売新聞に掲載された詩です。<o:p></o:p>

 

 いかがですか。私は、これぞ「福祉の真髄」と思います。<o:p></o:p>

 

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 ちなみに、3つ目の詩はこんな詩でした。 

 

   愛<o:p></o:p>

 

 お母さんの子なら<o:p></o:p>

 

 どこの国でも<o:p></o:p>

 

 いいよ                   (山口県・小3年・女子)<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

 新聞の切り抜きはもうずっと前から私の癖になっているのですが、『たまの大掃除のまねごとも悪くないね』と呟いたものです。<o:p></o:p>

 

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