先日、やっと岩国市から案内が届いたので、一昨日、コロナワクチンの4回目接種を受けてきた。
岩国駅前通りにあるスーパーマーケットの6階が会場だ。
3回目と同じように会場には思いのほかたくさんの係の人たちがいて、人の動きに滞りがないようにてきぱきと案内してくれていた。
その日は65歳以上の高齢者が接種対象だった。今更言うことでもないが、私ももう十分な高齢者なのだ。
会場に整然と置かれた椅子の、27番の番号札の付いた椅子に座るように促された。おもむろに椅子に座った私は、周りをゆっくり見渡しながら、「戦後77年。この国で、生まれた場所や生活環境はそれぞれ違うけれど、その内の少なくとも65年以上を、この人たちと同じ時代を過ごして来たんだなぁ……」と、妙に愛おしい、神妙な気分になっていた。
順番がきて、係の人に促されて、椅子から立ち上がり、そして歩き始める見知らぬ彼や彼女らの後ろ姿が、余計にそう思わせていたのかもしれない。例え、いかに気持ちは高校生や二十歳(はたち)でも、もう若い頃の歩きはできないのだ。無論、私も然りだ。
私は、無事接種を終えて屋上の駐車場に戻りながら、会場にいた4、50人の皆さんに向かって、「みなさん、これからも元気に行きましょう」と、声をかけたい気持ちになっていたよ。
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