部屋に帰ってきてから財布がないことに気づいた。店に忘れてきたかな?と平静を保とうとすればするほど落としたかも疑惑の波紋が布団の中で広がり続け寝れない。今から布団を出て店まで歩くのはかなりの精神力を要したが、自分は試されてるんだ!と外にでた。そうだ脂肪を燃やそう。自作の脂肪を燃やせラップを口ずさみながら全力の早歩きで店にたどり着いたらあった。財布が。とてつもない幸せ感に包まれながらの帰り道、2時間前通った時、ラーメンで寝てたおじさんは同じ姿勢で寝てて、店員さんも寝てた。でこぼこにつもった雪道は除雪車が通りすっかり綺麗になって、マンション前の雪かきおじさんの情熱はますます燃え上がり、居酒屋の提灯は消えてた。いい夜だなあーと
白い息を吐いたけど、はたして脂肪は燃えたのか!