酒の三幸

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第26回三幸ワイン会のご報告パートⅠ☆

2015-01-04 15:34:10 | ワイン

 たいへんたいへんお待たせいたしました~

昨年最後のワイン会のご報告です。

今回は、25回突破記念とクリスマスを兼ねて、お勉強会の部を短めにして懇親会に重きを置いて開催いたしました

2014年12月17日(水)午後7時より 自宅キッチンにて 

タイトル:フランス三大銘醸地ワインを楽しもう!

  

フランス三大銘醸地とは、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ地方のこと。

それぞれの地方の白3アイテム、赤3アイテムをクイズ形式でブラインドテイスティングしながら、大まかな特徴を把握して頂きました。

まず白のから、

①柑橘系果実や青草の香、爽快な酸味が特徴のソーヴィニヨン・ブラン主体のボルドー白

②フランス南部らしい香、風味ともにボリューム感のある芳醇なローヌ白

③シャルドネの繊細な果実風味、ミネラル、上品な樽香の融合!ブルゴーニュ白

Q.①~③のワインが、下の写真、左よりA,B,Cのどれか?

3つの中で右の色合いが濃い目ですよね、香りに樽のスモーキーなニアンスも感じ取れ、皆さん③のワインはCというのは、すぐにお分かりになりました。アフターの酸の強さも冷涼地の造りを感じさせてくれました。

①、②はどちらもフレッシュな果実風味のため、皆さん迷われました。ヒントは、果実味のボリューム、口に入れてから飲み込みまでの感じ方が、①だとサッパリとしてキレが良い、②だとまろやかで余韻も長い。改めて探って頂き、①がA、②がBと答えが出ました。

 

使用ワインは

A.<ボルドー>レゼマン・ドゥ・モンペラ・ブラン 2011

B.<ローヌ>アラン・ジョーム・ブラン 2011

C.<ブルゴーニュ>ヴァンサン・ジラルダン・ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・サンヴァンサン 2010

 

次に赤ワイン、

④カベルネS,メルロー、カベルネFなど数品種のブレンドが主流のシックで奥行きのあるボルドー赤

⑤ピノ・ノワール単一品種で造られる華やかで優雅なブルゴーニュ赤

⑥グルナッシュ主体のジャミーで豊かな果実風味と様々なスパイスのニアンスが魅力の南部ローヌ赤

Q.④~⑤のワインが、下の写真左よりD,E,Fのどれか?

まず色合いがすべて違いますね、E,Fは熟成が進んでいそうな褐色を帯びているのに対し、Dは鮮やかな色調でまだ若い感じ、色も濃いので凝縮感もありそう。。。

ヴィンテージのヒントを出しました。ボルドー2009、ブルゴーニュ2001、ローヌ2008。

熟成の進んでいそうなE,Fで、どちらがブルゴーニュでどちらがローヌか?

色合いからも熟成が一番進んでいそうなのは、真ん中Eのグラス、これがブルゴーニュだろうと予測はつくのですが、

味わいでは、ブルゴーニュは白と同じように繊細さが、また熟成により複雑性が感じられます。これに対しローヌは豊かな果実味とスパイスのニアンス、熟成が進んでもエレガントさの中に秘めたる力強さを感じます。この点を注意して探って頂きました。

スパイスのニアンスはすぐにわかって頂けたようです。熟成による複雑なニアンスの中には、アニマル香も感じられ、こちらはブルゴーニュ赤の中でも特にジュヴレ・シャンベルタンに強く感じられます。

①がD,②がE、③がFが正解です。皆さん大半が把握されていました

使用ワインは

D.<ボルドー>ル・プティ・カイユ 2009(メドック地区2級・シャトー・デュクリュ・ボーカイユのサードワイン)

E.<ブルゴーニュ>ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス・ジュヴレ・シャンベルタン 2001

F.<ローヌ>クロ・デュ・モン・オリヴェ・シャトー・ヌフ・デュ・パプ・ル・プティ・モン 2008

さて、クイズを楽しんだあとは、デラックス懇親会です。この模様は次のブログにてご報告いたしますね~

 


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