先日、㈱稲葉さんの試飲会で、久々に私なりの解釈で「これぞボルドー!」と思える素直な果実感が魅力の味わいに出会えましたのご紹介したいと思います
<ボルドー>シャトー・タスタ・キュヴェ・イザベル 2009 750ml ¥1,480
2009年は皆さんもご存知のフランスのグレイトヴィンテージ!故に造り手の意気込みがうかがえる味わいワインが多々ございます。
でもややもすると造り手の力が入り過ぎてる感じを受けて自然さを欠き、飲み手まで疲れてしまうものもあります。
こちらのボルドーは、ほんとうにしっくりと体に馴染むのです。
皆さんもボルドーのイメージ、それぞれにお持ちでしょう。私は木とベリーの調和、オークを使用した場合にはそのスモーキーなトーンが入ります。そして全体の雰囲気はシック、奥ゆかしさ、エレガントさといったところでしょうか?
こちらのアイテム、ボルドー右岸のAOCフロンサック、メルロー主体の地域です。メルロー90%、カベルネフラン10%使用。発酵も熟成もコンクリートタンクで行っているのですが、香に木のニアンス、樽を使用していなくてもブドウも木なのですよね、当然木の要素はワインの味わいに反映されるわけです。そこにフレッシュベリーの香が奥ゆかしく顔を出す。味わいは中程度のコクとメルローらしいシルキーで柔らかいタンニンのエレガントな口当たりです。一般的と言ってしまえばそれまでですが、なんとも印象的なのは、ブドウ本来の力に任せた造りだからでしょうか・・・。
試飲しまくりでヘトヘトになりかけていた私にホッと息つかせてくれたワインです
リーズナブルな価格もうれしい!
よろしかったら、試してみてくださいませ~