里山人雑記

PCからの閲覧をおすすめします

ツバメのねぐら 研究ポスター展示

2023年03月11日 11時24分12秒 | お知らせ<その他>
ご無沙汰しております。突然ですがひとつお知らせをしたくて投稿しました。
実は現在、熊本市中央区のサンロード新市街街頭にて、熊本県内のある高校の生物部が、研究ポスター展示(ポスター展示のみで質問はできない)を行っています。

↑その内容はツバメのねぐらに関するもので、2021年と2022年の研究についてやや詳細に紹介しています。熊本県内のツバメのねぐらで赤外線カメラ等も用いて研究を進めており、中には興味深い点も。今後の展開が楽しみです。
実は訳あって私も関わっておりまして、もし中心街やサクラマチ付近に足を運ばれる際にはぜひお立ち寄りください。展示日程等は以下です。よろしくお願いいたします。

[展示日程]
3/11㈯11:00-20:00
3/12㈰11:00-20:00
3/18㈯11:00-20:00
3/19㈰11:00-未定
[展示場所]
熊本市中央区 サンロード新市街街頭
(https://maps.app.goo.gl/XjeF1NGoiaS8jADF9)

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HAPPY NEW YEAR. 2023

2023年01月03日 22時33分30秒 | Field Note<観察>
あけましておめでとうございます。早いもので、もう2023年。
このブログももうじき11年になります。
みなさま、昨年もたくさん見に来てくださってありがとうございました。
実は昨年、研究に未練があり、社会人学生として大学院に再入院(笑)しました。晴れて社会人Dです。
生物への関わり方も含めて少し動きのある年でしたが、仕事も私生活も忙しくなり、ほとんど動けず仕舞いでした。
やることやらんとまずいですほんとに。
ブログの方も更新頻度を少し上げたいところ。

今年最初の鳥撮りは…

アオサギ Ardea cinerea
初詣に行った先で見たアオサギです。通りがかりに一瞬カメラを出すことができました良かった。
風になびく冠羽に、羽繕いで舞った羽毛…アオサギかっこいいですね。
OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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Instagram, Twitter共に更新中です。たまーに見てください。
YouTube, ギャラリーの更新は稀です。ページ左上からどうぞ。
Instagram: https://www.instagram.com/k.0kamoto_
Twitter: https://twitter.com/aolapin
*現状、主に上記SNSのアカウントでは、仕事&研究に関することには基本的に触れません。また、それらに関する問い合わせにも基本的に回答しません。ご了承ください。
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家の中で撮り撮り

2022年12月25日 22時50分18秒 | ふつうの日記
愚痴ってばかりでは芸がないので、ボディの特色を生かして家の中にあるものを撮っています。
そう、この日は久しぶりに珈琲を淹れたんです。
消化器官やその周辺の諸々が弱いもので、普段はどちらかと言うと控えているのですが…
香りも風味も良いですね。豆は妻が専門店で仕入れて来てくれたもの。ありがたや。

↑とりあえずRAW撮りしてボディ内で細かくいじりながら現像。
普段は実物をそのまま写しとり出力することに重きを置きますが、今回は忠実さよりも雰囲気を重視してちょっと遊んでみました。
はい。楽しいですね。

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わけあって仕事でも写真に関わることが多かった下半期。
取材力も含めて腕を上げたい今日この頃です。
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alone

2022年12月18日 22時24分32秒 | Field Note<観察>
大変ご無沙汰しております。ちょくちょく見に来てくださっている皆様ありがとうございます。
さて最近は、職場でも家でも、そして寝ても覚めても仕事の日々で、ブログを触る時間も全く作れず仕舞いで。
家庭のことにも研究にもまともに時間を割けない現状にさすがに嫌気が差しますね…ダーマ神殿に直行ですハイ。
と、愚痴はほどほどにして本題へ。

