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きまじめ議員活動記 NO,95-2016 議会運営委員会視察・横須賀市

2016年05月28日 | 活動報告

5月23日(月) 議会運営委員会の視察で神奈川県横須賀市を訪問致しました。

 説明を聞く私と中田議員

 ・本会議場を視察する委員会メンバー

 

 ★視察目的
    (1)一般質問について
    (2)議会のI T 化の取り組みについて

 (1)一般質問について

   ・本会議において議員の質問発言の方法おおむね3種類あります。
    ①一括      ・・・質問項目すべてを壇上で質問し、答弁を受ける
    ②一括一問一答・・・壇上で質問項目を質問し、再質問を質問席にて
                 一問一答で行い答弁を受ける
    ③一問一答   ・・・質問を一問づつ再質問も行う

   ● 三田市は、現在①もしくは②を選択制としています。

 ◆内容

   ◆横須賀市では、議会基本条例の「質疑の規定①」において、
    「議長から本会議又は委員長等に要請された市長その他は、
    議長又は委員長の許可を得て、質疑等の趣旨を確認する為の
    発言をすることができる。」
    と規定している、いわゆる「反問権」ではない。

   ◆同市も、①もしくは②を選択できる。
    「一問一答による質疑の規定②」
    ・議会運営委員会申し合わせ事項
     「一問一答方式で質疑(質問)を行う場合、1回目は登壇して一括質疑方式で行い、
     質疑(質問)終了後、一問一答席に移動する。2回目以降は、一問一答席において
     一問一答方式で行うものとする。
      この場合、質問者は市長等答弁内容を筆記するため補助者を自身の会派から
     1名置くことができる。その場合、補助者は、質問者が1回目の一括質疑(質問)を
     終え、一問一答席に向かうのに合わせて、一問一答席に移動する。

   ◆市長等は、自席にて答弁する。

 

  資料①  横須賀市の一問一答の発言場所(議場)と会議における発言の持ち時間

  

   ◆一問一答方式の目的と効果
    ①論点・争点が分かりやすくなり、議案等の審議を十分深めえることが可能になった。  
    ②一問一答方式の導入に合わせて、これまで再質問、再々質問は演壇でおこなっていたが、
      質問席を設け、市長・部長等と近くで対面することで迫力と緊張感を生む結果となった。
    ③質問の後、すぐに市長等の答弁があるため、傍聴者からも分かりやすいと好評。

   ◆一括方式と変わった点・課題
    ①一括質問のときよりも質問が細かくなることがあるため、部長等の答弁が増えた。
    ②即座に答えなければならないため、部長等の緊張感が今まで以上に増した。
    ③執行部からのメモが間に合わないことがある。
    ④会議時間が長くなった。

(2)議会のIT化の取り組みについて

  ◆議会IT化基本計画
   ・市民への情報発信の拡充
   ・議会内情報の集積及び活用
   ・議会内のペ-パーレス化の促進
   ・事務の合理化・効率化の推進

  ◆インターネット中継について
   ・本会議:平成15年9月から
    委員会:平成20年12月から
   ・平成27年8月からスマートフォン・タブレットにも対応

  ◆中継対象
   ・本会議・常任委員会及び特別委員会
   ・委員会におけるいわゆる休憩時間の中継は、映像は動画、音声は停止する

 資料②  委員会中継に要する経費及び議会映像検索システム画像

 

 

 

   ◆議会映像検索システムでは、議員ごと発言映像と議事録(文字)で検索ができる。
    

 

★視察所見

 ・一問一答方式については、三田市も行っているが補助者という物がない。
  質問によっては、補助者を必要とする場合も想定できるので検討してはと考える。
 ・事前通告に対する対応では、横須賀市の方法は、論議が分かれると考える。
 ・一人あたりの発言時間は、20分で答弁の時間は含まない。
  三田市は、現在答弁時間も含めて個人質問の場合40分である。
  横須賀方式も検討の余地があると考える。

 ・インターネット中継については、三田市も導入している、
 本会議での中継は同等であるが、委員会における中継には隔たりがある。
 三田市は、定点カメラ一台のみであり、音声も問題がある。
 費用対効果の問題だけではなく、市民への情報公開の観点からも
 検討余地があると考える。
・議会映像検索においては、議員ごと発言映像と議事録を閲覧できることは、
 検討すべきと考える。


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