酒の三幸

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第13回三幸ワイン会のご報告~高級ワインと盛りだくさんのお料理☆

2013-06-06 18:55:03 | ワイン

お待たせいたしましたー

第13回三幸ワイン会のご報告です

5/22(水) 当店2階自宅キッチンにて 午後7時より テーマは「高級ワインでいきなり懇親会」です

いつもの流れは、はじめにテーマに基づき説明→比較テイスティング→懇親会なのですが、今回はお勉強会の部分を省略して、出席者の皆さんからの差し入れとこちらで用意したお料理とでテーブルも賑わい、高級ワインをたっぷり堪能!たいへん楽しいひとときとなりました

まず、今回お出ししたワインの簡単な説明(飲む際に把握して頂きたいポイントなど)をさせて頂き、泡→白軽口→白重口→赤軽口→赤重口の順番に堪能して頂きました。

今回のワインリストです 

①<RMシャンパーニュ>ラミアブル・ブリュット・グランクリュ NV

②<南オーストラリア>ショウアンドスミス・ソーヴィニヨン・ブラン2011

③<ブルゴーニュ>ドメーヌ・サンジェルム・ムルソー・ル・メ・スール・シャトー2002

④<ブルゴーニュ>ルロワ・ブルゴーニュ・ルージュ2003

⑤<ボルドー>シャトー・マレスカス2003

⑥<カリフォルニア>ジラード・アーティストリー・ナパ・ヴァレー2008

 

まずはシャンパーニュで、かんぱーい

①シャンパーニュはピノ・ノワール60%、シャルドネ40%のブレンド。赤品種主体らしい赤みを帯びたゴールド色、果実味豊かでボリューム感のある味わいを楽しみました。

続いて、②、③の白ワインを・・・

左が②のソーヴィニヨンブラン、オーストラリアでも冷涼地で造られたものなので色も淡く、たいへん繊細で清涼感のある今の季節にピッタリな味わいです。右の③はブルゴーニュを代表する白ワインのひとつムルソー、豊かな果実味と樽由来の風味が調和したボディのしっかりした味わいが魅力です。②に比べ色づきも濃くまた2002年というオールドヴィンテージで貫禄のあるゴールド色ですね。やはり余韻も長く印象深い味わいでした。

ここで、白ワインに合うお料理のご紹介です

セロリとイカの燻製のイタリアンドレッシング和え、イカからのおだしも出てセロリとのハーモニーがなかなかの珍味です

ホタテ入りポテトサラダ、ポテトサラダに缶詰のほぐしたホタテと汁を少々入れて、ホタテ風味に!

マグロのすきみ、三つ葉、青紫蘇、アボカド、焼き海苔をわさびと出し醤油で和えたもの。これは我が家でも人気メニューのひとつです。ご飯と一緒でも、パンにトッピングしてもグーッ!

次に赤ワインのご紹介です。まずは同じ2003年のブルゴーニュVSボルドー

2003年はフランス猛暑の突出したグレイトヴィンテージ、どちらも凝縮感のある濃い色合いですね、熟成の進んだオレンジがかった色調にまだ至りませんが、どちらもタンニンがこなれてなめらかでスムーズな飲み口です。ルロワらしい果実味の豊かさがしっとりと落ち着いたブルゴーニュに対し、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフランの3品種がひとつにまとまり、熟成由来のなめし皮や枯れたニアンスも感じられ、エレガントさもアップしたボルドー、いずれも甲乙つけがたい魅力的な味わいでした。

白でも赤でもOK!お肉料理のご紹介です

ジャンボシューマイ、お肉がぎゅーぎゅー詰まった風味豊かなお味でしたよ~  左側はりんご樹チップの燻製チーズです。

 

 スモークチキン!淡白な鶏に味付けしたものを更にスモーク風味がアクセントになり、樽熟成した白、ムルソーにもマリアージュしちゃいまーす

 

 こちらは何回かご紹介したかと思いますが、母の自家製塩麹と味噌をミックスして、それに豚のロースを漬け込み2~3日したものをフライパンで焼いたものです。塩麹と味噌の発酵食品同士の相性もよく、独特な風味がまた珍味で皆さんに好評でした

 

これだけお肉が出てくると、パンもいいけど、ちょっとご飯も食べたくなりますよね、これまた参加者さんオリジナル一口おにぎりの登場で~す

これは、はじめての食感で、皆さんも感動の声を上げておりましたー

天かすに味付けしたものとご飯をミックスして、ぎゅっ、ぎゅっと握ったものだそうです。口の中でつぶれた天かすがご飯の合間合間に顔を出すと、実に楽しいサクサク感からしっとりモチモチ感に変化して、知らずに食べたら何だかわからない感じです。

それから、軽いワインや箸休めに最適ポップコーン、こちらは長蛇の列ができる人気店「HILL VALLEY」のチーズ味とキャラメル味、これまた参加者さんの差し入れですう

形状が丸く、サクサク感がたまりませーん

 

最後のワインは、ちょっと元気のよいカリフォルニア赤⑥

⑥はナパのカベルネ他5品種のブレンド、ボルドータイプワインです。ヴィンテージが2008年と、④、⑤に比べまだ若くピチピチとしたフレッシュ感のある元気な味わいでしたが、時間の経過とともに落ち着いてきました。様々な品種特性が生かされた奥行きのある豊かな風味が魅力です。

今回は熟成赤ワインを意識して赤いソースをイメージ、簡単にできるナポリタンスパゲッティにバジルをかけて頂きました

 

思いは一緒で、参加者さんがラタトゥイユを

写真中央下がラタトゥイユ、いろいろなお野菜の風味とトマトソースが調和して、特にブレンド赤ワインには、しっくりとマリアージュです

写真中央上は、問屋さんからサンプルで頂いたうるめいわしのオイルサーデンとレタス、トマトのマリネです。小鉢の中はイチゴと甘夏。

 

ワインがぜーんぶ空っぽになってしまったので、私が某インポーターさん主催のワイン試飲会で感動した白ワインを皆さんにおすすめいたしました

<ロワール>ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー<コント・ド・サン・ユベール>2005

生産者は、自然派のシャトー・デュ・コワン。一般にロワールのミュスカデはフランスで極辛口の白ワインと言われており、非常に繊細でスッキリとした飲み口のタイプが多いのですが、こちらはちょっと違います。平均樹齢100年の古木使用、シュール・リー製法に樽熟成、しかも2005年とういうグレイトヴィンテージ!複雑性、ふっくらとしたコク、豊かなミネラル感が融合した、実に味わい深いミュスカデです。日本酒に通じる風味もあり、鍋料理にも相性がよさそうです。

さーて、今回のワイン勢ぞろいでーす

しっかりと堪能させて頂きましたー

最後にほろ酔い気分で皆さんとチーズ

    美味しく楽しく至福のひとときをありがとうございました

 


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