コハクチョウ Cygnus columbianus
ある日、別件で訪れた九州のとある耕作地(海辺ではない)。ちょっとだけ横道に入ってみると、白い大きな塊が。サギにしちゃ首が太いなと思って見てみると、首が余ってない方のハクチョウ、コハクチョウでした。姿が似ているオオハクチョウとは、一般的には嘴の模様などを参考に見分けるんだと思いますが、オオハクチョウは少し首が長すぎる感じ、コハクチョウはちょうど良いか短い程度と、嘴以外にも参考になるポイントがいくつかあります。

↑主に落穂を食べているようで、時折嘴の端から穂がのぞいていました。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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予約購入までしたOM-1もほとんど使う時間を作れず、残念な状況です。
その状況を変え得る現実的な策は現状2つ。どっちを取るか悩むところです。はぁ…
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尺超えの…

2022年07月02日 12時15分25秒 | Field Note<観察>
とある生物の調査を終えたちょうどその頃、視界に入ってきたのがこの魚。

ハス Opsariichthys uncirostris
でけぇぇー…目測ですが、体調はおそらく尺(約30cm)超え。ハスはたしかにオイカワなどと比べれば大型になりますが、30cm超の個体を水上から見たのは久しぶり。
そこまで自信はありませんが、40cmに迫るか超えるくらいのサイズでは?という感じもしました。そこらのニゴイよりでかかったし…

オイカワ Zacco platypus
周辺にはオイカワも泳いでいました。婚姻色が出ていますね。
ちなみにこの中心付近に写っている個体は、背びれの少し後ろ側にえぐれたような傷が見えます。
サギ類などの鳥類に襲われたか、魚食性の魚類に襲われたか、釣られたときに怪我をしたかのどれかでしょう。
傷の形からすると、嘴の形に見えなくもないので、鳥に襲われた説が濃厚かな…?

↑それにしてもかっこいいハス。水上からはいまいちわかりにくいかもしれませんが、口の形が特徴的で素敵なお魚なんです。
とはいえこのハスも、もともとは琵琶湖水系あたりを原産とする魚ですが、数種の魚種の放流に混入して全国に広がってしまった種とされています。
このような経緯で移入した種を、国内外来種とも呼びます。

もともとそこにいない種の移入は、国内にもともといた種であっても、在来の種や生態系に影響を及ぼす可能性が否めないため可能な限り避けなければなりません。
また、「近所のA川でとった魚をB川に逃がす」のもNGです。仮にその魚がA川にもB川にも生息しているものだったとしてもです。
というのが、河川の淡水域では、大規模な洪水や流路変更でもない限り、基本的に近隣の河川の魚が行き来することはありません(例外はある)。そのため同種であっても、遺伝的に河川ごとの独自の変異を生じている場合があり、人為的に混ぜてしまうことはその遺伝的な多様性(←生物多様性を構成する一要素)を低下させる恐れがあるからです。他にも細々した理由はありますが。
それから、「生物多様性を低下させることがなぜまずいのか」という話についてはここでは割愛しますが、ものすごく雑にまとめると「今は生物多様性を保っておいた方が、私たちヒトにとっての利益(お金、資源、災害抑止機能等)を最大化できそうだから」と言えるでしょう。

もちろん、専門家でもない私たちが、すでに移入してしまった種に対してできることなど大してありはしないでしょう。しかし、
「生き物を捕まえたり観察したり食べたり飼育したりして楽しむのは良いけれど、他の場所には持って行かない」
これを徹底するだけでも、生物多様性の保全には大きく貢献できるはず。観察会では、背景も含めてもう少し頑張って伝えたいところです。

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在来か否かに関わらず、魚類にも魅力的で素敵な種がたくさんいますよね。
私も幼少の頃からいろいろな魚を捕まえたり釣ったり食べたり飼育したりして生きて来たので、魚の魅力には未だにとりつかれている一人です。
観察会では飼育についての質問がよく出ますが、飼育する場合は最後まで飼育する、飼育水や容器内のあらゆるものの扱い(捨て方など)に気をつけるなど十分に調べて知って注意して、楽しいお魚ライフを送っていきたいですね。
コメント (2)
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