みなさんは『三銃士』の話をご存知ですか。フランスの作家、アレクサンドル・デュマ原作の、ダルタニアンという若者を主人公としたフランス国王に忠誠を誓う銃士の面々の話です。
それを原作としたNHKの連続人形活劇「新・三銃士」が明日5月28日に最終回を迎えます。毎回録画して欠かさず見ていた私としては、さみしい限りです。
ご覧になっていた方はお分かりかと思いますが、この人形劇は人形劇とは言いながら、人形を操るテクニックはもちろん、場面場面での光や影の使い方、カメラアングルへのこだわりなどなど、人形で見せるその感情表現は見事なものがあります。見ていて思わず唸ってしまうほどです。人形の動きと声優の声とが相俟って、画面から伝わってくる登場人物の心の動きや内面の苦悩や葛藤の表現は、生身の人間が演じる以上のものがあるかもしれません。もともとのストーリーの面白さもさることながら、それらの巧みさには毎回、感心させられていました。
でも、それもいよいよ最終回です。皆さん、是非、録画してでもご覧になってください。
劇中で銃士の口から語られる「1人はみんなのために!!みんなは一人のために!!」は、この物語の中心テーマです。
ラグビーの世界でもこの言葉が合言葉になっているようですが、福祉の理念にも通じるものがあると思います。